いやもうなんかすみませんでした。絶対続けるとか言ってこんな状態とか、ほんまスイマセン!
十三話
白井黒子という少女がいる。
彼女は『大能力者』(レベル4)のテレポーターである。
常盤台中学に通い、尚且つ学園都市の治安を守る『風紀委員』(ジャッジメント)の一員である。
その少女―――白井は、今。とてつもなく取り乱していた。
彼女がもっとも敬愛する『お姉さま』――――御坂美琴の事で。
今日、初春飾理から聞いた話では、彼女の愛しのお姉さまは、男と『デート』をしているという話だった。
もちろんそれを聞いた白井は、泣きそうな初春の制止の言葉を無視して街に出た。
ビルの上をテレポートで移動しながら白井は、考える。
(お姉さまが……お姉さまが…ッ!殿方とッ!デートですって!?)
まして相手は――――『あの』男だ。
『書庫』(バンク)に乗っていた名前は――――『無能力者』(レベルゼロ)、上条当麻。
過去に白井を右腕一つで救ってくれた、男だ。
白井自身、彼には大きな借りがあるし、感謝もしている。なにせ白井自身を救ってくれた、命の恩人なのだから。
だから上条に対してなにかできることがあったらしたいという気持ちも、あるにはある。
しかし、だ。
御坂美琴だけは。彼女だけは。
絶対に――――譲れないのだ。
だが、白井自身、頭では分かっているのだ。美琴が、一体誰を好きかなんて。
だってそれは最近の美琴を見ていれば一目瞭然なのである。
最近の美琴はやけにニヤニヤしたり、ベットで体をグルグルさせながらキャーって言ったり、寝言で『んん…とうまぁー…』などと言ったり、前まではあまり気にしなかった身だしなみに必要以上に気を使ったり、と。
誰がどう見ても、恋する乙女なのであった。
それについても白井は口に出すようなことはしなかった。指摘すればすぐさま電撃が来るのが分かっていたからである。
だけど、だけど。
『デート』、だなんて。
考える前に体は動いていた。ジャッジメントの事など、頭に無かった。
有るのは、たった一つの、想い。
(お姉さま……ッッ!!!)
愛しのお姉さまのことだけ。ただそれだけ。
◇◇◇◇◇◇
上条当麻が見上げた先には、御坂美琴の後輩――白井黒子がいた。
なにやら不気味なオーラを全身からだしてはいるが。
そして今まで何が起こったのか分かっていなかった美琴が、ようやく理解したのか、声を荒げて、
「く、黒子……?アンタ一体なにを…」
「なにを?……もちろんお姉さまに近寄ったこの殿方…もとい変態を撃退しただけですわ」
そういって白井は上条の方を敵意ある視線で見た。
「お姉さまに不埒なマネをしようとした罰ですわ」
「不埒って……ッ!あんたさっきの見て…ッッ!!」
そう言って顔が赤くなる美琴。同様にいまだ地に伏している上条も赤くなった。
抱き合ってキスをしようとした現場(もちろん白井には上条が美琴を強引に抱きしめたように見えていたが)を他人にみられたのだから、それは当然の反応であっただろう。
しかしそんな二人をみた白井は忌々しそう舌打ちをした。
(なんなんですのこの初々しい恋人のような顔の赤らめ方はッ!?)
二人とも顔を赤くしながら偶に目があっては顔をそらす、といったことを繰り返している。
そう。それはまさに、恋人同士のそれ。
それをにわかには信じられず、白井は愛しのお姉さまにおずおずと確認した。
「お、お姉さま…?まさかとは思いますけど…その殿方、と……?」
対する美琴は、手をもじもじさせながら上条をチラチラとみて、コクンと頷いた。
それに対して白井は10秒くらい静止していたが、突然体を揺らし始めるとグルン、と上条に視線を向け、
「ふ、ふふふふふふふ!!あっははははははははは!!!」
見るからに危ない人になっていた。
視線を上条から外さないまま白井は、ふとももに巻いてあるホルスターから白い金属棒を取り出し、呟いた。
「ふっふふ……、そう、そうですわよね…。例えお姉様がこの殿方の事がお好きでも、この殿方が死ねばそれも醒めるはず……ッッ!!」
「いやそれはジャッジメントとしてどうなんだ……?」
そう言った上条だが背中から嫌な汗出て来るのを感じぜずにはいられなかった。
あれ?まさかのBADEND?
なんとかこれからも更新したいと思います。今日のは短くてごめんなさい。次頑張ります。
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