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私には関係ない
作:優彩


私には友達がいなかった。

友達がいないということは、寂しいとか、それ以前に困ることが多かった。

勉強でも何でも、自分以外の人間に頼ることができない。助けを求めることもできない。


たとえば、数学の問題でやり方がわからなかったとする。

普通の緘黙ではない人だったら、頭のいい友達にでも訊けばいい。

私の場合、そんなことできずにわからないところはずっとわからないままだった。

そのおかげで、数学のテストが0点だったこともある。



先生の大事な話を聞き逃すこともできなかったし、忘れ物なんかした日は一日中欝。





小学生のころ。

みんなには当たり前のように友達がいて、漫画やドラマなんかに出てくる登場人物も当たり前のように友達キャラがいる。



何で私にはいないんだ?



私が何も喋らん変人だからか……





いなくてもいい。

友達なんかいなくていい。

友達なんかいなくても生きていける。



小学生のころ。

私はそう自分に言い聞かせていた。





机の周りに人が集まってくるような人気者を遠目に見ていた。

私は、あんなふうには絶対なれないんだ、と思った。

まるで別次元の世界。

私の世界とみんなの世界は違うんだ。


みんなにとっては当たり前な世界が、私にとっては全然当たり前なんかじゃない。





友達と仲が悪くなった。喧嘩した。

そんな経験一度もない。



恋愛経験ももちろんゼロ。



おしゃれも中高生のころは興味ないフリしてた。



就職なんかできるわけないと思った。





私にとっての学校生活は

『毎日、学校でトイレにさえ行けない生活』

『給食を昼休み中かかって食べる生活』

『風邪をひいたとき、咳やくしゃみを我慢し、鼻水が固まってきて呼吸が苦しくなる生活』

『みんなから服や腕をひっぱられて移動する生活』

『提出物を出すこともできない生活』

『みんなに見下されてバカにされる生活』

『上から目線で注意される生活』



「なんで喋らんと〜?」って、訊かれる生活。





そんなこと私には関係ない。

そう思って、いろんなことを諦めた。


これ、ジャンル『エッセイ』でいいですかね?
最初『詩』にしてたんですけど、これ何気に実話なので『エッセイ』にしときます。













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