35−現役モデル悩み-1
305−1タムラ先生 夜間外来
35−1 胸が・・現役モデル(今井綾香)今夜も暴れる・・?
今夜もまた夜間外来受付で、ひと悶着。
例の現役モデルの綾香が大きな声でわめき散らしている。
受付でおどおどしている、新米の夜間専門の受付を兼ねた警備員と、かなりもめている。
始めは、綾香の美貌とスタイルにあっけにとられていた若手の警備員。
ところが話し出すと、酔いのせいか話の内容が理解できない。
黙って受付を素通りしようとするのだ。
「どちらに御用ですか、面会時間は終わってます!!」
「診察してもらうの・・・よ!」
「いつも見てくれるから・・・平気・・よ」
「ですから、・・・どなたに御用ですか?」
「だから、外科の・・・タ・・・ そう、いい男よ!!」
「どなたですか? その先生は?」
なかなか埒が明かない、いらいらする綾香。
隙を見て中に入ろうとする。
若い警備員も負けてない、必死で体を抑え行く手を阻む。
すると、綾香タイミング悪く転んでしまった。
何せ酔っているのと、ヒールが高い。
ミニスカートからすらりと伸びた脚が露に、そしてパンテーまでも丸見え。
あせったのは若い警備員、眼のやり場に困ってなすすべが無い。
「あんた、何するの、人を押し倒して・・・」
「それに、あなた・・・何処見てるの!??」
もう若い警備員、為す術がない完全にお手上げ状態。
そこへ、運良くなのか、運悪くだったのか、看護師の麗奈が通りかかった。
「あら、今井綾香さん・・・どうしたんですか?」
麗奈を見つけた綾香、一安心と言った感じで大きな声で叫んだ。
「丁度良かった。 ねぇ、タムラ先生呼んで!」
「どうしたのですか?」
「良いから、タムラ先生呼んでよ!!」
「だから、どうしたんですか、そんなに酔って?」
「痛いのよ、胸が!!」
近くでボーとしている若い警備員、目線は、綾香の美脚と、
その奥の下着に釘付けになったまま。
それを、麗奈が警備員に強い視線。そして、
「もう良いわよ。戻って!!」
「あっ、はいスイマセン!」
青年は全てを見透かされたように、あたふたして言葉がまともに喋れずに、
逃げるように戻って行った。
「もう、見られちゃったんだし良いわよ!」
「お兄さん、興奮した!」
「何言ってるんです!」
「あなた、意外と可愛いわね!」
真っ赤になった青年に追い討ちの言葉、完全に青年は鼻血ブーの寸前だろう。
そして下半身も大変な事に・・・・
「所で、今井さん今晩はどうしたんですか?」
「胸が、痛いのよ! おっぱいの所が!」
「胸ですか?」
「そうよ・・・・、胸は見て貰えないの?」
「タムラ先生に?」
「あのぉ・・どんな風に痛いのですか?」
「タムラ先生は、婦人科ではなぃ・・・」
「何言ってるの、タムラ先生は医者でしょ?」
「もちろん、で・・・、胸にしこり、とか?」
基本的に乳癌などの検診は経験豊富な外科医は良く行っている。
だから、タムラ先生が診察を行うのは別におかしくは無いのだが、
今夜の麗奈、少し変・・・何故か
少しイラつく麗奈、特に綾香が患者だと特に・・・
もうどうにでもなれと、当直室に電話を入れる。
「先生の、恋人が、夜間外来にお見えです!」
「何だ、僕の恋人とは・・・?」
「今井綾香さんが、胸が痛いと・・・!」
「また時間外か!」
「それに、酔って・・・」
「で、胸が痛い・・と!!」
「そうです、細かい事は言いません、先生に直接・・・話すと!」
「そうか・・・・」
受話器はあっさりと切られた。
この現状は診察すると言う事なのだ。
勝手知った、タムラ先生と麗奈のコンビが、わかるコミミュニケーションだ。
「では、いつもの診察室に行って下さい。」
「今井さん!」
「はーい!」と傍に落ちていたケリーバッグと、小さな旅行カバンを持って、
診察室に向かった。その後姿が本当に様になる。
どうして、こんな場所に来るのかしら?
外に診てくれる所は幾らでもある筈なのに・・・・
しかし、きちんと立った歩き姿は惚れ惚れする。
麗奈も経験があるからよく分かる。
やはり、私にも嫉妬という言葉が・・・・
診察室では、タムラ先生既に椅子に腰掛けて、
今井綾香が来るのを待ち受けていた。
「どうした、また酔っ払って・・・!」
「だって、・・・!」
「先生、わかります、モデル業界って、とても大変なの・・・」
「だからって、飲むのか?」
「先生には、わからないわ!」「女同士の、陰湿ないじめ・・・」
「わかった、わかった、何処が痛いのだ?」
「先生、ちっともわかってない・・・!」
「綾香の気持ち!!」
「それより、胸のどの変だ?」
どうも、話は聞いてくれそうも無い事がわかった綾香、
いきなり、勢い良くブラウスのボタンを外し始めた。
診察室の後ろで麗奈手伝う暇も無く、シルクのエメレルドグリーンのブラウスを、
脱ぎ捨てた。
そして、それよりも少し淡いグリーのブラジャーもあっという間に外した。
初めて目にする綾香のセミヌード、
タムラ先生目が・・・普段の患者さんと同じつもりのはずが、
そこは人間やはりどこか違う。
傍でその素敵な乳房に圧倒されてしまった、麗奈。
なんという均整の取れた乳房なのだろう、私はとても太刀打ちでいない。
今の感想は一瞬の出来事、二人の医療従事者は直ぐに平静に戻って、
普通に治療を始める。
「で、何処が痛いのですか?」
「この辺!」
と言って右の乳房が異常に大きくなって、腫れているのがはっきりとわかる。
タムラ先生躊躇なくその腫れた乳房に手を差し伸べて触診する。
明らかに、腫れて熱を持っている。
感触も硬い。少し押してみると、痛そうな顔をする。
わきの下からその辺のリンパ節に手を伸ばすと、
そこも明らかに熱を持ち赤く腫れている。
ついでに、別の方の乳房に触れてみる。
こちらは正常だ。脇の下のリンパ節に触れてみると、少し熱っぽい。
そして、乳房を良く観察してみると
何かに咬まれた後がうかがえる。
おそらく、彼にきつく咬まれたのだろう。
動物に咬まれた可能性もあるだろう。
そこは確実には、まだわからない。
綾香、麗奈
ソシテ、タムラ先生の診療が続いている。
今回はここまで
タムラ先生の夜間外来 N−35−1
DrDr――――Fin――――DrDr
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