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シムダンジョン  作者: ワッシー
ダンジョンマスターの町
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閑話 エリーゼ

最初は、よかったんです。

前の世界で生きているのもいやになり、死にたいな~何て考えていたんです。

実際死ぬ勇気なんかありませんでしたし、ちょっとしたことで頑張ろう何て気が代わるような感じでしたが。


とにもかくにも、すべてをやり直せるということに感謝してできるだけよいダンジョンを作りあげようと頑張りました。


しかし、ポイントが沢山貰えるが攻略の危険が多い大都市近郊は怖いのでやや外れた地方都市のそばにダンジョンの設置することにしたんです。


ダンジョンといえば洞窟&遺跡だろうと思い5層づつ設置して、リポップ型モンスターを多数配置しました。


ただポイント的に上位種ばかりではポイントが不足しそうだったので、ワナも多数設置して、精神的にダメージを与えるよう配置しました。


細かくダンジョンを作っていくのはとても楽しかったんです。

ここにワナを配置するとこっちに逃げるからここにモンスターを置いたら嫌かな?

あそこに宝箱を置いたら無理をしてもとりにいくかな?

このエリアでこのモンスターが出るとやっかいかな?


とても楽しかったんです。

ポイント的には、厳しかったんですが、消費ポイントも計算してワナやモンスターのリポップ分は、補充可能で問題なく回るはずでした。


でも2つだけ計算違いをしていたんです。



ダンジョンの解放するまでは、ワナは起動していなかったので気づかなかったのですけどワナは破損すると補修費用が別にかかることを・・。


そして自分とネームドモンスターの食費がかかることを・・・・。


相手の撃破ポイントでモンスターのリポップとワナの補修、宝箱の再設置するとポイントが少ししか残らない。


そのわずかに残ったポイントもモンスター用の食費に消えるんです。

さすがにモンスター用の食糧を食べる訳にもいかず、ポイントで購入すると量が多すぎるんです。

10キロ単位何て一人で食べれる量じゃないですか。

結局、日持ちのするいも類を買い食いつなぐ日々でした。

それでも、最初の内はよかったんです。

夜な夜なダンジョンを抜け出し、野草やキノコ、木の実を採取して御飯に彩りを多少なりとも添えることができたんですが、攻略に来る人が増え見つかる可能性が出てきたのでそれも無理になってたんです。


来る日も来る日もおいもばかり、いっそ自分でダンジョンコアを壊してやろうか?とも考えていたとき、この交流街の通知を受けて思いました。

同じようなダンジョンマスターと共同購入できれば、色んなものが食べれるかもと思いやって来たんですが、道行く人影もなく、空いているお店のもなかったんです。


このお店以外は、、、、、。


それで意を決して入らせていただいて、やさしく向かいいれてもらったら沢山の種類の食べ物があり、それを見たら自分が惨めに思えてつい泣けて来たんです。


そして、なつかしいお茶の味にも・・・・・・。





















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