200文字小説「数え唄」
君と出会うまで、僕は失くしたものばかり数えてきた。
公園で落としたお金、失敗した受験、あともう少しでキス出来そうだった女の子。数え上げればきりがない、僕と縁のなかったものたちを指折り数えるばかりだった。
でも、君と出会ってからすべてが変わった。
君は失ったものよりもはるかに大切なものを僕にくれた。それを数えることが僕の日課になった。
そして君が居なくなってからも。
僕はずっと君がくれたものを数え続けている。
君と出会うまで、僕は失くしたものばかり数えてきた。
公園で落としたお金、失敗した受験、あともう少しでキス出来そうだった女の子。数え上げればきりがない、僕と縁のなかったものたちを指折り数えるばかりだった。
でも、君と出会ってからすべてが変わった。
君は失ったものよりもはるかに大切なものを僕にくれた。それを数えることが僕の日課になった。
そして君が居なくなってからも。
僕はずっと君がくれたものを数え続けている。
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