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シムダンジョン  作者: ワッシー
ダンジョンマスター始めました
17/96

13、検証二

新たな悩みができたがレベルをあげる手がかりがない。

まあ上がらなくてもさほど影響がないので放置しておこう。


それよりも、ミニカウがライトカウにクラスチェンジした方が重要だ。

地下三層と地上部に5体づつ召喚することにしよう。

本当は10体づつ召喚して起きたいのだが、コストが高いので仕方ない。

地下三層の分は繁殖用、地上部の分は労働用だな。

荷馬車(牛車?)も用意した。

これで少しは、工事の効率も上がるだろう。

今回は移動用使うつもりだ。

ダンジョンコアの欠片の様子を確認したい。

前回は、歩いてダンジョン外縁まで行ったが往復4キロは厳しいものがあった。


まずは、各階層と祠のそばに埋めていたものはどうなっているかな?

う~ん?変化しているようには見えないな。

大きくも小さくもなっていない。

もう一度埋めておこう。

もっと長く埋めておいたらなにかしら変化するかも知れない。


次にいこう。

ライトカウに引かせた牛車に乗ってエリア境界に埋めたところにいこうか。

護衛は前回と同じメンバーだがパペットを一体つれていこう。

ちょっとした実験をしよう。


それにしても牛車は、歩くよりは大分楽ではあるんだが、酔いそうだよ。

尻にも大きなダメージがある。

道を整備した方がよいのだろうか?

当面は無理かな?

人員不足なので道を整備するのには回す余裕がないし、補充するにもポイントの残量が厳しい。

今収支はどうなっていたっけな。


配下モンスター自体が生む分が大分70ポイント、狩り成果で35~50ポイント、1日辺り100~120ポイント入る訳だが、支出が戦闘訓練用ミニカウ9体分45ポイントあるので60ポイント前後たまっていくわけだ。

思ったよりはあるかな?

レッサーコボルトも40体以上いるのでクラスチェンジすればもう少し余裕ができるはずだ。

食糧に関しては自給率が150%ほどになっているので数を増やしても問題ないが今は我慢の時だな。


ウ、気持ちが悪くなってきた、今後、牛車で考え事をするのはやめよう。車酔いする。

余裕が出来たら絶対に道の整備と牛車の足回りの改良をしよう。


そんな事を考えていると目印を着けた場所に到着した。

さて欠片はどうなっているかな?


エリア内のもの かわりなし

エリア境界線上 かわりなし

エリア外3㍍  かわりなし

エリア外10㍍ 発見できず


なるほど、予想ではあるが欠片がある程度の範囲から魔素を吸収しているのでその範囲に魔素がある程度あれば存続するようだ。

最低のダンジョンコアの欠片だったから10㍍も離れると吸収はできないようだ。


では3㍍地点に置いた魔素石の上をパペットが歩けるのか検証してみよう。

そのためにパペットをつれてきたんだ。


「ウットパペットよ、動けるところまで前進せよ。」


移動できたのはダンジョン外縁から5㍍地点までか。

では次の実験をしよう。

新しいダンジョンコアの欠片を3㍍間隔で置いて見よう。

欠片を基準に半径3㍍をエリアと考えたとき、エリアを重なるようにおけば道のようになるはずだ。

置いた欠片は5つ15㍍ほどになる。

「パペット、前進せよ。」どうなるかな?

ふむ、予想通りだな。

本来ダンジョンのエリアから出る事の出来ないパペットがエリアの外に立っている。

ダンジョンコアの欠片を置いた場所はダンジョンと同じようにパペットたちが動けるようだ。


次の検証は、エリアの耐久だな。

範囲が重なり合った欠片はどこまで持つのかを検証しなくては。

2,3日置いてから確認しよう。




3日後


検証の結果消滅することなく存続している事を確認した。

これでダンジョンの前進拠点等が作れるだろう。

およそ100平方㍍の範囲をダンジョンエリアとすると考えられるが円状ではなく方形にならないかな?

粉末にして粘土にまぜて使うとか出来ないかな?

しばらくは、研究と検証をすることなるな。


新たな研究課題であるがとりあえず試してみようか。

今は手持ちにあるダンジョンコアの欠片を粉砕して粘土にまぜてブロックに整形する。

50㎝×25㎝×10㎝のブロックを基準にするとして欠片一つでいくつ作るかが問題だ。

とりあえず100個分の土にまぜてみよう。

半分はそのままブロックにし、もう半分は土を同量まぜる1/100

さらにその半分はブロックにし、残りの土に同量の土のまぜる。1/200

さらにその半分はブロックにし、残りの土に同量の土をまぜる。1/400

さらにその半分はブロックにし、残りの土はそのままバケツに入れておく。1/800

こんなにものかな?

作業は命令してパペットにさせた。



2日ほどに乾燥させたブロックを検証して見よう。

今回はコボルトたちを護衛とは別に10体ほど動員して行うことにする。

50個づつにしたものを牛車に載せて、さあ、いこうか。


ダンジョン外縁からある程度間隔を開けて含有率別に1列に並べ立て見ます。

各、25㍍の煉瓦道だが、どこまでダンジョンとして機能するのか試さないと。

まずは、パペットに歩かせて見るかな。

1/100、1/200の道は普通に歩くことができたのだが1/400ではやや遅くなり、1/800では、とりあえず動けるといったところか。


次は耐久テストだな。

しばらく放置して様子を見ることにしよう。





第一次検証結果

ダンジョンコアの欠片、はある程度範囲内に魔素があれば存続することができる

(サイズの違いについて未検証)

粉砕してもある程度の量があれば効果を発する

今回使用したダンジョンコアの欠片(小)であれば50㎝×25㎝×10㎝のブロックであれば200個ほど生産できる

25メートルまではダンジョン外縁から繋げることができる。

(それ以上は未検証)


大体こんなにところかな?

25メートル以上どうなるか?幅を広げるとどうなるか?

検証しなくてはいけないこともあるが一応結果が出たと判断してよいだろう。















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