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正義の学園
作:枕源氏



妖霊万来 「黒蛇」その五


 幽介が先導し、三人は神社の裏の小さな森へと入った。

少し開けた場所で幽介は立ち止まる。

「うん、この辺りでいいだろう」
「んー、確かにここ一帯は霊的磁場が強いみたいだけど。何をする気ですかー?」
「ふふふ、決まっているだろう。原因を呼び出すのだよ」
「あー、いつも通り手っ取り早く、ですかー。……ところで、いつまでそのキャラを引きずる気ですかー?」
「ん、だな。さすがに引きずり過ぎか」
「ちょ、ちょっと待って下さい!」

二人は何くわぬ顔をしているが、やいこには訳がわからなかった。

「原因を呼び出すって……その原因の正体がわかったのですか?」
「いや、全然」

幽介はあっさりと否定する。

「で、でも、呼び出すということは幽霊や、妖の類なのですよね?」
「ん、まあそうなる」
「それなら、どういった種類のものなのかきちんと霊視してから除霊した方がいいのでは……?」

 通常の除霊ならば、じっくりと霊視を行いどういった除霊方が適切かを吟味した後に始める。そうしなければ波長や霊質などを見誤り、失敗する可能性があるからだ。

「あー、普通のやつらはそうかもな。でもま、俺らには俺らのやり方があるんでな」
「そうですよー。型にとらわれてちゃいけなのです」
「しかし……」
「まあなんでもいいさ。とりあえずさっさと終わらせて、お茶の続きでもしようぜ」

 投げやりに会話を終わらせ、幽介は開けた場所の中心へと歩いて行った。












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