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ゆるゆるだんじょん 作者:YUYU
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だんじょんにきたひと その2

私がじっとこのステラだかいう女を見ながら考え事をしていると、なんか百面相をし始めた。
アホの考えることはよくわからん。気にしないほうがよさそうだ。
しかし、さっきからポイントがアホみたいに入るな。アホだけに。
最初の10Pを引いてもすでに348P入っている。
人間一人殺すと1000Pはいるが、こいつがいるだけですでに3分の1以上はいっている。
こいつの感情の揺れ幅はどんだけ大きいんだ?いやまったく、いいエs・・・いや客だ。

「で?ほんと、何しに来たの?」
「ひゃい!」
ひゃいって、まあいい。
「暇人のあんたは散歩の途中なんでしょ?で、この家が気になったんでしょ?用があるなら言いなさいよ」
プレッシャーをかけてみる。おお、いい感じに焦っている。もっと焦るがいい。
「えっと、その、特に用はないんですけど・・・」
「あ?」
ドスの利いた声を出してみる。おー、私ってばこんな声出るのか。今後も使っていくことにしよう。
「あ、あ、あの、その、ごめんなさい!そんなに怒らないでほしいんですけど」
「私が怒ってると思った?」
「え?怒ってないん・・」
「イラついてるに決まってるでしょ。さっさと言いたいこと言いなさい」
イラつくふりして観察タイム。
なんかしょんぼり気味。私の態度は爆発一歩手前といった感じの態度。
さて、どうくるか。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

マズイデス。
思ってることが片言になるほどマズイデス。
めっちゃ怒ってるーーーー。
あぁ、どうしよう。でも早く聞いておくことは聞いておかないと。
プレッシャー半端ないです。
「え、え、えーと。このお家には一人で暮らしているのでしゅか?」
噛んだ。泣きたい。ああー、怖いよー。怒ってるよー。
「そうよ。だから何?」
「その、ここモンスターとか出るし大丈夫なのかなって思って・・・」
声が震えるーーー!あ、でも噛んだこと気にしないでくれてよかった。
「大丈夫よ。別に。あんたが心配する様な事じゃないでしょ?」
「し、心配します!こんな荒野の境で一人だなんて。もしものことがあったらどうするんですか!死んじゃったら何にもならないんですよ!」
ふーー。
あ、怒鳴ってしまいました。いや、でもこれは大事なことです。命は一つしかないんです。こんな子が一人で、しかもモンスターの頻出する場所でです。こんなとこ何かわけでもなければ住むには適しません。通り過ぎるだけでも危険なのですから、ちゃんとわかってもらわないと。もうあんな光景は見たくないのです。

―――――――――――――――――――――――――‐―――――――――

怒鳴ってきたか。
フム、何かあったのか?
どうもこのステラとかいう女、私がここに住むことを良しとしていないようだ。
まぁ、人間の感覚したら当然か。それにしてもどう使うか。
ひとまず牽制しておくか。

「何に起こってるのかわからないけど。私は一人で生きていける。だからほっといてくれてもらって構わない。むしろほっといてほしい。」
偽りない本音だ。人間と深くかかわってろくなことはない。
奴等はエサなのだから。

「一人でなんて無理です。生きていくには一人では無理なんです」
「なに?」
なんでこの女は泣いているんだ?意味が分からん。そもそも私は人間ではないし、こんな場所に一人で住んでるのだから面倒事になることがわかりきっている。
そんな奴にかかわろうとするのはよっぽどのバカでお人よしだ。
この世界の人間はほとんど自分のことしか考えない愚か者ばかりではないのか?
本当に理解に苦しむ。

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