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インセクトマスター〜異世界転生した蟲使い〜 作者:シーク
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第二十四話

風呂から上がり、貸して貰った服に着替えると使っていいと言われた部屋に入る。

入るとベッドにミリーが座って待っていた。

「待たせたかな?」

「そんなに待ってませんから大丈夫です。

あの…私、こういうのは初めてなので」

「少し落ち着こう、ミリー。

今日はどうした?

昨日初めて会った時とだいぶ印象が違うんだが」

初めて会った時は見た目より少し落ち着きがある感じだったんだが、こうも落ち着きがなくなるものか?

何か焦ってる様な感じなんだよな。

「私、昨日からおかしいんです。

シークさんに昨日会ったばかりなのに胸がドキドキしたり、顔を思い出すとまともに考え事が出来なくなったり。

それでお父さんに相談したら、シークさんに一目惚れしたからだって…」

うーん、一目惚れされた事で苦労した人間が一目惚れして困ってると。

オジサン、もうよく解らないよ。

まぁ、困り事を解決したのもあって美化されてる部分もあるかもしれないしな。

一時的なものでよく考えずに付き合ってもミリーの為にはならないだろうし、しっかり向き合って考える時間を作らせてあげよう。

「ミリー、その気持ちは確かに嬉しい。

だけど何も一目惚れしたからって、その人だけしか好きになっちゃいけないわけじゃないんだよ。

何より、こんなオジサンよりイイ男なんて世の中にはいっぱいいるんだ。

だからゆっくり考えた方がいい。

何せミリーとオジサンは昨日初めて会ったばかりなんだから何も知らない状態だ。

その人の事を見て、ちゃんと考えてからミリーの気持ちを教えてくれ」

「それでも…変わらなかったら?」

「その時はちゃんとミリーの気持ちに答えてあげよう。

ただ、それがミリーにとって良い返事かは解らないがね」

ミリーは俺から見ても可愛い。

サラッとした金髪に可愛らしい顔立ち、アンネさんには負けるがスタイルも良い。

きっと俺なんかよりも良い男が見つかるさ。

何もこんなオジサンじゃなくてもいいんだよ。

「あの…シークさんは自分の事オジサンって言いますけど何歳なんですか?」

「俺か?

今年で30になるな」

「お父さんと同じ歳ですね」

ちょっと待て、あのエセコマンドーと俺が同じ歳だと?

「そうなのか。

ちなみにミリーは何歳だ?」

「私ですか?

今年で13歳になります」

外国人は大人びて見えるっていうが異世界人もそうだったのか。

流石に17歳差はオジサン困っちゃうよ。
読んで頂き、ありがとうございます。
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