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敗戦魔王の戦後処理  作者: てんたま
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60話 魔王「裏切られた想い」

幼い勇者がいた村を襲った妖魔将軍。

女勇者が家族を殺されても魔族を恨んでいない理由、過去そこで一体何があったのか? 

今女の勇者の口から10年の時を経て語られる。


登場キャラ


魔王

前魔王の息子で、人間の国の要請で新しい魔王に就任した。

前魔王と違って花や動物を愛する優しさと高圧的な者には強く出れない気弱い性格。

年齢も人間換算で15歳。

そして魔王の系譜らしくとてつもない魔力の持ち主だが、その力を恐れた前魔王に自分は弱いと洗脳されている。

後妹がいる。


女勇者

口も性格も悪い外道勇者。

気は強いが逆境に弱く、泣いてしまう事もある。

また火に対し強いトラウマを持っている。理由は不明。

見た目は胸は小さく金髪ツインテール。


神官妹

聖職者だが計算高く、自分が助かるためなら平気で仲間を見殺しにする汚い性格をしている。

また性癖が年上思考で、大臣を愛している。

元勇者のパーティーで僧侶をやっていた時期もある。


神官姉

神官妹の姉。

喋る事が不得意で話す言葉が訥々になりがちになる。

そんな風だから引っ込み思案に見えるが意外に自分の意志を通す。

性癖は年下思考で子供が好き。

その事から見た目が子供な魔王が好き。

後ちょっとMっ気もあるかも知れない。


魔法使い

エルフで魔王軍に娘を殺された事から、その恨みを晴らす為魔法使いになった。

性格は真面目で固い印象があるが、子供を慈しむような優しい一面もある。

女勇者とは魔王討伐の為パーティーを組んでいた時期もあったが、女勇者の心無い言葉を言われ現在はとても嫌っている。


・魔族の子供たち


魔族子供♀

魔族の少女、少し控えめだが仲間思いの優しい子


魔族子供1

ヤンチャな性格で、すぐに無茶な行動するトラブルメーカー。


魔族子供2・3

魔族子供1の子分のような存在


魔族っ子幼

魔族の幼女。

戦魔将軍を父と呼んでいた戦災孤児。

何事も疑いなく信じてしまう無邪気な性格、後まだ喋るのになれていない。


呪族の幼女

魔族とは違い、呪いの力を使う一族の生き残りで元その女王。

前の戦いで覚醒魔王に力を根こそぎ奪われ封印されてしまい、幼女の姿になってしまう。

幼女になった当初は喋るのに慣れず舌足らずだったが、だんだん慣れてきている。

わらわなど、昔の日本のお姫様のいような喋り方をし、その喋り方通り高飛車な性格をしており、さらに呪いの一族らしく恨みがましく陰湿な性格もしている。

また性癖が同性愛者な事から若い女が好きで、見てくれが美しい女勇者が好き。


参謀

前魔王の片腕だった魔族。

魔王を復活させて今の状態を作ってしまった張本人。

行動では魔王につき従っているフリをしているが、内心では魔王を利用して魔界の再建を狙っている。

そのように表の態度とは裏腹にいつも何か隠している感じの油断のならない性格をしている。


商人

姫の専属アドバイザーとして仕えている商人。

姫に頼まれ魔王をおとしめる為にやってきた。

口が上手く、人の心をつかむのが上手いが、その反面いつも何か隠しているようにも見える胡散臭い人物。


王国の姫。

常に上から目線で物を言う高飛車で傲慢な性格しており、利権など金になる物や自分が面白いと感じた物に目が無い。

今回も魔界の利権を狙ってやってきた。


メイド

大臣たちが魔界視察に来た時についてきたメイド。

いつの間にか魔王城に住み込み生活をしている。

メイドらしく引っ込み思案な気弱な性格。

また女勇者に拾われてメイドになったらしい。

