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シムダンジョン  作者: ワッシー
2年後
87/96

70、一層ボス戦

日が暮れてきたな。

そろそろスレイブバンパイアが行動出来る時間帯になってきた。

エクレール達が第一層で頑張っている間に2層への道を確保しておくか。

エクレール達を先に入れたおかげかエンカウント率がかなり低くなっている。

さらにミドルストーンゴーレムとスレイブバンパイアに進化したことによって進撃速度大分あがり一時間もしないうちに階層のボスの部屋までたどり着いた。

途中聞いてはいけない叫びが聞こえたがスルーした方が賢明だろう。



さあ、ボスとのご対面だ。

いったいどんなやつが出てくるのだろう?

ちょっと楽しみだ。


ボスのいる部屋の扉を開けると広い円上の部屋だった。

中心にあるのは魔方陣だろうか?


バタン!!


ミドルストーンゴーレムを先頭にスレイブバンパイアと俺、マギドール一体が部屋に入ったところで扉が閉まった。


6人制限かな?

まあいい、ウッドドールは基本的に荷運び用だし問題ない。

しかしこんなことも出来るのだな、ボスを配置したことがいままでなかったから気づかなかったよ。

メインダンジョンにも配置してみてもいいかもしれないな。


お、魔方陣から煙りが沸きだしモンスターの姿を形作る。

全部で10数体か?


「アイスキャノン!!」


まだはっきりしないモンスターへ先制攻撃をするため魔法を放ったが魔方陣の外側で弾かれた。

フム、モンスター生成中に攻撃をかけることはできないか。

ならばこういうのは有効か?


「ストーンウォール!!」


魔方陣を囲うように土魔法による半円形の石壁が現れる。

よし、魔方陣の外側であれば魔法が効くようだ。


これで回り困れることはなくなった。

正面にミドルストーンゴーレム二体を、両脇にスレイブバンパイア配して生成の完了を待つ。


オークが4体、ゴブリンが6体は、今まで通りだが初見のやつがいるな。

レッサーオーガ2体にオーガ1体だ。


オーガが他のものを引き連れてこちらに向かって来るが、石壁が邪魔なために横には広がれず正面のオーガとレッサーオーガ二体が並べば、後のものは遊兵となっている。


「ストーンバレット!!」


オーガは3,5メートル、レッサーオーガは2,5メートルほどだからミドルストーンゴーレムより大きい。


十分魔法の斜線を確保出来る。

ちょっと厳しいがスレイブバンパイアにレッサーオーガを押さえておいてもらうとしてストーンゴーレム二体でオーガに当たらせよう。


ゴブリンやオークはオーガの後方で石壁を壊そうとしているが出てくる前にオーガと潰さないといけない。


「ストーンバレット!!」


チィ、固いな、ストーンバレットではそれほどダメージを与えた様子はない。

ならばこいつはどうだ?


「ヒートボディー!!」


ミドルストーンゴーレムの体を高熱化させてダメージ増加と火傷による回復力の低下を狙う。

俺と並びマギドールがダメージを受けたミドルストーンゴーレムに回復魔法をかけている。


「ストーンウォール」


ヒビがはいって崩れそうな石壁にさらに土魔法で囲みゴブリンやオークが出てくるのを防ぐ。







「グォォォォォ。」


よし、オーガが崩れた。

ならば、後は雑魚だ。


「ストーンウォール」

「フレイムトルネード」


オーガのいた場所に壁をたてから炎の逃げ道をふさぎ火魔法を叩き込む。


「「グギャァァァ」」


炎が両脇にいたレッサーオーガの背中を焼きダメージを与える。

ミドルストーンゴーレムにもダメージがいくがヒートボディーの影響によりそのダメージは少ない。


「フレイムトルネード」


さらにダメージを受けたレッサーオーガにミドルストーンゴーレムとスレイブバンパイアが追撃をかける。


俺はオークとゴブリンが出てくるのを押さえるためミドルストーンゴーレムがレッサーオーガを攻撃するために移動した隙間に入り警戒しているが出てくるものはいなかった。






「グギャァァァ」


最後のレッサーオーガが倒れた。

ふう、やっと終わったか、最初から魔法でかたをつければもっと楽だったな。


すべてのモンスターが光となってきえ宝箱が現れた。

さてなにがはいっているのだろうかな?


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