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always
作:イソ



第三話転校生来たる


チュンチュンチュン、鳥の鳴き声が聞こえる。

「いや〜、いい天気だなあ〜。」

皆さんおはようございます。俺、山崎光起は現在、学校にいます。

「しっかし・・・・・。」

光起はクラス全体を見渡した。

「うおおおおおおおおおおおおお。」

「転校生じゃ!転校生じゃ〜!」

「それも女だー!!」

皆さん転校生が来るってことで浮かれてます。どっから情報を得てたかしらんが(まあ、情報屋からだろうけど)はしゃぎすぎじゃねえか?

「何を言う、光起!このクラスに女の子が来るんだぞ!それもとびっきりかわいい子が!」

「禎貴・・・・お前もか。ってか、何でおれの考えたことがわかったんだよ。」

「勘だ!」

勘かよ!どんだけすごいんだお前。・・・しっかし、誰なんだろう。転校生って。

「お、おはよう。こ、光起くん。」

「ああ、おはよう。蛍。」

そうだ。蛍に聞いてみよう。なんか知ってるかもしれんしな。

「蛍。今日転校生が来るらしいんだが何か知らないか。その転校生のこと。」

「転校生?・・・え、えっと、たしかね。私と同じ十五歳でとってもお金持ちの娘さんらしいけど。・・・・これぐらいかな、知ってること。」

ふ〜ん。金持ちの娘さんか・・。たいがい金持ちの娘ってのはわがままで融通が利かないってのが普通だけどな。うちの転校生はどうなんだろう。

「・・・気になるの?」

「・・まあな。仲良くできるかどうか不安だし。」

「そ、そうなんだ・・・。」

どうしたんだ?蛍のやつ、いきなり暗くなっちまって。

「な〜な〜、いつからお前たちは名前で呼び合うようになったんだ?」

「うお!・・なんだ禎貴か。特に深いは理由ねえよ。ただ、名前で呼び合ったほうが気が楽だからさ。」

なんだいきなり。名前で呼んでなんか悪いことがあるのか?

「ふ〜ん、んじゃ川井さんはどうなんだい?」

「へ、わ、私?」

何で蛍に問う必要があるんだ?

「わ、私は・・・ただ光起くんと仲良くなれればと思ってだけで・・。」

「ふ〜ん、仲良くね〜。なるほどなるほど。」

「んなこたどうでもいいから、さっさと席に着けよ。もうすぐキラーチョークが来るぜ。」

ガララララ。

俺が言った瞬間、タイミング良くキラーチョークこと磯崎先生が入ってきた。

「こらあ!野郎ども。席に着け。」

そう言いながら磯崎先生は、野郎ども(男子)に向かってチョークを投げつけた。

「喰らえ、チョーク投げ奥義、五月雨さみだれ!!」

ズガガガ! キラーチョークの奥義(そんなもんあるのか!?)がさく裂し、野郎どもの脳天に一つ残らず直撃した。・・・・禎貴だけ普通の人より多かったが。

「ほら、野郎ども!早く席に着かんか。もう転校生が扉の前で待ってるんだからな。」

へ?ってか、転校生て俺らのクラスにくんの?・・・確かこの学校って一年だけでも十クラスはあるはずなんだけどな。

「そんじゃいいか?これより転校生を紹介する。それでは・・・入って来い!」

ガラララ。

一瞬の静寂・・・・そして、

「うおおおおおおおおおお!!!」

野郎どもたちがいっせいに歓声を上げた。それは当然であろう。ドアから出てきた女性は俺でも見とれるほどきれいだった。長くさらさらした茶色の髪を赤色のリボンで結んでいて、大人びた凛々しさが漂う整った顔立ちに吸い込まれそうな、大きくて黒い瞳。

「はじめまして。春蘭高校から転校してきた楓条院桜花ふうじょういんおうかと言います。一日でも早く皆さんとなじめるよう努力いたしますのでこれからどうぞよろしくお願いいたします。」

楓条院桜花・・・・楓条院・・・・桜花・・・楓条院・・ん?どこっかで聞いたことあるような名前なんだけど・・・どこで聞いたんだっけ?

「ふ・・楓条院!?」
楓条院という名字を聞いたとたん、一斉にクラス全体が騒ぎ出した。

「ふ、楓条院ってあの・・?」

「ああ。間違いない。」

「うそ、あの人が?」

いろいろな言葉が飛び交う中、俺は禎貴に楓条院とは何なのか聞きだした。

「なあ、禎貴。みんな楓条院て名前で驚いてるが、一体楓条院て何なんだ?」

そういったとたん、禎貴は信じられないような眼で俺を見た。

「こ、光起。お前、楓条院を知らないのか!?「知らん!」・・・・よ〜〜く聞けよ。楓条院ていうのはな、今この世界で五指にも入るといわれているほど力のある会社の名前なんだ。石油や宝石、株に貿易など数えきれないほどいろいろな仕事をしているところなんだぞ。つまり、どういうことかわかるか?」

う〜ん・・・??????

「ああ、もう!つまりだ。あの転校生は楓条院の一人娘さんなんだよ!」

楓条院てそんなにすごいところなのか・・。だからみんなが驚いてるのか。・・・しっかし、

「なんでこんなところに来たんだ?そんなにすごいんなら、もっといいところにも行けるはずだろ。」

「それは、私が説明します。」

声のする方を振り返ってみると、いつの間にか楓条院がおれの後ろにいた。

「・・・あんたが楓条院の娘さんか。・・確か桜花って名前だっけ。」

おれが桜花といった瞬間、クラス中がしん・・となった。

「はい。私の名前は桜花です。・・・あなたのお名前は?」

「おれの名前?・・・おれは山崎光起。ところでいいか?なんでこの高校に入ることにしたんだ?」

おれは不思議だった。この高校もすごいことに変わりはないが、世界にはもっとすごい高校がある。なのに、何故この高校に決めたのかが不思議だった。

「それは・・・・・・。」

「それは?」

クラス中が静まり返っている中、(どさくさに他のクラスも来ていたが)楓条院は、俺の運命を大きく変える言葉を言った。

「あなたのために会いに来たんです。光起。許婚として。」

・・・・・

・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

「えええええええええええええええええええええええ!!!!????」

許婚という言葉を聞いたとたん、クラス中が大騒ぎになった。それはそうだろう。俺も信じられなかった。自分が楓条院というとこの娘といいなずけだったなんて。しかし、後に俺はその言葉を受け止めなければならなくなった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
作者「・・はい。今回は転校生、楓条院桜花が登場しました。」

禎貴「・・・・ちょっといいか?後ろを見てみろ。」

作者「へ?後ろって・・・・!!」

蛍「なぜ、許婚なんですか?」

舞「そうよ。いきなり許婚ですって?それに、私がまた出てないわよ。」

光起「・・・・急な展開にしやがって。おれのきもちはどうすんだあ〜!」

作者「ちょ、ちょっとまて。話し合えばわか「「「問答無用!!」」」ちょ、・・ぎゃああああああああああ!!!」

(作者また死亡)

禎貴「・・・ホント今回は急すぎたな。・・・・・まあ、とりあえず。次の話もぜひ見てください。それではさようなら。」












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