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死者からの敬礼
作:一寸木 一二三



 あらすじ
「お盆に人は帰ってくる。」その言葉は父との約束が果たされることも意味していた。祖母の言葉を信じて少年は待っていた…。


 Nコード
N8986A


 文字数(読了時間)
598文字(約2分)


 種別
通常小説[連載中作品(全1部分)]




 ジャンル
その他

 キーワード
戦争 約束  お盆 悲しい 


 出だし150文字
私が四つのとき、父は死んだ。正確に発音することすらできない名の土地で、敵の兵の銃弾を浴びて死んだのだという。骨は無く、帰ってきたのはガラスの割れた分厚い眼鏡と、一枚の戦死を告げる紙。同じように丙種合格だったお隣のおじさんは帰ってきたというのに。死んだ父の顔を私は知らない。私が生まれたとき、すでに父



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