パステルカラー
1、空
私は笹川 歩中学2年生。
私は美術が得意。
部活も美術部小さい頃によくおばあちゃんにほめられたの「歩は絵がうまいねー。おじいちゃんの血があるのもしれないねー。」こういうふうに。
おばあちゃんが言うにはおじいちゃんは相当絵がうまかったらしい。
私はおじいちゃんの絵を何枚も持ってる。
おじいちゃんは風景画をいつも美しく描いてくれた。
私はその風景画を楽しそうに描いているおじいちゃんがすきだった。
だから、私もいつかおじいちゃんみたいな絵がかけるようになりたくて美術を学ぶと決めた。
どうしておばあちゃんとおじいちゃんがでてくるのって?そんなの決まってるじゃん。
私がおばあちゃんとおじいちゃんが大好きだったからだよ。
お母さんもお父さんも好きだよ。
でも、おばあちゃんとおじいちゃんはいつも私の見方でいてくれたから。
最後まで優しくしてくれたんだ。
だから大好きなの。
私はそのおじいちゃんの風景画で一番好きな風景は空の絵。
おじいちゃんはその絵を私にくれた。
その空の絵だけは私の部屋にかぜってある。
そして、話が変わるのですが、私には、彼氏と呼べる男の子がいない。
どうしてかって?そんなのこっちが聞きたいわ!!まあ、美術なんてモテないものだもの。
私はそう思う。
一応これでも運動はできるほうなのよ?
でも、やっぱり私にはおじいちゃんの血をうけついでるから美術で自分の能力をためしてみたいの。
2、新しい部員
そして、今日は今から美術室に行くところ今日は油絵で学校の木や自然をスケッチする。
私はまだ、ちょっとだけ桜が咲いている桜の木を描こうと思っている。
私は油絵の用具を持ち、美術室につく。
ガラッ…。
「あ、きたきた。歩。」
私は親友の北沢 委緒に腕をつかまれ、しらない男の子の前に連れてかれた。
「この子はね波坂 風気。新しくこの部活に入ってきた子。あなたが部活のことを教えてあげて。」
委緒は何か知らないけど楽しそうに私に言ってきた。
そして、私の前に立ってるのは、ちょっと肌が茶色っぽくて、私とちょっと目が並ぶくらいの子。
見た目は小学生みたいでびっくりした。
「風気君、よろしくね?」
私は風気君に微笑みながら言った。
「はい、よろしくお願いします。」
風気君は私に元気よく言った。
「可愛いでしょ。一年生だよ。私達より年一つ下。」
委緒は私にニコッとして言った。
「何かうれしそうだね委緒。」
私は委緒をちょっと睨みながら言った。
「いや、全然。」
委緒はニヤニヤしながら私に首をふった。
「何をたくらんでるのか知らないけど。変なふうに何かたくらんでるなら私はあんたをしめるからね。」
私は委緒に怖い顔をして言った。
「何もたくらんでないから。」
委緒は私の目をちょっとそらしながら私に言い訳してきた。
「とにかく風気君に油絵の描き方とか教えてあげてくれない?」
委緒が私の目の前で手をあわせながら頼んできた。
「わかった。じゃあ、風気君私の油絵の用具を一緒に使う?描くものがかぎられちゃうけど、いい?」
私は風貴君に向かって聞いた。
「はい!!全然気になりませんから。」
風気君は元気よく笑顔で言った。
「うん。じゃあ、いこっか。」
私は風気君に笑顔で言った。
「はい。」
風気君は笑顔で私に言った。
「あれで恋がめばえるといいんだけど。」
委緒はさりげなく小声でささやいた。
そんなのは知らずに私と風気君は外に出るのだった。
外……。
「私は桜の木をスケッチするんだ。風気君は何がスケッチしたい?」
私は風気君に優しく言った。
「俺も桜の木でいいです。先輩と近いほうが説明がよく聞こえるから一緒のでいいです。」
風気君はちょっとだけ照れながら私の隣に座った。
「じゃあ、描き方を教えるね。油絵は基本的に絵の具と絵の具はまざらないからね。だか
ら………で、こうなるの。わかった?」
私は私が知っていること全部を風気君に教えた。
「すっごいですね先輩。超感激です。」
風気君は目を輝かせながら私に言ってきた。
「そんなことないよ。褒めすぎ。」
私は苦笑いしながら言った。
「尊敬しちゃいます。」
風気君は天使のような笑顔で私をほめてきた。
「や、やめてくれない?私はあんまり変なふうにほめられること好きじゃないんだ。」
私は正直に風気君に言った。
「そうなんですか?すみません。ちょっとやりすぎてしまいまして。」
風気君はしゅん…。っとあやまった。
