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瞬きさえ忘れて 君を見つめた
作:神崎奈哉



side 拓海





24歳の俺の初恋・・・

あの女の、俺たちの母親のせいで

女を信じる事の出来なかった俺




玩具の筈の女に

俺が

まさか本気で恋に落ちるとは

思ってもみなかった



あの日、あの時の

君のあまりの美しさに

俺は一瞬にして

心を奪われた



それこそ

瞬きさえ忘れる程に・・・



君の笑顔が

初めて俺の心を揺さぶった



君に・・・

彼氏は居ないって聞いた

けど、本当は居るんだろ?



君を放っておく男なんて

居る訳がない、そうだろ?



俺の心を

唯一揺さぶった君・・・


俺が

唯一本気になった君・・・



お前が好きだ

俺だけを見てくれ

俺を愛してくれ



そう言えたらどんなに楽か

君は知らないだろ?



想いを伝えられない事が

こんなにも

苦しいなんて、分からなかった



きみをに手出し出来ない事が

こんなにも

苦しいなんて、知らなかった



今、君を想う感情が

胸を締め付ける・・・

君の一挙一動が

俺の心を、俺の感情を

左右する・・・



君は絶対に

俺なんかを好きにはならない

俺を知ったら、必ず離れるだろ?

俺はヤクザだから



遅すぎる、俺の初恋・・・

叶わない、俺の初恋・・・



だから、だから

俺は今を大切にするよ

君の傍に居られる今を・・・








俺が初めて愛した 君へ



早瀬 拓海






九条 要先生に捧ぐ



by 奈哉












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