第二話キラーチョークティーチャー
説教が終わった後、俺は禎貴と一緒に教室まで戻っていた。
「そういえば、次の授業なんだっけ?」
「え〜と確か・・・・・数学だったかな。」
「数学!?」
「ああ、それがどうした?」
「い、いや、なんでもない。」
数学か・・・・。てことは、あの先生だよな。こりゃあ気を引き締めていかないとな。
そしてあっという間に教室についた。
「ちょいまて。省略しすぎじゃねえか?」
いいんだよ。早く進めたいんだから。(by作者)
「ま、いっか。」
「おい、どうしたんだよ。誰もいない方向に話しかけて。」
「なんでもねえよ。それよか早く入るぞ。」
ガラララ。
「すんません遅れまし「ヒュン」・・・うお!」
教室に入った瞬間チョークが俺のところに飛んできた。
「くそ、はずしたか。」
「外したじゃねえよ。磯崎先生。」
先生が投げたチョーク、壁に突き刺さってるんだぞ。それを外したかですますなよ。
「ふん、遅刻するほうが悪い。」
今、チョークを投げてきたのは磯崎晃成先生。数学と体育を担当している先生だ。別名キラーチョーカー。なぜかというと昔野球をやっていたらしくその鍛えた剛腕でチョークがあんな風に壁につきささるそうだ。(人間じゃねえ。)
おれは毎日あのチョークと闘っていたので平気だが、もしあれをほかの人がくらったら・・・・・死ぬかも。
ん?そういえばなんか忘れてるような・・・・・・・あ。
「すんません、遅れましたー。」
キラン!一瞬磯崎先生の目が光った。(マジで光ったぞ。)
「に、逃げろ禎貴!」
あれを食らったら禎貴といえどただじゃ済まないぞ…・。
「へ?なに・・「死にさらせ!」ゴピャ!!」
あ〜あ、遅かった・・・。磯崎先生の投げたチョークは見事、禎貴の脳天に直撃していた。
「な・・んで・・・俺・・が、こん・・・な・・めに。げふっ!!」
その後、禎貴の行方を知る者は誰もいなかった。
「さ〜あ、ストレス解消も終わったことだし授業の続きをやるぞ。」
ストレス解消だったのかよ!ってか禎貴、放置されたまんまだし。
「鬼だな・・「なんかいったか?」・・いえ。」
禎貴、すまん。お前の亡骸は俺が大切に火葬してあげるからな。
「火葬すんなよ!それに死んでいないぞ!」
「あ、生き返った。」
すげえな禎貴。俺初めて食らった時は一時間くらい気絶してたぞ。(それでもすごいんだけどな。)
「いやーやばかったぜ。光起の突っ込みがなかったら今頃三途の川を渡ってたぜ。」
突っ込みで生き返るって・・・・。禎貴、お前も人間じゃねえな。
「なんか失礼なこと言われた気がするぞ。」
「気にすんな…。」
「あ、あの・・・。」
さっきの言葉は俺の胸の中にしまっとけばいい。
「あ、あの・・・・・。」
しっかし、威力上がってねえか?あのチョーク投げ。前まで壁に突き刺さるだけだったのに(それでもすごいが)今日のは周りにひびが入ってたぞ。どうなったらあんな風になるんだ?
「あ、あの!!」
「うお!な、なに?」
「あの、や、山崎くん。これ・・・。」
渡されたものを見ると、それは数学のノートだった。
「おお、サンキューな。川井、いっつも迷惑かけてすまねえな。」
「そ、そんなことないよ。好きでやってるんだし。・・それに山崎君としゃべれて私、うれしいよ・・。」
「ん?なんか言ったか?」
「い、いや!なんでもないよ。」
「??そうかそれならいいんだが・・。」
最後なんて言ったんだろう・・。謎だ・・。
そういえば、川井さんの自己紹介がまだだったな。本名は、川井蛍といっておれの席の右隣の人だ。いっつも遅刻した時に、ノートや教科書を見せてくれるとってもいい人なんだ。そして、唯一まともな人間だ。
「おい、そこのお二人さん。」
「ん、なんだ?禎貴。」
「わ、わたし!?」
「そ。そこのお二人さん。おあついところ邪魔しちゃうんだがもう授業終わっちゃったぞ。」
「へ?」
よく見ると授業が終わってしまっていた。(いつの間に終わったんだ?)
「お、おあついところ・・お二人さん・・か、彼氏!?」
ボン!
「ど、どうしたんだ!?川井。」
川井は顔を真っ赤にして、倒れていた。
「いや〜、お前もすみにおけないねえ。光起。川井さんを落とすとは。」
「落とすって何をだ?」
「・・・・・言った俺がバカだった。それより早く川井さんを保健室に運べよ。ここで寝かせるわけにはいかないぞ。」
「ああ、そうだな。じゃ、おれが運んで行くよ。」
ヒョイ。 おれは川井さんを抱き上げて保険室まで連れて行った。
「・・・・お姫様だっこで連れて行くとは。あいつ、恥ずかしくねえのかな?」(by禎貴)
それから・・・・・何時間たったかな。川井が気がついたのはもう日が暮れるころだった。
「・・ごめんね。こんな時間まで付き合わせちゃって。」
「気にすんな。まだ電車までは時間があるからよ。」
「・・・・うん。」
川井は気がついたあと、おれにずっと謝っていた。川井が悪いわけじゃないんだけどな。
「・・・ね、ねえ。山崎君。」
「ん、なんだ?」
「・・・・や、山崎君はす、す、好きな人っているのかな?」
好きな人?・・・・・う〜ん。
「・・・いや。いねえな。」
「そ、そうなんだ。」
・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・
「・・なあ、川井。」
「な、なに?」
「今度からさ。名字じゃなくて名前で呼び合わないか。」
「・・・・・・・へ!?えええええええ!!?」
「な、なんだよ。そんなに驚くことないだろ。」
「ご、ごめん。」
・・・・・・・
「・・・あ、あのなんで?」
「なんでかって?・・・なんかさ、名字だとなんか気まずいんだよな。それに、俺、おまえのなまえきらいじゃないぞ。蛍。」
「!?!?あ、あああ、あの、わ、私も嫌いじゃないよ。こ、ここ、光・・起くん。(かああああ)」
「そうか?それなら今度からは名前で呼べよ。そんじゃ、じゃあな蛍。」
「う、うん!じゃ、じゃあね。光起くん!」
そう言って、おれは蛍と別れた。(そういえば何で赤くなってんだろ、顔。そう言う体質なのかな。)
追伸―帰る時にまんじゅうを買って細工をして舞にあげました。いや〜、あの時の悲鳴はすごかったな。俺、ずっと爆笑してたぜ。
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作者「はい。今回は半分コメディーで半分恋愛系にしてみました。」
舞「・・・・・ねえ。」
作者「いや〜。結構大変でした。前よりはうまく出来てると思うんだけど。」
舞「ブチ!」
作者「へ、ブチ?・・・ちょ、ま、舞さん。なんでそんなに指をパキパキ鳴らしていらっしゃるんですか?」
舞「・・・自分の胸に聞けー!!」
作者「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
(作者死亡)
光起「あ〜あ、やっちまった。舞のやつ、出番が少なくて怒ってやがる。」
禎貴「でも今回はまあまあ良かったんじゃないか?」
光起「まあな。蛍もうまく出せてたし。な、蛍。」
蛍「う、うん。そうだねこ、光起くん。」
禎貴「あ〜あ、やっとけやっとけ。とりあえずこいつらはほっといてと。読者の皆さんまだまだ続きますので是非見てくださいね。次は転校生が来ますよ。」
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