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ああもう無理っぽい。一回全部書き直さないとorz

上条の記憶の話が完璧抜けてた。これはもう作者自殺したほうがいいな……
九話


「さあ喋ってもらいますよ御坂さん!」
「そうですそうです!!一体オシャレして『誰』と出かけるんですかー!?
「ちょ、二人とも声大きいってば……」


ここはファミレス。そのファミレスの一角で今。尋問が始まろうとしていた。



名門常盤台の制服を着て恥ずかしそうに伏せている少女――御坂美琴。
そしてその対面に座っている二人の少女。そのうちの一人、佐天涙子は興奮したように美琴の方を向いて喋っている。


「だってまさか御坂さんに付き合っている男の人がいたなんてー!?」
「っちょ、待っててば!!わ、わたしはまだアイツと付き合ってなんか……!」
「まだって事はいつかは告白するんですねー!?お嬢様の恋……!!なんていい響きなんでしょーか!!」
そう言って頬を押さえて顔を赤くしている頭に花飾りをしているもう一人の少女、初春飾利は美琴の方を向いて、

「御坂さん御坂さん!!お相手はどこの誰なんですか!!御坂さんを落とすなんて一体どこの誰がー!?」
「お、落ち着いて初春さん!」
「だって、御坂さんが男の人とデートだなんて……!!これが騒がないでいられますか!?」
「で、で!?一体どこの誰なんですか―?」
興奮している初春とニヤニヤ顔の佐天が美琴に聞いてくる。


初春と佐天見て、美琴は一人ため息をつく。なぜこんなことになったのか、と。






事は上条に送ってもらったあの日から三日たった今日の放課後に起こった。この日美琴は日曜に着る勝負服を買うためセブンスミストに一人で来ていた(白井を連れてきていないのは日曜の事がばれるといけないので)。彼女の通う常盤台では原則どこにいっても制服の着用が義務づけられているので、美琴はあまり服を買っていないのだ(あるにはあるのだが)。

せっかく誘えたのだからこの際。と新しい服を買おうと思ったのである。上条がオシャレした自分を見てもしかしたら褒めてくれるかもしれない――。と、考えた美琴の顔はちょっぴり赤くなっていた。そしてそんな赤くなっている美琴に聞きなれた声が後ろから聞こえたのである。


「あれ?御坂さんじゃないですかー。こんにちわ」
「こんにちわー御坂さん。御坂さんも服を買いにきたんですか?」
「へ?……ああ初春さんに佐天さん。こんにちは。うん、そ、そうなのよ」
と言って近づいてきたのが、初春と佐天だったのである。顔が赤くなっているのを隠すために顔を伏せて二人のほうを向きながら喋る美琴。そんな美琴を不思議に思って初春が聞いてきた。


「御坂さん白井さんはどうしたんですか?」
「あー、黒子ねー。……なんか眠たいって言ってたから寮で寝てるわ。」
「そうなんですかー。昨日もジャッジメントの仕事でかなり働いてましたからねー、眠たくなるのも頷けます。……御坂さんどうしました?なんか視線がキョロキョロしてますけど……?」
「あははー、ちょっとね、虫がいたのよー」
「?」
不思議そうに美琴を見る初春に美琴は内心冷や汗をかいた。


(言えない……まさか着いて行くってうるさいから思わず電撃で気絶させたなんて……)


上条に送ってもらった夜も散々問いだたされて、結局電撃で気絶させてしまったし。
こんどどこかに連れてってやろう、か。




そこまで考えて美琴はジッとこちらを見ている佐天に気がつく。黙って美琴をを見ていた佐天が突如ニヤっと顔をゆがめると、そのままの顔で美琴に聞いてきた。

「それで御坂さんは誰とデートに行くんですか―」
「な!?なんで知って……!!?」

何故!?という顔をした美琴。


しかしその美琴を見て逆に驚いた表情の佐天が言う、
「えと?……いや冗談で言ったんですけど私……。」
「……へ?……あ!?ち、ちがうわよ!!べ、べべべべべつに私は……!?」


