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遭難は嫌だ
歩くと云っても、森の中
右も左も前も後ろも木々で、はっきり言って迷子になる
折角、助かったと思ったら、遭難なんて洒落にならない
私は、家の中にあった布を幾つか持って、木の枝に目立つように付けた
きっと、これで迷子にならない
と、言い切れないのが悲しいが……
それでも自分で思うよりも遠くに歩いていると思う
きっと、これが森なんかじゃなかったら全然、歩いてないと思う距離なんだろうが
生きるか死ぬかで、そんな気楽に出来ない
そうして、歩いていると森の中には見慣れない色が見えた
青い色
?
何だろうと思い、更に木々に布を付けてから、
その色に近づいた