「プッ、風気君て犬みたいね。可愛い。」
私は風気君を笑った。
「よく言われるんですよね。先輩にときどき合コンとかいうものに誘われるんです。でも、何かそういうのは好きじゃないんですよね。なれてなくって。とくに女の人はあんまり好きじゃないんです。」
風気君は絵を描き始めながら私に話してくれた。
「女の人にかこまれるのは好きじゃないんです。」
風気君はちょっといやそうに言った。
「どうして女の人は好きじゃないの?」
私も絵を描きながら風気君に聞いた。
「女の人ってキャーキャーうるさいんですよ。近くに来たら一緒に遊ばない?っとか可愛いねー。とか。いろんな声が聞こえてうるさいんです。」
風気君はちょっと怒り気味に私に言ってきた。
「私もそれはわかる。私もときどき体育館を通るんだけど。体育館の入り口に女の子がいっぱ
いいて「誰々君かっこいい」だの「何々君がんばれー」だの、試合中の人に迷惑だって思わないのかな?って疑っちゃう。」
私は風気君に手を動かしながら言った。
「そうですよね。でも、先輩はちょっとちがいますよね?」
風気君はいきなり私のほうを向いて言った。
「え?どういうこと?」
私は風気君に聞き返した。
「見たことがあるんです。俺が運動部に所属してたときに誰もいない木陰のベンチで涼しげに本を読んでるところ見たんです。そのときに一瞬綺麗だなっ誰だろう?って思ったんです。」
風気君は真剣な目をして私に言ってきた。
「やっと見つけたんです。先輩。俺先輩の近くにいてもいいですか?」
風気君は私に真面目に言ってきた。
「え?いきなりいわれたって。」
私はどうしたらいいかわからなく目をそらした。
「まだ、返事はいいです。そのかわり絵の描き方を教えてください。」
風気君は私に微笑みながら言ってきた。
「うん。もう少し風気君の性格がわかったら返事をだす。これからもよろしくね。風気君。」
私は風気君に笑顔で言った。
「はい。よろしくお願いします。」
風気君は私に笑顔で言った。
そして、私と風気君は絵を始めにいろんなことを共に過ごした。
文化祭や、運動会の準備、美術の行事はすべて一緒になった。
いつのまにかメールアドレスと電話番号はすでに交換し合っていた。
いつのまにか隣には風気君がいたんだ。
でもね、そう長くはいい日々なんて続かないんだってことを身にしみてわかったんだ。
3、風気の重い病気
プルル、プルル、ガチャッ。
風気からの電話。
私はいつものように風気からの電話に出る。
【もしもし?風気?何?どうしたの?】
私は電話の向こうにいる風気に聞いた。
【歩先輩、すみません。ずっと先輩のそばにはいれそうにないみたいです。】
電話の風気はすごく苦しそうな声で私に言ってきた。
風気の声は震えていて今にも壊れそうな声だった。
【いきなりどうしたの?風気。私いまから風気のところにいくからちゃんと話して。今どこに
いるの?】
私は風気がいる椛病院に自転車で全速力で走った。
何かいやな予感が私の中をよぎる。
何かいやな予感が…。
風気がどっか遠くへ行ってしまうんじゃないかって。
ウイーン…。
病院に入って入り口に風気が座ってる。
でも、その風気はとても暗くていつもの元気な犬の風気じゃなかった。
「はあ、風気?はあ、どうしたの?はあ、いきなりあんな電話。」
私は息を切らしながら風気に聞いた。
「ごめん、歩先輩。お話があります。外に出ましょう。」
風気は私の目をそらしながら外に案内した。
怖い。
風気何があったの?
「歩先輩。俺、血液のガンなんですって。だから、あと一ヶ月でもしかしたら息を引き取るか
もって…。」
風気は泣きながらガクッっとしゃがみこんだ。
私はいきなりすぎてただ目から涙があふれ出してくるだけだった。
ギュッ
私は泣きながら風気のことを抱きしめた。
私よりも大きい背中をギュッと抱きしめた。
「死にたくないよ。死にたくないよ。もっと歩先輩と楽しくすごしたいよ。」
風気は泣きながらこの言葉だけをずっと口ずさんでいた。
「私も風気と一緒にいたいよ。」
私も泣きながら風気にささやいた。
こんなに苦しいのはきっと私も風気が好きだから。
やっと気づいたのはこのときだった。
でも、私はまだ、口に出さなかった。
だって、この言葉を出したら、私が立ち直れなさそうだから。
翌日……。
私は目覚ましがなる前に起きた。
こんなにはやくおきたの何ヶ月前だったかな?