大変テンパっている美琴を見た初春と佐天がさも面白いものを見つけた。と、いった感じで見ている。

「「御坂さーん」」
「……ふぇ?」
「「話聞かしてもらいますよ」」

嬉しそうに言う二人と対照的に美琴の顔は青くなっていた。



そして話はファミレスに戻る。


洗いざらい吐かされた美琴(もちろんかなり話はとぎれとぎれに喋ったが)は机に頭を押し付けていた。ドヨーンとした空気が見える。
それにたいして目の前の二人はキャッキッャ言いながら喋っている。

「それにしても、もしこんな話聞いたら白井さんどうなるんでしょうねー」
「そうだねー。前も脱ぎ女の件で凄かったからねー白井さん。もし御坂さんが男の人とデートに行くなんて知ったら……」
「……それが一番の悩みなのよ。下手したら相手殺すとか言うだろうし……」

まぁそうなったとしても『あの男』には勝てないと思うのだが。と美琴は思う。能力云々の問題では無く――だ。


まあ結局最後は雷撃で眠らすハメになるだろうが。




「それにしてもその上条さん、でしたっけ?その人凄いですねー。まさか御坂さんを落とすなんて、……あ!上条さんはまさかすごい能力者とか!?」
「御坂さんが負けたなんて信じられないですけどねー。その人のレベルっていくつなんですか?やっぱりレベル5の能力者ですか?」

初春と佐天が美琴にそう聞いてくる。ふぅ。と、一息おいて美琴は、


「残念だけど二人の回答はハズレ、よ。ソイツはレベル0、無能力者だから。」


そういった美琴は二人の顔を見る。二人とも驚いた顔をしていた。

それはそうだろう。なんたって美琴はレベル5の能力者なのだ。そのレベル5の能力者がレベル0の無能力者に負けたなんて。いくらなんでもそれは無理がある、とこの二人だけでなく学園都市にいる者すべての人が言うだろう。

しかしそれは実際真実なのだ。紛れもない――真実なのだ。



「えっ、まマジですか御坂さん……?」
「ええ認めたくはないけど事実なのよねーこれ。……何回闘っても私には傷さえつけれなかった。」
「なんですかその超人!?それなのにレベルが0!?おかしいですよ!!」

初春がびっくりしたように声を出す。それに対して美琴は苦笑まじりにしゃべる。
「まぁそれが普通の反応よねー。私だって最初は信じられなかったけど。会うたんびにケンカふっかけてね。でも肝心のあいつはスル―するし。ケンカしてもまったく歯が立たないのにあいつは一発も殴ってこないし。それがさらにムカついてまたケンカしちゃうし。それにアイツ会うたんびに知らない女の子が横にいるし、前だって知らない女の子の胸に……ってどうしたの二人とも?」


散々上条のことについて言っていた美琴はなにもいってこない二人に目を向けた。二人は笑いながら美琴の方を見ていた。

「いえ。上条さんのこと喋ってる御坂さん、なんだかとっても幸せそうだったので」
「いいなー御坂さん。そんなに思えるような人がいて~。……まぁ私には初春がいるけどねー、ねっう~い~は~る?」
「ひゃ!さ、佐天さんどこ触ってるんですかー!?」
「良いではないか良いではないか~」
「やめてください佐天さん!あっそこは……!!」




目の前でいちゃいちゃ?している二人に若干苦笑しながら美琴は心のなかで初春の言葉を思い返す。

(私……そんなに幸せそうな顔してたのかな……?)

そう思って美琴は自分の頬を引っ張ってみる。今だってたぶん顔はニヤニヤしているだろう。なんとなくそれを目の前の二人に見られないように顔を若干伏せる。


そうして考えるのは上条の顔。それでまた美琴はニヤついてしまう。



(ああー、私もうだめだわ。こんなにも……こんなにもアイツの事好きになってる)

そう認識して美琴は窓の外をみる。青空がだんだん消えていってだんだん赤くなってきている空に目を向けて、


(待ってなさいよ!日曜日は絶対、絶対私のこと振り向かせてやるんだから!!)


空を強く見つめながら美琴は決心する。





まるで誰かに言い聞かすように―――

















































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