その過去には何か色々ある様子。


戦魔将軍

元旧魔王軍の七魔将軍の一人。

戦魔名前のごとく力で全ての物事を解決しようとする戦士系タイプの魔族。

ミノタウロスがさらにマッチョになったような容姿をしており、正々堂々をモットーとする豪快で武人のような性格をしている。

ただ認めた主にないがしろにされるのは苦手で、よく魔王の言葉に素でショックを受けていたりする

また語尾にござるを付ける。


戦魔副長

戦魔将軍の右腕的存在で、柔らかい考えに冷静に場を見れる事から、頭の悪い戦魔将軍の代わりに色々考えてくれたりする。

性格も平和主義者と言うほどでもないが、むやみに喧嘩をして敵を作る事は良しとはしない性格。


妖魔将軍

魔王軍七魔将軍の一人で、戦魔将軍の弟。

家族が泣き叫ぶ顔見ながらその家族を食い殺す、魔族でも嫌悪するヘルムシュヴァイセンと言う料理を好んだり、そんな残虐な事を好む救いようない外道魔族。

戦中に女勇者によって拷問されて殺されたと言うが…?

妖魔将軍「ぐふふ」

女勇者「う…く…!」 ジタバタ。

女勇者(…ダメだ…こいつの腕…ビクともしない…!)

女勇者(それに私を連れて一体どこに行く気だ…?)

妖魔将軍「…」ドスドス。

女勇者(村の広場…?)

女勇者(…! みんなが集められている…?)

妖魔将軍「ふん」ぽい。

女勇者「わ!」どさ。

女勇者「く…! (人を物みたい…!)」

女勇の妹「お、お姉ちゃん…!」

女勇者「…! 女勇の妹! 良かった無事だったのね!」ぎゅ。

女勇の妹「う、うん…」

妖魔将軍「さて…」

村長「く…こんなにあっさり魔族に攻めこまれるなんて…王国軍は…王国騎士はなにやっとるんじゃ…!」

妖魔将軍「王国騎士…? あそこでミンチになっているやつの事か?」

村長「何…!?」

村人「ひえ…!」

村人「きゃあああああっ!!」

女勇者「く…王国騎士様…!」

村長「くっそぉ…あのカス騎士め…! いざとなったら何も役に立たんではないかっ!」

女勇者「え? そ、村長さん…?」

妖魔将軍「まあこれでお前らの状況はだいたい分かったと思うが…」

村人「お、俺たちどうする気だ!?」

妖魔将軍「…!」

村人「た、助けてくれ! 俺だけは助けてくれ…がっ!?」

妖魔兵「黙れ」

村人「え? 俺刺され…がふっ」バタ。

村人「きゃあああああっ!!」

妖魔兵「…」ザシュ!

村人「 !───………」バタ。

女勇者(く、首を…)

女勇者(くぅ…何て酷いことを…)

妖魔将軍「おいおいポンポン殺すなよ…後の楽しみが無くなるだろ」

妖魔兵「は…」ペコリ。

妖魔将軍「とまあ、あんまりうるさくしてるとそうなるから気を付けろよ」

村人たち「…」ガタガタ。

妖魔将軍「…? あれ聞こえなかったのかな? 分かったかー!?」

村人たち「…!!!」コクコクコク。

妖魔将軍「ガハハハっ! 結構結構!」

女勇者(く…怖がる村人たちを脅すような真似をするなんて許せない…)

女勇者(で、でも私の力じゃあいつには敵わない…!)

女勇者(一体どうすれば…)

妖魔将軍「じゃあ話を始めようか…まずは俺たちがここに来た目的だが…その前に魔界は人間界を侵略する事にした」

村人「!!!」どよどよ。

妖魔将軍「まあその第一陣が俺達妖魔軍って訳だが…ここを第一に攻めに来たのは理由がある」

妖魔将軍「何だと思う? はいそこのやつ」

村長「わ、儂ですか?」

妖魔将軍「そうだ早くしろ」

村長「ゆ、豊かなこの村を…略奪ですか?」

妖魔将軍「略奪…? 勘違いするな、お前ら下等生物に物を所有する権利なんか元より無い、俺たちがお前らから物を奪う時は収穫だ…覚えておけ」

村長「そ、そうですよね。し、失礼しました」

妖魔将軍「オマケに答えも違う…! 殺すぞ?」

村長「もももも申し訳ございませんっ!」ペコペコ。

女勇者(優しい村長さんに…く! 魔族めっ!)

