45、戦後処理
本日1/2
逃げたハーピーを追撃していたバートンの隊が帰還した。
ワーバットやインプはハーピーより飛行速度が遅いので傷ついて速度の落ちたものを始末し数を減らすのが目的なので深追いはしなかったようだな。
戦果は仕留めたリザードマンが44体、約ハーピーが120体、捕縛がリザードマン57体、ハーピーが23体だな。
仕留めたハーピーの数に約がついているのは死体の確認ができなかったものがいたからだな。
傷ついた者は治療班に任せるとして、リザードマンやハーピーの扱いをどうしましょう?
とりあえず牢に放り込んで置くことにしようか。
こちらの状況は、マイヤー隊の損害が大きいか。
56体のパペットがやられたようだ。
負傷したものは32体か。
ほぼ壊滅したといっても過言ではないな。
マイヤーが無事だったのが不幸中の幸いか。
他の被害はパペット12体、コボルド15体を失った。
ワーバット、インプには多少負傷者が出たが重傷のものはいなかったので問題はない。
攻め込んで来た敵の数に対して損害は軽微と考えるべきだろうな。
この程度の損害ですんだのだから。
損害の補填を考えているとひさしぶりのインフォメーションが脳裡に響いた。
【《大群撃破》の称号を得ました。】
【ボーナスとしてダンジョンポイント50,000ポイントを得ました。】
ほー、豪勢なボーナスだな。
貯めていたポイントを合わせて合計69,840ポイントになる。
このポイントをどう使おうか?
今すべき課題としては、損害の補填、戦力の増強、ダンジョンの拡張、捕縛したリザードマンやハーピーの眷属化、下位ダンジョンの設置、リザードマン、ハーピーの残存勢力の対応といったところだろうか。
戦力の補充は当然として、戦力の増強は余裕分があればとしておくか。
ダンジョンの拡張はしたいな。
新たな階層を作るより今ある階層を広げた方が生産能力は上がるだろう。
現状の地下の階層は1層が円上回廊、上から見ると巨大なバームクーヘンのように幾重にも輪が重なっている感じだな。
一部の通路を拡張して訓練ようリポップモンスターを配備している以外は光ゴケとスライムの繁殖用の洞窟としての役割を主としている。
最縁部の半径は3キロとして25メートル間隔で円上回廊を掘削している。
すべて掘削終了まではまだ時間がかかるだろうが、安定したポイント源になるだろう。
その内防衛用モンスターを配備しないといけないとは思うが、まだ後回しでも問題ないだろう。
2層から7層は再編する。
2層にあった生産設備はすべて地上に上げた、空いた建物を捕虜の収容施設として利用する。
現在は3層は果樹園と放牧、4,5層は野菜や麦畑で輪作、6,7層は水田としているのだが、肉類の不足がありそうなので3層と野菜類の増産のために4層を拡大しよう。
水田のある6層も拡大したいがポイントが厳しいので今は保留だな。
地上部の整備にパペットを増やしておこうか。
コボルド、インプ、ワーバット、ギルマンにも戦闘以外の作業をさせてできるようにさせたいが今は戦力としてしようしたい。
敵の残存戦力はリザードマンが100、ハーピーが250~300といったところだな。
リザードマンは、主力の大半を撃破、降伏させているのでさほど脅威ではないしこちらに取り込めるだろうが、ハーピーはまだまだ十分な戦力をもっていると考えていいだろう。
飛行能力に優れたハーピーも取り込みたいところではあるがハーピークイーンがいる限り無理だろう。
仕方ない、少しづつ削っていこうか。
幸い一部の特殊なものを除いてハーピーには夜間飛行能力はない。
こちらはインプ、ワーバット其れにコボルドは夜戦が可能だ。
現在ある山頂のダンジョン道を南方に伸ばして三方から押し込んでゆくかな。
ハーピーの拠点は南方の山の中腹にあるから南東と南西にダンジョンを設置してワーバットとインプの拠点としよう。
数も増やしておかないといけないな、建築用のパペットも必要だな。。
あとは捕縛したハーピーは使えるかな?
え~と隷属の首輪が200ポイントか。
まあいいだろう。
1,2体はシャドーイーターに憑依させて指揮官としようか。
全部で20体ほどしかいないからな、戦力としては使いづらいが陽動や偵察位なら問題ないだろう。
ハーピーを制圧したら繁殖させて数を増やしてもよいだろうな。
あとは、リザードマンを説得して眷属にできるかな?