機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜裏切りの救生主〜(4/6)縦書き表示RDF


ようやく対話に入りました。ダルダルですいません
機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜裏切りの救生主〜
作:松本



3・アスランの答


どれくらいそうしていただろうか。
キラの苦悩は深まるばかりで、何の光も見えてこない。それとも、答えなんてないのだろうか。


キラの目の奥が突然の光にチクッと痛んだ。
ようやく、夜が明けるらしい。水平線の向こうから溢れる光は瞬く間に世界を一変する。

この日が一番高い所に来るとき、また戦いが始まるのだ。そう考えると太陽にさえ感情をぶつけたくなる。

その時、キラの背後でデッキパネルが開く音が聞こえた。

「キラ!」

馴染みのある声にキラが振り向けば、そこには軍服に身を包んだ青い髪の少年。

「アスラン……」

デッキの影を抜けたアスランは日の光に赤く染まり、緑の目が淡く輝くのが見える。

キラの消沈した声にアスランは何かを感じたが、逆光に埋まる表情を読むことはできなかった。

「ここにいたのか……捜したぞ。艦長が呼んでいる。おそらくベターメンツの件だろう」

「マリューさんが?……うん、わかった…」

やはりと確信する。キラの様子が明らかにおかしい。アスランは聞かないではいられなかった
戦いを前にこの有り様では……。

「どうかしたのか?」

キラはアスランに背を向けると、再び手摺に体を預けて燦然と輝くバルト海を見下ろす。
その背中はとても悲しく、辛さを感じさせた。それはキラが背負うものの重さなのかもしれない。

「うん、少し考え事をしてたんだ」

アスランは何も言わずにキラの側に立ち、同じ様に海を眺める。潮風が頬を撫で、遥か後方へと広がっていく。



何も聞いてこない友にキラは感謝しつつも、答えが見つからない焦燥だけが募っていく。
気がつけば、キラはアスランに彼自身の疑問をぶつけていた。


「ねぇ、アスランは何の為に戦うの?」

アスランは朝焼けに照らされた横顔をチラリと見ると、手摺に背を預けて答えた。


「自分の為…なんだろうな、きっと」


大切な人を守る為、自分の居場所を守る為、平和な世界を取り戻す為。
自分が悲しみたくないから、傷つきたくないから。それは願いでもありワガママな欲望でもある。

我ながら情けない答えだな。アスランは自嘲した。
それでも、俺には命を賭けるに値する理由だ。


キラとアスランの会話らしくなってるでしょうか?出来たら感想をお願いします。バリバリ頑張れるので(笑)











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