女勇者(それにあいつの目的は、さっき王国騎士様とあいつが話していた時、私の名前が出てたし…恐らく)

妖魔将軍「分からないふりをするな…ここが勇者が生まれた村だって分かってるんだ」

村長「!」

女勇者(や、やっぱり私が目的…!)

妖魔将軍「さて…この中に勇者はいるかな?」ニヤニヤ。

女勇者(ど、どうしよう…私のせいで村の人が)

女勇者(私が…私が戦わなくちゃ…勇者なんだから…)

女勇者(でもこんな木剣じゃ…あいつを倒す事なんて…)

女勇者(いや…勝てる勝てないじゃない…)

妖魔将軍「お前か?」

村人「ち、違います…」ガタガタ。

女勇者(武器も関係ない…)

妖魔将軍「じゃあお前か?」

村人「ひぃ! 違、違います!」

女勇者(勇者の武器は、王国騎士様に教えられた…)

妖魔将軍「じゃあお前かな~!?」

女勇の妹「…!!」

女勇者「!」

女勇者「勇者の武器は勇気だっ!」ザッ!

妖魔将軍「ああん?」クル。

女勇者「妹に手を出すなっ!」

女勇者「私が…!」

女勇の妹「…その子です」

女勇者「…」

女勇者「…え?」

妖魔将軍「は?」

女勇の妹「…れが」

妖魔将軍「あ?」

女勇の妹「勇者です…」

女勇の妹「それが勇者です!! 間違いありません、そいつが勇者です!!」

女勇者「え…」

女勇者「そ、そ…れ? え? あ、の…え?」

女勇の妹「勇者は差し出します! だから私たちの命だけは助けてください! お願いします!」

女勇者「…な、にこれ…え? 女勇の妹…?」

妖魔将軍「むう…」チラ。

村長「…!」ビク。

女勇者「そ、村長…さん?」

村長「…」

村長「ひ…」

村長「ひひ…そ、そうですじゃ、それが勇者ですじゃ…ひ、ひひ」

女勇者「…!」

女勇者「村…長…さん」

村長「わ、悪く思うな…」

村長「お前も…村人のために…人のために死ねるんじゃ…勇者として本望だろう? ひ、ひひ…」

女勇者「…!」

村人「そ、そうだわ…それが勇者だわ!」

女勇者「…!」

女勇者(いつもお菓子くれた優しかったおばさん…)

村人「は、早くそいつ連れて村から出てってくれ!」

女勇者「…!」

女勇者(偉いねって頭を撫でてくれるおじさん…)

村人「そいつが勇者だ!」

村人「俺たちは関係ない!」

村人「好きにして良いから!」

女勇者「あ…あ…」ガクガク。

勇者母「そ、それです、それが勇者です、わ、私が生んだ時、創造神の神託受けました」

勇者父「そ、そうです…私も見ました、それが間違いなく勇者です」

女勇者(…! お父さん…お母さん…)

