第五話スーパーで大暴れ
耳もとで目覚ましが鳴り響く。
「う・・・う〜ん。」
布団をかぶったままアラームを止める。眠い・・・・・もう少し寝てようかな。
そう思いながらも、のそのそと着替えをすませ洗面台に行き顔を洗う。
「・・ぷはぁ〜。つめてえ〜。」
顔を拭いていると壁に掛けてあった時計が目に入った。
「8時半か。もうちょい寝てても良かったかな。」
本来ならば学校に行かないといけない時間だが、今日は日曜日。いくらでも寝てていいのだ。
「さ〜て、今日は何しようかな〜。」
朝食を食いながら、今日何をするか考える。
「買い物は昨日したしな。映画でも見に行くか・・いや、めんどくせえな。・・・・・よし!寝よう。」
「ちょおっと待ったああ!!」
「うお!・・・・・って、なんだ舞か。どこから入ってきたんだよ。」
「もちろん窓からきたに決まってるじゃない。」
窓って・・。確か昨日、鍵を閉めて寝たはずなんだけどな。
「それはね、窓壊して入ってきたのよ。」
窓壊すって・・・。人んちの家なんだと思ってやがんだよ。それにまたおれの心読んで・・・・もういいや。つっこんだら疲れるし。
「んで、何の用だよ。」
「これみて!」
「ん〜、なになに・・・。隣町のスーパーで大安売り開催?なんだこりゃ。」
大安売りという文字を聞いたとたん、いやな予感がした。なぜかは分からない。これがいわゆる第六感というやつだろうか。
「なにごちゃごちゃ言ってんのよ。ほら、早く行くわよ。」
へ?・・・今なんか言いませんでした?
「だから、このスーパーまで行くのよ。とっとと準備してよ。時間ないんだから。」
おいおい・・悪い予感的中かよ。それに隣町のスーパーて行ったら、片道8キロぐらいあるんだけど。ついでに言うとほとんど登り道なんだよね。
「もちろんバスで行くよな?」
おれは一番疑問に思ってることを口にした。もし自転車ならおれがこぐことになるかもしれないからだ。
「うんにゃ。自転車で行くのよ。バスなんかでいったらお金かかるじゃない。」
「まじっすか。」
「まじっす!」
だめだこりゃ。ま、ある程度は予想ついてたけどな。・・・・しっかし、めんどくせえな。8キロを自転車で行くのかよ。・・・ま、いっちょやったるか。
「ほら、早く行くわよ。こいだこいだ!」
おれは文句を言いながらも自転車にまたがり、隣町までフルスピードでこいでいった。
そして5分後、世界新記録を出したんじゃないかというぐらいのタイムで隣町のスーパー「安一」についた。
「はあっ・・はあっ・・はあっ。・・も、もうダメ…。」
「だらしないぞ光起!ここが戦場ならお前はもう死んでいるぞ!」
戦場てなんだよ・・。それにその口調やめろよな。
「く・・。予想以上に多いわね。こうなったら・・・、強行突破!いくわよ、光起。」
そういって、舞は人込み溢れる戦場へと走って行った。・・・・って、おれも行くのかよ。めんどくせえな。」
そう言いながらも、おれはスーパーという名の戦場に向かって走って行った。
一方、スーパーの中では舞が大奮闘を繰り広げていた。
「おらあ〜!!どけどけ〜!!」
女の子とは思えぬ声を上げながら・・。
「タマゴゲット〜!え〜と次は・・。豆腐ね。だけどこっからじゃ少し遠いわね。・・・・そうだ!」
すると舞はケータイを取り出してある男にかけた。
「光起。あんた今どこにいんの?「え〜と、今は野菜コーナーだな。なんかほしいもんあんのか?」ふふふ、なかなか勘が鋭いわね。一回から言わないからよ〜く聞いてよ。そこから右に5メートル、そしてまっすぐ行くと飲みものコーナーがあるからそこを左に曲がって2個目の通路を通ってそこから10メートル行ったところに豆腐があるから。そんじゃ、よろしくね〜。」そう言って一方的に切り終わると次なる獲物を求めそこから立ち去った。
「プー、プー、プー、・・・・・勝手に切りやがった。・・・ま、いいか。たぶん覚えたし。確かここから右に5メートル行って、まっすぐ行くと飲みものコーナーがあるから・・お、あったあった。んで、ここを左に曲がって2個目の通路通って・・・ここか。で、ここから10メートル行ったところにあるんだったよな。・・・あったよ。あいつ、なんで知ってんだ?まさかすべての道を知ってるとか・・・・・やめよう。考えんの。それより豆腐だな。え〜と2個ぐらいでいいか。」
そう言って10円で売ってあった絹豆腐(めっちゃ安!)を2個とった。
「絹豆腐、GETだぜ!」
・・・ちょっと、古かったかな。まあいい。目的のものはゲットしたんだ。早くこんな場所からおさらばしよう。
しかし、おれの願いはかなわなかった。なぜかって?そりゃ、通路にいる人たちをふっ飛ばしながら来る舞を見たらだれでもそう思うよ。
そうこう言ってるうちに舞はおれの目の前まで来ていた。
「光起!目的のぶつはゲットした?」
「ああ、手に入れたけど・・お前、人をふっ飛ばしてくんなよ。それに何だよそのバックに入っている量は。」
よく見ると、舞の背中のバックに絶対に無理だろうというぐらいの野菜やらなんやらがつめこまれていた。
「舞・・それ、どうやって入れたんだ?」
「気にしない気にしない。」
いや、気にするって。普通は。
「それじゃ帰るわよ。」
「目的の品は全部手に入れたのか?」
「まあね。」
「それじゃ帰るか・・・・って、まさかまた俺が自転車をこがなきゃいかんのか?」
いや、それはないだろう。たとえ舞でも人のことを考えてくれているはずだ。
「んな訳ないでしょ。ほら早く行くわよ。」
・・・ぐすん。わかってましたよ。こうなるって事は。だけど少しぐらい夢を見ていいじゃないですか。少しぐらいは。
「な〜にブツブツ言ってんのよ。ほら、早くこいだこいだ!」
「もお、勝手にしてくれ。」
そう言って、おれはまた自転車をこいで行った。
そして帰宅後、また舞がおれのために料理を作ってくれました。うれしいんだが・・・・ほら、味がね。ちょっとヤバいんだよね。まるでわざとやってるようにしか見えないぐらい下手だからね。だけど、食いました。勇気を振り絞って食いました。ま、すぐにぶっ倒れたけどね。・・・は〜あ、今日も厄日だったなあ。
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作者「はい!第五話更新しました〜☆」
光起「なんかやけにテンション高いな。どうしたんだ?」
作者「いや。なんとなくノリでやってみただけ。」
舞「ノリでやってみただけって・・あんたばかじゃないの?」
作者「ああ、そうさ。おれは馬鹿だよ。馬鹿の何が悪い。馬鹿バンザイ〜!!」
光起「・・・・さてと、読者の皆様。いつも読んでいただきありがとうございます。これから もどんどん書いていくつもりなので応援よろしくお願いします。それじゃあ」
舞「さようなら〜〜。」
作者「・・・無視すんなよ〜!!」
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