第五章夏休み編! 寝顔は核弾頭
あの後俺たち三人は女性陣に捕まってしまいこっぴどく説教された。あいつ等が遊んでいる時も俺達は寝ている洋の隣でずっと正座をしていたんだよ。もう、どうにでもなってしまえばいいと思ったよ・・・・・・そんなこんなで開放された俺達は足が痺れながらも別荘へと帰った。
別荘はまさに屋敷ぽかった。実際には葉音の家ほどは大きくないが普通の家よりかは遥に立派だった。俺達の部屋は一人一人確保してもらいゆっくりすごせそうだ。
昼食は別荘には俺達しかいないので俺が適当にザルそばを作ってみんなにご馳走した。はぁ?ゆでるだけじゃないかって?俺は正座して疲れていたからあまり動きたくなかったんだよ。
その後みんなでトランプを俺の部屋でしたり、話をしたりしていた。
夜食はカレーの材料があったから、そのままカレーをみんなで作り一緒に食べた。
風呂は男が先に入ったが、馬鹿でかかった。普通に温泉ぐらいなんじゃないか?
風呂を上がった後、ルル達とバトンタッチし適当に男組みはテレビを見ていた。
ルル達が上がった後も適当に話していたらあっという間に夜の十一時。
俺は限界まで眠くなっていたので先に寝ることにした。
俺は布団へダイブし、意識を手放した。
「さて、皆様わたくし蓮動葉音が主催する『高江空斗、寝顔を見ちゃおう見物会』をやりますわよ」
・・・・・・あ、すいません。視点はルルです。
えっとですね。葉音さが言っている見物会って言うのは、普段空斗さんは昼寝をする時右腕を目の部分に被せて顔を見えないようにして寝ちゃうんです。で、今回私たちは警戒心ゼロの空斗さんの寝顔を見ようということになりました。
ちなみに参加するのは私とライル、葉音さんに乃香さんの四人です。
「じゃぁリノ。残った男性陣の見張り宜しく頼みましたよ」
「ラジャー。こう言うの前からしてみたかったのよ♪」
グライ、洋さん、敏樹さんは葉音さがお茶に混ぜていた睡眠薬でぐっすり寝ています。グライは椅子に座って、首をコクコクしながら寝ていて、敏樹さんは頬杖をついて寝ていますし、洋さんはうつぶせになりながら寝ています。
でも、いつかは起きると思うのでリノが自分から見張りをするといったのでこう言うことになりました。
「四人とも空斗に惚れているからね、私は興味が無いから四人で楽しんできてね」
「リ、リノ・・・・ちょっと直球すぎじゃぁ・・・・・・」
ライルが頬を赤くしながら言う。
いや、私も顔が熱くなっているから同じか。
「それじゃぁ行こうか♪」
乃香さんがルンルン気分でスキップを踏みながらリビングを出て行く。
それを追いかけるようにして私たち三人が急いでリビングを後にした。
後ろからリノが「空斗の寝顔の写真でもとって弱みでも握っていなさいよ〜」とか言っているのが聞こえました。・・・・・・・・・ここはスルーしてよろしいですか?
ガチャリ
私たち四人はそっと空とさんの部屋のドアを開けて忍び足でベットの方へと行く。
これって犯罪じゃない?と思いましたけどやっぱりみてみたいんですよ、空斗さんの寝顔を。
忍び足でベットに近づくと、あ、いましたよ空斗さん。
でも、私たちのいる向こう側のほうを向いて寝ているので顔がよく見えない。
ちょと残念。
「葉音さん。空斗さんこのとおりこっちを向いてくれないみたいですから諦めません?」
「ルル、わたくし達がここで引き下がるとお思いですか?ちゃんとてはあります」
私は犯罪に関わっているようで気持ちが進まなかったが奥の手があるのならやっぱり空斗さんの寝顔がみたいです。
「それはこれですわ」
そして葉音さんが出したのは・・・・・・・・・・・・鈴。
「何で鈴なの?」
「ライル、いい質問ですわ。私の調べた結果、空斗は鈴の音には敏感で絶対に振り向くそうですわ」
「どこでそんな情報手に入れたの・・・・・・」
「神々五家の天永に調べてもらいましたわ」
天永さん、貴方ってどうしてそこまで情報網が広いんですか?
「じゃぁいきますわよ」
チリンチリン
静かに鈴の綺麗な音色が部屋に響く。
私たちもこの音は涼しさを感じ、温かさを感じる。空斗さんが絶対に振り向く理由が分かるような気がした。
バサッ
すると案の定空斗さんは寝たまま音のするこちらの方を向いてくれました。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
(((((か、可愛い!!!))))
いや!これは可愛くも見えるし、かっこよくも見える。綺麗にも見れるし、クールにも見れる。それほど衝撃的な寝顔だった。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・は!葉音さん達戻ってきて!」
思わず私たちは空斗さんの寝顔を見て逝ってしまいそうになってしまった。
危ない危ない!この寝顔は核兵器並みの威力だ!
「だ、駄目ですわ・・・・ちょっとわたくしもう寝ますね・・・・・衝撃すぎて、頭痛がしてきましたわ」
「わ、私も〜空斗君の寝顔を見ていたいけどこれ以上見てたら逝っちゃいそう」
「わ、私もギブ。破壊力ありすぎ」
「そ、それじゃぁ私も帰りますね。頭から空斗さんの寝顔が消えないんですが・・・・・・」
そのまま四人は空斗さんの部屋を後にして自分の部屋で寝ました。
いや、空斗さんの寝顔が頭から離れなくて寝れませんでした・・・・・・・・・・・・
「み、みんな遅い・・・・・・」
そのころリノは一人だけ必死に睡魔と戦い四人が帰ってくるのをずっと待っていたとさ。
朝まで誰もリビングには来なかったけど。
ライル「今回は色々と大変だったわ」
ルル「そうですね。でもライルも満足したんじゃない?」
ライル「ルルだってしているくせに」
葉音「そりゃ皆さんあの顔を見たらたっていられるのもやっとですもの」
乃香「それ程強力だったね〜」
リノ「う〜ん見てみたかったかも」
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