女勇の妹「早く殺しちゃってくださいっ!」

女勇者「あ───」ポロ。

妖魔将軍「ん? ふむ…」

妖魔将軍「…! くっくっく…」

村長「あ、あの…?」

妖魔将軍「よく正直に言ってくれた感謝するぞ人間ども」

村長「それじゃ…」ほっ。

村人「助かった」

村人「良かったわ」

妖魔将軍「だーがーっ!」

村長「え?」

妖魔将軍「勇者はお前ら人間にとって希望の星…」

妖魔将軍「そんなに簡単に差し出す訳が無いよなぁ?」

村長「え? え?」

妖魔将軍「よってぇ…お前らの側に勇者を隠していると見た!」

女勇の妹「!!!」

村長「…! な! そ、そんな事ありませんっ! そ、そいつが勇者です! 嘘はついておりませんっ!」

女勇の妹「ほ、本当です妖魔将軍様! そいつが勇者です! 勇者なんですっ!」

妖魔将軍「勇者を隠すために、ガキを俺に差し出すとは、中々上手い事を考えたが残念だったな」

妖魔将軍「よーしお前らこのガキ以外食ってよしっ! だだしこのガキに見せつけるようにして食うんだぞ」

妖魔将軍「ヘルムシュヴアイセンの始まりだー! はっはぁっはっ!!」

村長「そ、そんなー!」

女勇の妹「ひぃーっ!」

妖魔兵「があっ!」

村人たち「ぎゃーーーーーーっ!!」ブシュ!

妖魔兵「がつがつ!」バリバリ。

村人「…! …!」ビクビク。

村長「な…な…」

妖魔兵「ふん!」ドカ。

村長「おご」

妖魔兵「へへ」ペロリ。

妖魔兵「があっ!」バリバリ!

村長「おっ…おっ…」

勇者母「た、助けてー!」

勇者父「ぎゃあああっ!!」

女勇者「…」

妖魔将軍「ひっひ…ほらよーく見ろ」ガッ。

女勇者「ぁう…」

妖魔将軍「お前を売ったやつらの末路だ…どうだ悲しいか? それとも良い気味か? どうなんだ? 答えてみろ、はぁっはっは!」

女勇者「う…」

妖魔兵「へへ」

女勇の妹「や、止めて…私は勇者じゃない…だから、だからっ…」

女勇者「…!」ビク。

妖魔将軍「…ん? ちょっと待てお前ら!」

妖魔兵「!」

妖魔将軍「そいつは俺がやる…こっちに連れてこい!」

女勇者「…!」

妖魔兵「分かりました…こいっ!」

女勇の妹「ひっ! 止めてっ、助けてっ!」

妖魔将軍「ぐふふ」

女勇の妹「ひっ…」ガチガチ。

女勇の妹「た、助けてください…お願い…助けて…」

妖魔将軍「火を用意しろ!」

妖魔兵「はいっ!」

妖魔兵「…!」ゴオオオオ!

