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キング・オブ・クズ深田  作者: くーーーーーーー
3/8

散歩

深田はまったく家から出ないわけではない。

月に3回、散歩にいく。


「空助何処に行くの?」

「うるせぇ!!!!黙ってろ!!!!!」

心配そうに尋ねた母親を怒鳴り、俺は玄関のドアを開ける。


散歩にいく理由は、気分転換と家族に対してのアピールだ。

俺はパソコン以外にも散歩もできる。


俺は軽快なフットワークでいつもの散歩コースをこなす。


「わんっわんわんっ!!!」

一匹の犬が家庭の柵に鼻を突き出し、俺に吠える。

こいつは野村さんの家の犬で、近所の子供たちに太郎と呼ばれ、

可愛がられている。

俺はこの糞犬が大嫌いだ。


「うるせぇ!!!!!」

手加減をしらない深田のパンチが柵の上から犬の額にヒットした。

「キャインッ」

犬はたまらず柵から離れていく。


圧倒的有利な立ち位置、安全が確保された場所から暴力を振るう事により、得られる快感は大きなものとなり。少しばかり脳の汁をだしてしまう。


「なっ・・・なにしてるんですか」

すぐ後ろに呼びかけられた女性の声に俺の体は凍り付いてしまう。

深田はいつも太郎に暴力を振るうとき、細心の注意を払うようにしている。

それなのに、通行人にばれてしまったのである。

「(どうする・・・幸い後ろを向いているから、顔は見られていない・・・。)」


外はまだ春である、季節に似合わない大量の汗を深田は流した。


「(その犬、太郎ちゃんになにしてたんですか?)」

深田に電流がはしる。



「(こいつ・・・、まさか俺の暴力に気づいてないのか・・・?)」

感想くれた人ありがとう。


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