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シムダンジョン  作者: ワッシー
盆地制覇
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41、シャドーイータ―

リザードマンを捕まえてこいと命じて3日、雄1体、雌1体、子供3体、卵3つを確保してきた。

鑑定をしておこうか。


《リザードマン》ランクD

その姿は直立したトカゲ

主に水辺に生息しており特に沼地のようなところを好む

集団で生活をしており主に魚をとって暮らしている

ドラゴンを神として崇めておりいつかはドラゴンになることを目指しているがドラゴンと進化した例は確認されていない

独自の言語持つ為に他者との交流は少ない。


まいったな、言語が違うのでは意思の疎通ができないじゃないか。

どうしましょうかね?

まずは、取得した《下位テイム》《下位調教術》を使ってみようか。


《下位テイム》

生物を自らの配下として従えることができる

配下にできるかどうかは相性や感情によるところが大きく互いに認め合い契約時する必要がある


《下位調教術》

モンスターを従わせ易くすることができる


リザードマンの子供から初めて見るか。

スキルを発動させて餌をあたえてみよう。

川魚がないから干物でよいか、近づいて目の前においてみよう。


う~ん警戒心が強いな。

食べろといっても言葉が通じないからな。

とりあえず地下二層の果樹園の空いたスペースに池を作り放しておこうか、階段に戦闘可能なパペットを配置しておけば逃げることはできないだろう。

少しづつならしていけばよいかな。

なつくまではいかなくても命令に従う様になればよいだろう。


子供はこれでよいとして、卵はどうするか?

とりあえずスキルを使い抱っこしておこうか。

なんか変な感じだが、我に従えというイメージを込めておくことにしようか。

生まれるまでは毎日繰り返して見るかな。

これは他のリザードマンとは放しておくか。


問題は大人のリザードマンだな。

スキルを使い話をしてみよう。

まあ、さらって来た上に鎖で拘束して置いて仲良くしようなんてあり得ないだろうが、スキルのレベル上げにはなるからな。


「まあ、そう暴れるな。」


「ガギギガグァ、ガァギャー!!」

「ガガギャ、?ギャギャ?ギャ!!」


俺の姿を見るとリザードマン二体は暴れ出したが、拘束しているので問題ない。

しかし、わかっていたこととは言え言葉がさっぱりわからん。


このまま檻に放り込んでスキルのレベル上げに使うかもしくはシャドーイータ―に体を乗っ取らせようか?

どっちが効果的だろう。

よし、シャドーイータ―を使うことにしよう。

2体召喚するとするか。


召喚したシャドーイータ―たちは、黒色のもやが人形をしたような姿だな。


「さあ、シャドーイータ―たちよ。こいつらに入るのだ。」


((ワカリマシタ。ネス様。))


「ギャ!!ギャギャ!!」

「ガァ―!!ガァ―!!」


シャドーイータ―は人形を崩し、もや状になってリザードマンたちにまとわりつき耳や鼻、口といった穴から体内に潜りこんでいった。

苦しいのだろう喚きながらリザードマンたちが暴れていたがそんなことにはお構い無しに潜りこんでゆく。


「グギャャャャァァァァ!!」

「クキャャャャァァァァ!!」


断末魔の叫びをあげてリザードマンたちは倒れた。

う~ん見ていて楽しいものではないな。

完全にもやが体内に入り込んでいる。

さてどうなったか、シャドーイータ―たちはうまくいっただろうか?


「起き上がれシャドーイータ―よ。しゃべれるか?」


「グウギヤギャ(申し訳ありません、まだ、このものの声帯の調整がうまく使いこなせませんので暫し猶予を頂きたく。)」


「念話で構わない、知識は奪えているか?」


(は、問題ありません。)


「そっちはどうだ?」


(私の方も問題ありませんわ。)


「そうか、ではリザードマンたちの村の様子から話てもらおうか。おっとその前に鎖を外してやらないとな。誰か鎖をといてやれ。」







話を聞き終えてわかったことは既にバートンたちが調べたことばかりであった。

追加情報は仮称A村(人では発音不可能の為)にスキル持ちが何体かいること、二人は夫婦だったこと、繁殖は可能なこと、精神がリザードマンに近くなったこと位だった。


もう少し情報がほしい、潜入させて見るか、精神がリザードマンになるならあと何体か捕縛してシャドーイータ―に食わせよう。

それとはべつに、ワーバットやインプたちに村の焼き討ちをさせようか。怒ってこちらに攻めて来てくれればよいのだが、、、。


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