昨日はすごい泣いたか目がすっごくはれている。
今日は学校を休みたいな。
でも、無理だから、がんばっていこう。
学校……。
「どうしたの?その目。何か昨日あったの?」
委緒が私の目を見て言った。
「うん。ちょっと。委緒、後で聞いてくれる?」
私はうつむきながら委緒に言った。
「うん。気のすむまで聞いてあげる。」
委緒はちょっと励ましてくれた。
キーンコーンカーンコーン……。
昼休み…。
「本当にそんなことあるんだね。風気君災難だな。」
委緒は弁当を食べながら真剣に聞いてくれた。
「だから、これからずっと入院だって。先生にもちゃんと言ったって。」
私は昨日あったことをすべて委緒に話した。
「ふーん。大変だね…。私のお父さんもガンで亡くなっちゃったんだ。だから歩の気持ちはわかならないでもないよ。でも、さすがに病気には手出しできないよ。」
委緒は苦しそうに言った。
コクン…。
私は小さくうなずいた。
目から零れ落ちる涙を何回も何回も拭いながら委緒を話していた。
もし、あのときに風気に「好き」ってつたえてしまったら私も風気に笑ってお別れできないし、それに風気も困っちゃうよね笑顔で空にかえれなくなっちゃうよね。
だから、私は「好き」って口に出したくない。
美術室……。
「今日は絵の具で心模様を描いてみましょう。」
先生はいつもの高い声でみんなに言った。
『はーい。』
美術部の子たちはみんな返事をした。
(?…どうして?…腕が筆が動かない。)
私がキャンバスをみつめたままで筆を動かしてないことを先生はわかったらしく私の隣にイスを置いて座った。
「苦しい?たえられない?風気君のこと。」
先生は何も描けていない真っ白なキャンバスをみつめながら私に話し始めた。
「そりゃあ、苦しいよね、好きな人がガンっていう重い病気だもんね。でも、もっと苦しいのは、本人だよね。大好きな人とはやくもはなればなれだもんね。どっちにも苦しい思いもあるよね。でもね、ひとつだけいいこともある。どっちにもいい言葉があるんだ。「好き」って言葉だよ。「好き」って言葉はすっごく難しい言葉だけど、人に言われてすごくうれしい言葉でもあるよね。もう、がんばったじゃないあなたは。だからいってもいいんじゃない?きっと、喜ぶわよ風気君。」
先生は私に微笑みながら教えてくれた「好き」という言葉の本当に意味を。
「先生、今日はやめときます。そのかわり明日は絶対に来ますんで!さよなら!」
バタンッ…。
「先生、歩と何を話していたんですか?」
委緒は先生に聞いた。
「内緒。あなたもいずれかは気づくこと。」
先生は何も描けてない真っ白なキャンバスを見つめながら委緒に言った。
病院…。
ガー…。
病院の玄関口をぬけて風気の病室についた。
ガラッ
「どうしたの?部活は?」
風気はおどろいた顔をしながら聞いてきた。
「はあ、はあ、はあ。あのね、風気に言いたいことがあってきたの。私ね、風気のこと好きに
なっちゃったみたいなの。」
風気に真っ直ぐ伝えたかった言葉。
私好きだよ。風気のこと。
「え?いきなり何?」
風気は驚きをかくせないぐらいパニックになっていた。
「私、風気のこと。好きなんだ。」
私は風気に微笑みながら言った。
「本当に?」
風気は泣きそうになりながら私に聞いてきた。
「うん。」
私は目から涙を出しながら風気に安心させるように言った。
「歩先輩、こっちきて。」
私は風気に手招きされ風気のほうに近づいた。
ギュッ
そして、風気に抱きしめられた。
「風気?」
風気は私を抱きしめながら泣いていた。
「大丈夫?」
私は泣きながら風気に言った。
「大丈夫。俺も歩先輩大好き。」
風気はすっごくうれしそうな声で言ってくれた。
「歩でいいよ。風気の彼女だもん。」
私は頬を赤くしながら言った。
「歩?顔赤いよ。よく見せてよ、可愛い顔。」
風気は意地悪そうな顔しながら私の顔を覗き込んできた。
「恥ずかしい。」
私はボソッと言った。
「可愛い。」
風気はそう言って私に優しくキスをした。
あったかくてやさしくて今にも壊れちゃいそうなくらいやわいキス。
それは、私が実感したことのない大切な時間になった。
一ヵ月後……。
手術中のランプが消えた。
「先生、風気は。」
私は泣きながら先生に聞いた。
「無事、手術成功です。一週間ぐらいはここの病院に入院していてもらいますよ。」
先生は優しく私に言ってくれた。
「ありがとうございます。」
私は泣きながらホッとした。
「風気ー!。よかったよ。」
私はまだ目を覚ましていない風気に抱きついた。
「大好きだよ。風気。」
私は風気にささやいた。
そして三時間ぐらいして風気は目を覚ました。
「?」
風気は横を向いたら何か大きい物が置いてあった。
「?風気、起きたの?よかったー!!!。」
ギュッ
私は風気を抱きしめた。
「歩あったかい。で、何やってるの?」
風気は私に聞いてきた。
「もうちょっと待ってもう少しでできるの。」
私は得意の油絵で空から光が町に差し込んでいる風景画を描いた。
「はい。できたよ。」
私は風気に絵を見せた。
「すっごーい。さすがだね。歩の絵はうまいや。でも、こんな風景どこでみたの?」
風気は私に聞いてきた。
「病院の屋上。ちょうど雨がやんだときにいったらこんなの見たの。本物はもっと綺麗だったよ。」
私は思い出しながら風気に話した。
「風気。私、あなたのこと大好きだよ。」
私はもう言えるようになった言葉を風気にもう一回言った。
「うん。俺も大好きだよ。歩。」
私と風気は誓い合うように
そっとキスをした。
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