あとがき
チュンチュンチュン
小鳥の声が聞こえる。平次は和葉の隣のベッドで寝ている。昨夜はあれから平次もすぐに寝てしまった。
「…んー…!!」
朝七時。和葉はいつもの調子で早く目が覚めてしまった。辺りを見回し、寝起きで少しボケているが。
「…ここどこや?……あっ。そういえば、昨日こっち来てもーたんやった。あ……。フフフ…」
和葉はすぐに状況を把握し、隣で寝ている平次を見ると笑ってみせた。平次は布団を落とし、寝相悪く寝ている。和葉はそんな平次に近寄った。
「へーいじっ!起きてよー?」
「うぅ……」
平次は和葉の声を認識したのか、目を開いた。
「おはよっ!平次っ!」
「あぁ……和葉か…」
起きてすぐに和葉を見れて安心したのか、平次はまた目をつむった。
「…俺…まだ寝るわ…」
寝起き悪いなぁと思いながらも、和葉は平次を揺さぶり起こす。
「アカン!なぁ!早く起きてよ!」
「…なんでや…」
目はまだ寝ているが、平次は体を起こした。
「おはようさんっ♪」
「…ああ…おはよ……」
「なー?目ェ開いてへんでー?」
「…開いてるわ…」
和葉は平次の目の皮膚を持ち、カッと開けた。
「わっ??!」
「ホラ〜。まだ起きてへんかったやない。」
「無理矢理やんな!ドアホ!!」
「へー…。それが彼女に言う言葉なん〜?」
和葉は手にあごを乗せ、じと目で平次に聞いた。すると平次は意味が分からないという顔で、和葉に返事した。
「彼女ぉー?!なんでお前が俺の彼女やねん。」
「やって!!アンタ、トロピカルランドで告白してくれたやんか!!」
「は?和葉、何ゆうとんねんや?二人でトロピカルランドなんか行ったことないやろ?」
「へ…?」
和葉はまぬけな顔をし平次を見ると、少し考え込んだ。
「あ"ーー?!…そうやん…夢やった…」
「完全なアホやな…。」
和葉は恥ずかしさを隠しながら、平次に謝った。
「アハハ…ごめんなぁ……。あ!でも、現実の平次はアタシのことどー思ってるん?」
「な…?!なんでそんなん聞くねや!!」
「それは………///」
二人共恥ずかしくなり、少し沈黙が続いたが、平次が口を開いた。
「……お、お、俺はなっ、かかかか…和葉のことが……好きやで?」
「平次ィ……。…フフフ!」
「なんやねんなっ?!」
恥ずかしい思いで告白したのに、和葉に笑われ平次は機嫌を悪くした。
「なんやねん!俺が普段言わへんことゆうたからて笑いやがって……。おっお前はどうやねんな?!」
「アタシは……。アタシも平次のことが好きやで?大〜好きやっ!!」
「……///…アホ。」
すると平次は和葉を抱き寄せ、どちらからともなく唇を合わせた。
「なぁ、平次ィ?今日蘭ちゃんち行こうと思ってんのやけど…アタシがいたらびっくりしはるやろか?」
「当たり前やわ。」
「でもっ!!平次の彼女やねんから、いつでも一緒にいてもええやんなぁ…!」
END |