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第一章 俺の人生を狂わせる者たち 質問攻め
家に帰ると夕食の用意がもう出来ていた。今日はグラタンでさすが兄さん。三人分プラスされているよ。料理は兄さんが一番上手し、俺の料理もまぁまぁなんだが、問題なのは姉さんの方だ。双子の兄さんは料理ができるのになんで女の姉さんが料理が出来ないかが不思議だ。目玉焼きを作るにも黄みの部分が黒くなってこの世のものじゃなくなってしまう。殺人兵器と化す。

「おいしそうですね」

「ほんとね」

「・・・うまそう・・・」

三人も兄さんの料理の上手さに感心しているようだ。

「わかったから早く座ろうよ〜」

姉さんあんたって人は。どんだけ意地汚いんだよ。グラタン見るだけでよだれをたらしすぎなんだよ。

「お兄ちゃん食べよう」

海波の手元のグラタンの数は三つ。大食いだからってそれはいかんだろ!食費は今危ないんだよ。家はお金がないの!

「空斗座れよ。三人もほら」

兄さんが手招きをするのでテーブルにつく。俺は兄さんの隣に座り、ルルとライルは姉さんと海波の隣に座った。グライは俺の隣に座る。

「じゃ、いただきます」

「「「「「「いただきます」」」」」」

兄さんの号令で俺達も食事を始める。うん。何時食べてもこの料理は絶品だ。ルルとライルは一口食べると美味しかったのかどんどん食べ始めた。グライはやっぱり無表情だが美味しそうに食べている。
良かった良かった。

「おかわり」

「海波。食べるの早すぎ」

「お兄ちゃん。私は食べている時が一番幸せなの」

「そないですか」

俺と海波のこの会話は何時もの事なので兄さんは少し微笑んで食べ始める。姉さんはグラタンに夢中で、人の話なんて聞いていないようだ。もっとゆっくり食べろよ・・・・・

「ふぉうふぃふぇふぁひぃひょ?」

「姉さん口に食べ物入れてしゃべらない」

全くこの人は。海実はごくんと一気に飲み込んで話し始める。

「そういえばまだあなた達の名前教えてもらってないわね」

「はぁ?さっき楽しく話していたじゃん。その時聞いていなかったの?」

「うん」

よく名前を聞かないで会話が成立したな。

「あ、私ルル・ヂュージュです。ルルって呼んで下さい」

「・・・・グライ・クルノウ・・・・よろしく」

「ライル・ハイノーラよ。よろしく」

「俺は高江 空樹」

「私は高江 海実。よろしく〜、何ならお姉ちゃんって呼んでんね」

「私は高江 海波。ルルちゃん、ライルちゃん、グライ君よろしく」

一通り自己紹介を終えるとここで姉さんが痛いところをついてきた。

「ところでどうして家に来たの?」

「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」

しまったー!!!そんなこと聞かれるとは思わなかった。 一生の不覚!何でこんな時だけ勘が鋭いんだよ!何時ものなまけっぷりはどうした!こ、こうなったらやけだ!

「が、外国から来たんだけどパスポートを無くして帰れなくなったみたいなんだよ」

「あー、なるほど。名前もそれっぽいね」

「そ、そうだろ」

精一杯の作り笑いで三人が急いで首を縦に振る。これでひと安し・・・・・

「それにしても日本語上手いね」

海波ははははぁぁぁぁ!!!我妹よそう言うのはご飯を食べ終わってから聞きなさい!!ってもう食い終わっているし!はえーよ!さっきおかわりした時ご飯を山盛りついどくんだった!!
俺がアイコンタクトで三人に助けてって言う。三人もいきなりの事でおどおどしている。

「ち、小さい頃日本に住んでいたんです!」

ナイスだルル!これで質問するやからは、いな・・・・

「じゃー、どうして日本に来たんだ?」

兄さんんんんん!!!あんただけは信じていたのにどうして今日に限って姉さんと同じでちょっと性格が違うんだ!!双子だからか!あー!!頭が混乱してきて何言えばいいか分からん!ヘルプ!ルル、ライル、グライ!
ルルが首を横に振る。くっ、さっき考えたばかりで頭の中がごちゃ混ぜになっていやがる。じゃー、ライルは・・・・・

「無理・・・・」 

俺にしか聞こえないように言ったけどおまえはさっき何も言っていないだろ!しかも二文字!言い訳後で聞いてやるから今は何か言え!あとはほとんどしゃべらないグライ。今はおまえに頼るしかない!

「・・・・・・・・・・・・」

遠い目をして関係ないふりをするな!おまえ達のために考えているんだよ!あーもう!考えろ考えろ旅行?よし、これでいこう。

「旅行だって」

「「「ふーん」」」

なんとか納得してくれたようだ。ここまで疲れる食事って・・・・・

「ごちそうさま」

「空斗先風呂は入れよ」

「わかったよ」

ここは風呂に入ってこれからどうするか考えよう。

風呂に入ると自然と落ち着くんだよなー。今までのごたごたが嘘のようだ。

「さてと、俺のこれからの計画によるとまず寝るところはルルが海波の部屋で寝て、ライルが姉さんの部屋で、グライは俺の部屋で寝てもらうかな。姉さんと海波の部屋には敷布団もあるからな。俺はソファーででも寝るか」

そんなことを考えながら風呂から上がりパジャマに着替えてリビングに行く。

「次いい・・・・ぞって何してんの?」

そこには選り取り緑の俺のパジャマと海波のパジャマが散らかっていた。姉さんと海波がルルとライル、グライにパジャマを体に当てて見ている。

「あ、お兄ちゃん。三人のパジャマを選んでいたの」

「分かったから後で直しておけよ」

「「はーい」」

返事だけがいいように聞こえる。実際そうなんだけど。
兄さんはテーブルについてお茶を飲んでいた。

「兄さん次ぎいいよ」

「わかった」

立ち上がり風呂場へ行く兄さん。あの人以外もっとまともな人間がこの家にほしい。ふとそんなことを考えてしまった。

パジャマも決まったようでルルが真っ白のパジャマ。ライルが水色。グライが真っ黒のパジャマだ。
決まったところで俺が風呂に入っていて考えていたことを話すと案外あっさりOKしてくれたのでしばらくはそうなる。グライは気を使って自分がソファーで寝るといったが俺がしつこく言ったのであきらめてくれた。
おまえはいい奴だよ、グライ。

風呂も全員入って今日は寝ることにした。
明日嫌な予感がしたが気にせず俺はソファーで寝ることにした。
海実「それにしてもルルちゃんとライルちゃん可愛いね」
ルル「あ、ありがとうございます」
ライル「ど、どうも・・・」
空斗「そんなことどうでもいいから姉さんは洗濯が当番でしょう。さっさとやってくる」
海実「へいへい」
空斗「全く」
作者「兄弟仲がいいね」
空斗「そうか?」
作、ル、ラ「「「うん」」」
空斗「まーいいや、今回俺が言うぞ。読者の皆さん・・・」
海実「感想・意見待ってます!」
空斗「あ、姉さん!ちょいまち!逃げるんじゃねー!」
作者「仲いいじゃん」
ルル、ライル「本当に・・・」


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