伯剌西爾からの留学生 ここは視覚神経がイカれている自由主義者の国なんだ 見たものを信じることができないような人がうようよしていて 生まれつき真摯な瞳を持つ者までも 毒のついた眼帯をつけて、己の視力を駄目にしちまう そうして足並みそろえた、個性の群集が 異国からの留学生をいじめぬく もういい加減にして、なんて 通じない言語のヒステリックな叫び声 彼らはそれをあざ笑うことにより 神様への嘆願書を破り捨てているのだ そんな今日は雨降りだから 命の水が天から降ってくる大切な日だから 水槽に貯めた涙を地面にぶちまけて 雨といっしょになって世界の一部が ぐしょぐしょになっていくのを眺めたらいい どうせ腐っているんだから どうせ