第九話 皆で勉強会だ!!
セクハラ騒動 (セクハラかどうかはわからないが)がおわり、天海学園もあと少しで夏休みという頃、天海学園の生徒達は寝る間も惜しんであることをしていた。
それは、
「べ・ん・き・ょ・う・だ〜!!!!!」
・・・・・・はい、勉強です。どの学校でも同じかもしれないが天海学園では夏休み前に、今まで教えた勉強がどこまで身についているか調べる為のテストがある。もしも、このテストで赤点などを取ってしまったら、夏休みも補習ということになり貴重な一ヶ月間の休みがなくなってしまうのである。
そして、キラーチョークこと磯崎先生が仕切る一年教室でもテストについての説明が行われていた。
「ってことで、赤点は50点までだ。それを超えると、補習+俺の新しいチョーク奥義の餌食になるのでお前ら頑張ってやるように。何か質問はあるか?」
・・・・・・・。何も反応がない。というより、聞いてない。こいつらマジでやっちまおうかな〜と思った磯崎先生であった。
「え〜、こほん。そうそう、いい忘れてたことがある。もしも、今回のテストで最高得点を取ったものにはリゾートホテル、ウィルセレの旅行券をやるからな。」
ピク! その瞬間、クラスの全員が静かになった。それはそうだろう。ウィルセレといえば、楓条院グループが取り仕切っているホテルで、とっても豪華な所なのである。
「せ、先生!なんで、そんな豪華なもんがあるんですか?」
「・・・・・・あ〜、そりゃ〜・・・・・あれだ」
磯崎先生の指差す方向、それを見た瞬間にクラス中の誰もが理解した。
『こいつか・・・・・』
「zzzzzzzzzzzzzzzzzz」
光起、爆睡中。クラス中の視線が集まっているというのに起きない。(授業中に寝るのはいけないことです。)
「え、え〜・・・・それじゃ、テストに出る範囲を『zzzzzzzz』・・・・範『zzzzzzzzzzzz』 ブチ! いっぺんしんどけえええええ!!!!!奥義!一閃、連牙!!」
ついに磯崎先生がブチ切れ、新奥義が炸裂した。
ちなみに、一閃連牙は、何本ものチョークが同じところだけに当たる奥義で、五月雨は広範囲にチョークを投げる奥義である。
「ふごっ!」
そして、見事炸裂。
「・・・・・・よし、それじゃ今回のテストの範囲を配るぞ。皆、頑張るように」
そういい残して、磯崎先生は去っていった。
「鬼だ・・・・・・」
クラス中の誰もがそう思った。実際、光起の額から血が出てる。
「お〜い、大丈夫か?」
・・・反応なし。
「ま、いっか『じゃねえよ』お、立ち上がった」
ぼたぼた・・・ 血が凄い勢いで出ている。予想以上だ・・・・あの新奥義。威力を一点に集中することで殺傷力を上げるとは・・・・磯崎、恐るべし。
「あ、あの、大丈夫?光起くん。保健室に行ったほうが・・・・」
「ん?ああ、大丈夫だよこんくらい。毎度の事だし。それより、テストか〜。勉強しないとやべえな。・・・・・よし!禎貴と蛍!今日から、俺の家で勉強会やらねえか?」
「へ?な、なに?勉強会?こ、光起くんの家で!?」
「お〜、いつもの勉強会か?ま、ひまだしいいか」
よし。誰も反対はいないな。
1人賛成か反対かわからない人がいるが、光起はそれを無視した。
ちなみに、テストの時は必ず光起の家で勉強会を開いている。主に舞・禎貴・雄大で行っていた。
そのため、蛍は初めて光起の家にいく事になる。
だが、そんなことはお構いなしに光起は話を進めていった。
「んじゃ、今日の夕方五時に俺んち集合な。夕飯は俺が作るから何も持ってこなくていいぞ。あ、そういや蛍は俺の家しらないっけ。じゃ、蛍は駅まで来い。俺が迎えに行くから」
とんとん拍子に話が進んでいく。いっておくが蛍は頭がいい。クラスでも一・二位を争う人物である。しかし、そんなことはお構いなしの光起である。
ちなみに、一番重要な全員の平均点数を調べてみると
光起 65点
舞 40点
禎貴 ★論外★
雄大 ☆パーフェクト☆
蛍 95点
と、雄大と光起、蛍はほぼ問題ないのだが、あとの二人が大問題なのである。特に禎貴は、あまりの馬鹿さに点数のつけようがないほどである。(ちなみに、舞の学校でも赤点は50点である)
「ちょっとまったあああああ!!!!!」
キイィィィィィィィン! 突然、禎貴が大声で叫び始めた。
「論外ってどうゆうことじゃボケ〜!!俺はそんなに馬鹿じゃね〜!!」
あまりの突然さに、声も出ない。
「よ、禎貴。どうした?いきなり大声を上げて」
「あ、ああ、ごめん。なんか誰かに論外とか馬鹿とか言われたような気がしてさ」
(・・・・・・・あいつだな。)
その正体は光起だけがしっている。
とま、それはさておき、勉強会を行うことにした光起達。だが、この勉強会が大惨事になることをまだ知る由もなかった。
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