女勇の妹「な、何…何するの…?」

妖魔将軍「…焼き肉だ…!」

女勇者「…!」

女勇の妹「…え…やだ」ガタガタ。

女勇の妹「…! や、やだ! やだやだやだやだやだやだやだやだーーーっ!」

女勇者「女勇の妹…」

女勇の妹「…! お…」

女勇の妹「お、お姉ちゃん! お姉ちゃん!! 助けてっ!」

女勇者「…」

女勇の妹「ちょ、ちょっと聞いてるの!? 助けて…助けてよっ!」

妖魔将軍「妹が助けを求めてるぞ? 助けなくて良いのか?」

女勇者「…」

女勇の妹「ね、ねえ? 聞いてるお姉ちゃん? このままじゃ私食べられちゃうよ?」

女勇者「…」

女勇の妹「さ、さっきの事怒ってならあ、謝るから…」

女勇者「…」

女勇の妹「だ、だから…っておい! 聞いてんのかてめーっ!」

女勇者「…!」

女勇の妹「殺されるって言ってんだろっ!?」

女勇者「…」

女勇の妹「勇者何だから何とかしろよコラっ! このクソがっ!」

女勇者「…」

女勇の妹「シカトしてんじゃねーよっ!」

女勇者「…」

女勇者「…知るか」

妖魔将軍「…! くっくっくっ…」

女勇の妹「…!」

女勇の妹「ちょ…ちょっと本気なの…?」

女勇の妹「ま、待ってよ見捨てるなんて…冗談でしょ!?」

妖魔将軍「はーい残念だったな、焼き肉タイムの始まりだ!」

女勇の妹「ま、待って、い、いや…た、助けて…助けてよ…」

女勇の妹「助けてお姉ちゃーんっ!!!」

………。

……。

…。

魔王「…」

女勇者「…分かったか…だからアタシは妹や村のやつらを殺されても、妖魔将軍の奴は別に恨んじゃいないのさ」

女勇者「アタシが守りたい奴なんて…村には最初から居なかったんだからな…!」

女勇者「だからアタシはあいつらのために強くなったんじゃない」

女勇者「あいつらのために、魔族と戦っていた訳じゃない…!」

女勇者「全部! 全部! 全部! 自分のためだ! 自分が自分だけが幸せになるために戦っていたんだ!」

女勇者「もう二度とあんなくだらない事にならないためにっ!」

魔王「勇者さん…」

女勇者「分かったか…分かったらもうアタシに構うな…」

魔王「…」

魔王「待ってください!」

女勇者「何だよ…まだ何か…!」

魔王「魔族子供♀さんは…その貴女の幸せの中に入っていたのでは無いですか?」

女勇者「…!」

女勇者「…」

女勇者「そんな訳あるか…」

魔王「本当ですか?」

女勇者「…! ああ本当だよっ!」

女勇者「魔族を恨んでないって言っても勘違いするなよ…!」

女勇者「お前らがいなければ…元からあんな事は起こらなかったんだからなっ!」

魔王「…!」

女勇者「アタシの幸せの中に魔族子供♀が入ってるって?」

女勇者「ふざけんな! お前ら薄汚い魔族をアタシがそんな風に思う訳無いだろっ!」

女勇者「アタシが魔族子供♀をそんな…風に…」

魔王「勇者さん…!」

女勇者「だまれ…話はここまでだ…」クル、ザッザッ。

魔王「勇者さん…」

魔王(…なら何でそんな苦しそうに言うんですか…)

魔王「…」

魔王(…それにしても、勇者さんは、その後どうやって妖魔将軍から助かったんでしょう?)




女勇者「…」

妖魔兵「村のやつらはあいつ以外全員殺しました」

妖魔将軍「そうか」

妖魔兵「将軍あいつはどうしますか?」

妖魔兵「勇者を確実に殺しておくなら、あいつも殺しておいた方が…」

妖魔将軍「良い…あいつは良いオモチャになりそうだからな、しばらく俺が飼おう」

妖魔将軍「と言う訳だから、ちゃんと世話しておけよ。じゃあ俺はちょっと寝てくる」

妖魔兵「は、はあ…」

………。

……。

…。

女勇者「…」

女勇者(…誰もいなくなっちゃった…)

女勇者(お父さんもお母さんも)

女勇者(…女勇の妹も…)

女勇者(誰も…私の家族じゃ無かったんだ…)

女勇者(だから…見殺しにした)

女勇者(だって家族じゃ無かったから…)

女勇者「う…」

女勇者「うう…うええ…」グス

妖魔兵「うるさいぞ静かにしろっ!」ガン!

女勇者「うええ…」グスグス。

妖魔兵「このやろう…聞いてないな…」

妖魔兵「だったら体で分からせてやろうか? ああ!」

???「おい、女の子には優しくしろよな」

妖魔兵「あ? な、何だこのガキ…! どこから入った…」

妖魔兵「がっ!?」

妖魔兵「き、貴様…何…者」ドサ。

???「何処だって良いだろ」

女勇者「…?」

???「さて…おい大丈夫か?」

女勇者「…誰?」

???「ん? 俺か?」

???「俺は…」

???「勇者だ」


続く

真相を語った女勇者は魔族とは相容れぬ事をきっぱりと口にしその場を去る。

女勇者は二度と魔族と分かりあえる事は出来ないのか?

そして女勇者を助けた勇者と名乗る男の正体は?

次回に続きます。

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