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シムダンジョン  作者: ワッシー
ダンジョンマスター始めました
12/96

8、とりあえず方針を決めようか。

ゆっさゆっさ


誰だ、俺の眠りを妨げるやつは‼

ゆっくりと目を開けると見覚えのない天井が見える。

「知らない天井だと?」


は!!なぜ昨日この台詞が出てこなかった‼


どうでもいいことを考えてしまったかな。

えーと、そうだ、ダンジョンマスターになったんだったっけ。

ああ、マイヤーが起こしに来てくれたのか?


朝食の用意ができている?

顔を洗ってから頂くことにしようか。


「マイヤー、マネと来光を呼んで来てくれ。当面の作業内容を決めよう。」


「コク、(了解いたしました。呼んで参ります。)」


戻って来るまでに朝食を片付けておくかな。

メニューは、昨日コボルトたちがとってきた鶉の香草煮と穀物パンか。

うまいんだがちょっと物足りない気がするな。

根菜類や葉物野菜が欲しいところだな。

種や苗を渡しているからその内できて来るだろう。



ふう、ご馳走さま。

そろそろ来るだろうかな?


コン,コン、

ン?来たようだな。

「入れ。」あ、しまったな、椅子が俺の分しかない。

仕方ない、ワルい立ったままで我慢してもらおうか。


「さて、来てもらったのは、今後の方針をどうするか考えているのだが、意見を聞きたいと思ったのだ。」

「まずは、コボルトたちには、引き続き狩りと採取を頼みたい、それとできるだけでよいから、回りの様子を調べてくれ。」


「クゥン(ワカッタ、シラベル)」


なんか、嬉しそうだな?

しっぽを異様に振っているんだが?

気にしないようにしよう。

深く突っ込むとド坪にはまりそうな気がする。


「では頼むぞ。ただし無理はしないように。」

「次はマネだな。作業の具合はどうなっている?」


「・・・。(報告します、立て坑道の掘削は終わっております。日干し煉瓦は製作を開始いたしましたが土質の問題があります。また、城壁基礎工事も開始しております。)」


パペットは、しゃべらないからな、内容は頭に入って来るが、違和感があるな。


「土質の対処法はあるのか?」


「・・・(残土を笊で一度水洗いして砂利等を取り除き底に沈殿したものに草木灰を混ぜることにより日干し煉瓦製作は可能ですが、沈殿物に多く水分が含まれているため時間がかかります。)」


「日干し煉瓦の製作は急がなくてよいからそのまま進めてくれ。」

「地下の坑道だが中央、向かって掘ってくれ。」


「・・・(そのようにいたします。)」


「地上の防衛も頼んだぞ。最後にマイヤー、生産の方はどうなっている?」


「…………。(畑の整備ならびに種まき、苗植えは終了しております。また、苗木も所定残り場所に植え終わっております。昨日の採取いたしました薬草、香草の処理、一部は生育の向いたところに植え終わっております。)」


「ポーションなんかは生産できそうか?」


「…………。(可能ですが、ポーション等を入れておく瓶をお願いしたく思います。)」


「わかった。用意しておこう。」

「人員の面はしばらく待って欲しい。」

「他になにかあるか?」

・・・「ないようなら作業にかかってくれ。」


「「コク」」「バウ」


マネと来光は素のまま出て行きマイヤーは後片付けを始めた。

う~ん私室でこういったやり取りをするのもなんか変だな、コアルームにデスクでも置いて執務室ポク整えようかな?

いずれ階層1つ使って舘でも作ってもいいかもな。


ああ、そうだ、他のダンジョンマスターがオークションに出品しているかもしれないな。覗いてみようかな?


まだそれほど多く出品されているわけでもないか。

出品されているのはほぼモンスターだけか、生産品は出ていない。

動物型、昆虫型が多いな。

パペット等の人形モンスターは出ていないな。

あ、そうだ!料理できるモンスターを出しておけば欲しい人がいるのでは?


「オークションに出品するにはどうすればよいか?」


(売却台をコアルーム設置いたします。置いていただければオークションエリアに転送いたします。なお、出品期間は24時間、落札された金額の10%をオークション出品費となります。)


パペットに料理と家事のスキルを着けて出品してみるかな?

ダンジョンマスターの数が確か100人ほどだったな。

とりあえず2体ほど出しておこうかな。


さて、今日も訓練をしておこうか。





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