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生きてる

レスタミン飲みすぎて午前中いっぱいどこか解らない駅のトイレにうずくまる、幻覚も幻聴もあった。吐き気もあった。覚えているのは、最悪の気分、左手の人指し指を口の中に何度も突っ込んだこと、便器に流れる水の激しい音、隣の個室のドアを閉める背中を殴られるような振動。右手は神聖でないといけない事。黒い赤虫。左の犬歯に噛み切られた唇。
1時に帰宅して、睡眠薬の気持ち悪さに眠れない。無理やり意識を眠らせども、何度も起きる。
起きたのは六時半。生まれたばかりのように喉が渇く。ふらつきも収まる。
夜、物理の理論を勉強する。それから眠る前に、むかし、僕にとってむかしの、カーペンターズとかビートルズとか、僕が生まれるまでの日本と外国の音楽を聞きながら、ジャン・クリストフを読む。この頃の音楽の美しさは今みたいな肥満したアイデンティティじゃないよ。自我を押しつけるんじゃなく、隣の人たちと一緒に歌おうとしてる。大きな疲れを快く感じる。
生きることは素晴らしい。飛べない知力の翼を持つものたち。生きることは素晴らしいのだ。死ぬときにも、きっと生きることは素晴らしいのだ。
って きっと痛みを感じる感覚がとても僕らには欠けてるんだ。物に満たされすぎるから。
でも僕は今日幸福。生きてると思うから。生きるということは素晴らしい。

生きるとは感じること。
眠ります。おやすみなさい。
なにを かいているのです 
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