18−ママさんバレー張り切り過ぎて アキレス.・・?
タムラ先生 夜間外来
18−ママさんバレー張り切り過ぎて アキレス・・?
「お母さん今日準決勝だね!」
「そうね、美樹!」
「頑張ってね! 真理奈ママ!」
「もちろんよ、美樹!」
「オーケイ 真理奈、優勝ね!」
「絶対よ!」
「ハーィ」「美樹、今日頑張ろうね!」
今日は、ママさんバレーの準決勝の日、美人ママさん真理奈張り切っている。
白石美樹、都心の**小学校5年生、何とこの小学校、ママさんバレーが強く、
いつもベスト4は当たり前、今回は優勝を狙ってかなり気合が入っている。
各チーム練習を終え、いざ試合開始。
試合も拮抗して終盤戦にさしかかって来た時、悲劇は起こった。
真理奈、懇親の力を振り絞りサーブ、残った右足の踵が伸びきった、
その瞬間だった・・・、
「ブスッ、バキン」太いゴムが、切れる音
「うっ、痛い、 痛―い」真理奈、崩れるように跪き、右足の踵を押さえる。
事の異常を察し、普段大学でバレーを教えているいけ面のコーチ、駆け寄る、
ほかの選手も一斉に歩み寄る。
「アキレス腱、切れたな!」冷静なコーチ、事の成り行きを正確に判断する。
真理奈の応急処置を行う、近くから副木になりそうなものを探してきて当てる、
そして氷を患部に当てる。
「マネージャー選手交代だ!」
この男かなり全てに関してほぼパーフェクトだ。
今は8時、夜間外来受け入れてくれそうな場所を考慮中
「誰か、外科外来受け入れしてくれる病院あるか?」
ざわめきが起こるが、暫らく沈黙が続く。
痺れを切らし、コーチ電話帳のリストの検索を始める。
携帯のリストに見慣れぬ名前が、“西川麗奈”確かあの時の看護師さん・・・
でも彼女の勤務先果たして、この辺の近くか? いろいろ疑問が残るが・・・
まあ、だめもとで電話するか!
「はい、西川の携帯です・・・」
「どちら様ですか?」
「はい、山本です!」
「あっ、あの先日少年に釣られてしまった 山本です!」
「あ、はい、あの時は申し訳ございませんでした。」
「で、ご用件は!」
「あの、ママさんバレーの試合中、アキレス腱を切ってしまったのです。」
「それで、患者さんは!」
「26歳、うん27歳かな?・・・」
「いま、その会場は何処ですか?」
「***駅の近くです。
「あの、私今日明けなんですが・・・」
「わかりましたこの間の御恩がありますから病院に戻ります」
「良いんですか? 休みなのに・・・」
「あの時のお礼も出来てないので、・・・」
「それで、働いている病院わかりますか?」
「そこから車で20分で来れるでしょう」
「そうですか、本当に助かります」
「病状は、私が病院に連絡しておきます、直ぐに向ってください。」
「わかりました、直ぐタクシーで行きます、では後ほど!」
「西川です、第二外来ナースに連絡してください」
「かしこまりました、少しお待ちください。」
「はい、第二外来ナースの吉田詩織です、お疲れ様です」
「今日、当直タムラ先生でしたよね?」
「はい、そうです。」
「これから、アキレス腱断裂の患者さんそちらに向っています。」
「私も、これから向います、タムラ先生に、伝えておいて下さい」
「ハーイ」
「何か気のない返事ね、大丈夫、大変重要な患者さんの紹介です、と伝えてください」
「おそらくタクシーで、あと15〜6分で到着します」
「準備お願いします」「葵さんいれば応援要請してください。」
およそ、17分後、タクシーで玄関にその患者一行がやって来た。
「先ほどの患者さん見えたようです。」
「わかりました、直ぐ行きます。」
第二外来で待っていたのは、葵と吉田香織 少し遅れてタムラ先生
看護師が、白石真理奈を、丸椅子に座らせる。
タムラ先生、屈みこみ真理奈の右足を診る、踵を持ち足指を上下に動かす
「うっ・・」苦痛に歪む真理奈
「アキレス腱断裂ですね!」「見事にばっさりと!」
「あーぁ」「試合に出れない!」「先生、何とかごまかして出れませんか?」
「あんた、何を行ってる・・・」呆れ顔のタムラ先生
「出来るもんなら、歩いてごらん!」
「何と、立ち上がり歩こうとする・・」白石真理奈すごい、根性・・・
「どうだ、出来るか?」うなだれる真理奈 回りからは変な空気・・・何と言って・・
「今から、緊急OPだ」
「えっ・・」驚くのはママさんと、コーチだけ
看護スタッフは特別何の反応も示さず準備にとりかかる
そこへ、西川麗奈看護衣に着替えて合流
「詩織さんオペ室確認、葵さん、患者さんのバイタル、既往歴、術前の準備ね」
「麗奈は オペ器材のチェック ギプスと、薬品手配 ・・・・」
白石真理奈、術前検査、バイタルチェック 前投薬を無事終え
今は手術台の上、麻酔は腰椎麻酔で行う。腰椎麻酔の場合は
下半身は麻痺するが上半身は至って、元気。だから、オペ器材の音や、
話し声が聞こえる、なんとなく変な気持ちになる。
「メス、クーパー、針、糸、消毒、など」あらゆる医学用語が空中を飛び交う。
基本的にアキレス腱断裂は早くオペした方が早く現状に復帰出来る。まして、今夜はスタッフがそろっており、患者の友人に弱みがある麗奈としては一刻も早く終わらせたいのだ。
「メス」「クーパー」「3-0糸」「センジン」
「おい、もっと、引っ張れ もっとだ」
切れたアキレス腱はちじんでいる、踵の方と 踝の方の腱を1つにまとめて
切れた腱を縫合する。 その後患部を消毒丹念に そこをギプスで巻く。
これでほぼ終了となる。
「終わりです、お疲れ様です」タムラ先生
「病室に運べ」はい、元気良く葵そのまま、病室に運んでいく
タムラ先生、バレー部のキャプテン 看護師の麗奈 相談室にそろって
タムラ先生「あのピアス取れてどうだ?」
「調子いいですよ、すごく」コーチ茶目っ気たっぷり答える。
「先日は大変ご迷惑をおかけしました」
「いいえ、いいえ、とんでも御座いません」
「本日は、本当に助かりました。」
「あの時、あなたの出会いに感謝感激です」
「何かあったら、また連絡してくださいね」
「そう、タムラ先生にご馳走してもらいましょうね!」
タムラ先生傍で聞いていてそうだな、食事でも3人でしよう。
先生、食事の約束どんどん増えますね
このバレーボールのコーチ実は以下に登場しています
3. 釣られた青年? 釣れた・・・男!?
―――タムラ先生の夜間外来 18――――
DrDr---- -Fin-------DrDr
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