73−T総合(タムラ先生)高熱、風邪・・いや違う?
73−T総合(タムラ先生)高熱、風邪・・いや違う?
73−高熱が続き風邪・・いや違う?
喫茶店で働く五十嵐薫、25歳独身。
最近彼にフラレ、傷心の薫。先程から立っているのが辛い、だるいのだ。
今朝起きてだるさもあり、熱っぽかった、食欲も無くふらふら。
風邪かなと思って、市販の風邪薬を飲んである程度落ち着いたので、
冷房の効いた電車に乗り仕事に出てきた。
だが薫・・・、それ程冷房の効きを感じなかった。
制服に着替え何とか仕事をしていた、だがまた熱が・・・体が熱い。
ああどうしよう・・・、今日の出勤は3人かぁ・・・早く帰らしてもらおう。
腰が重い・・まだ来るはず無い、違う・・・
「薫・・・どうした?」
山下亮介は、心配そうに五十嵐薫を、キッチンからちらちら覗き見していた。
「うん・・・!」
言いたいが、あいつに言っても駄目な気がするので、あいその無い返事を・・・
テーブルを拭きながら薫は生半可な返事・・・・
「顔が赤いぞ、それにさっきから、ため息ばかり!」
「うん・・・!!」
「今日、人・・少ないから・・・な!!」
「えっ・・! あいつ・・分ってる・・・でもな?」
「辛そうだね・・・、休憩室に体温計あるよ・・!」
「そう・・・うん!」
だったら、持って来てくれれば・・・、それとか・・私のおでこに手を・・
あいつ、そのへんがだめなんだよなぁ・・・・
「熱い、えっ40度・・・・?」
ところが今日のあいつおかしい・・
私のおでこに手を当てて・・・おい・・
気軽いつもりが・・・、私の本当の体温を感じて、あせっている様子だ。
「うん、どうしよう?」
「“うん! どうしよう”・・って薫本当に熱い!!」
「うん、それにだるいよー・・・」
もう・・、甘えてやれ・・・あいつ、どうしてくれるか?
「いつから・・・?」
「うん、昨日から・・風邪かなって!」
何時からでも良いから・・・早く何とかしてくれ!!
「それで・・・、薬とか・・・病院とか・・?」
「風邪薬、飲んだよ!」
おい、こいつ・・・こんなキャラ・・だっけ、以外と真面目!?
「そういう状況ではなさそうだ・・けど?」
「じゃ・・どうしよう・・!」
そこまで、解ってるなら早く何とかしてくれ!! 亮介!
「どうしようって? 薫、どうしたら・・いいか・・?」
やっぱ、ダメか・・・こいつ・・! それに、薫だって?
そのまま、椅子にへたり込み、少し意識が薄くなった薫。
その薫を抱きかかえながら、休憩室に運び横たえる山下亮介
そこへ、遅番の店長が入ってきた。
「おい・・・・、亮介、何してんだ・・・、そんな所で!!」
「いや、これは誤解です!」
「何処が誤解だ! 薫に何してんだ!!」
「だから、誤解です。 運んだんです!」
今にも殴りかかりそうな店長、フラレた、五十嵐薫を今日はなぐさめて、
何とか彼女と仲良く・・・、その糸口をつかもうと張りきって来たら、
何とその薫に、キスをしようとしていたように見えた店長は、
半端なく怒り心頭で、亮介の胸元をつかむ。
おい、早く何とかしないと、薫の・・・
その薫、意識が朦朧としている状態で・・・・、
私を奪い合うような事が・・・うれしい・・かも!?
熱のせいで、何だか変な気持ち・・・このまま私・・どうなる?
私って・・・これからどうなるのかしら・・・ 彼らたちの態度?
わたし、何だか覚えていそう・・・この状況!
オット、ニュース・・・!!
気になっていたK被告(産婦人科医師)の無罪判決が・・・・、
何とか面目が・・・・
色々と、考える事が・・・・
産婦人科医不足、救急医療で決断を迫られる医師、
少し救われるのか・・・
いやまだまだ多くの問題が・・・
M大臣が医師不足に医者を増やす事を決めた、
原因解消は、それだけではないぞ
ころころ変える、医療制度に、介護制度、保険制度
これでは、真面目な医師が本当にやる気をなくす!!
ごめんなさい、判決の内容が気になり
今回はこれまでです!
タムラ先生夜間外来(T−総合病院)−73
DrDr――――Fin――――DrDr
|