閑話、???
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天も地も真っ白な空間の中に男女の姿があった。
見たものは男女であるということはわかるが印象がぼやて記憶には残ることはないだろう。
二人は真っ白な地面に空いた穴に映る世界を見ていた。
「う~ん、結構減ったね?」
「そうですね。もう少し生き残ると思っていましたがもう1/3までは減りましたか。」
「どうしようか?補充しておくかな?」
「そうですね。もう少し増やしても問題ないでしょう。どのぐらい増やします?」
「う~ん、思いきって200でどうだい?」
「200ですか?システム的には問題ないですが、向こうとの交渉が面倒ですね。」
「あ、それがあったな。仕方ない交渉して来るよ。準備の方は任せても大丈夫かな?」
「そちらは問題ないでしょう。一度やりましたし少し規模が大きくなるだけですからなんとでもなりますよ。」
「じゃあ、任せておくね。ところであれの状況はどうだい?なんとかなりそうかな?」
「彼が頑張ってくれていますから予定通りとはいきませんが上昇率は大分緩やかになっています。ひょっとしたら彼だけでもなんとかしてしまうかも?」
「それはないだろう。もしそうだとしても彼だけに頼るのも危険だ。保険はかけておかないといけない。それにあれもあるだろう。」
「ああ、そうでしたね。あれもありましたね。あと1年でしたね。20ほどでしたか?」
「ああ、20だよ。実際に動き出すのは早くても7~8年位は必要かな?そこまでどのくらい生き残るかは知らないけど。」
「大きく成長して影響を与える用になるのはどのくらいでしょうね?」
「2,3位じゃあないかな?多くても5といったところだろう。最悪残らないこともあるかも?大きくなっても影響力を持てない場合もあるだろうしね。15年位してダメならもうひとつの手を使えばいいだろう。」
「彼らの言葉でテンプレでしたっけ?」
「そうだよ。あとはバランスさえ取れればどっちでもいいけど。多少のカンフル材になってくれれば十分だ。ある程度選ばないとね。知識ロックしないつもりだから。」
「そういって専門的知識のないのを選ぶのでしょう。」
「よくわかったね。さて、こうしていても解決はしないから交渉にいって来るよ。嫌だけど仕方ないから。」
「いってらっしゃい、準備は任せて置いてね。」