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幸せって平等ですか? 作者:soy
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告白?

 今日はNO残業デー!
 残業しちゃいけない日である。
 勿論私の仕事は終わり、ポンコツブラザーズのフォローも済んでいる。
 今日はこの後デートだ。

「岩渕先輩!」
「なに?葉山」
「僕は岩渕先輩が好きです!僕と付き合ってください!」

 何こいつ?自分がポンコツって解ってないのか?
 いや、ポンコツはポンコツなりに考えているのかも?
 会社の皆がいるこの状況で私が逃げないように壁を作っているのかも?
 だが、逃げられないのはコイツも一緒だ。

「無理だよ!私、葉山の事一瞬も男として見たことないから!これからも見るつもりないし!今彼氏居るし!ラブラブだし!だからゴメンね!」

 葉山は顔色が悪かったが、傷心の葉山を慰めて我が物にしようと考える女子達に囲まれていたから大丈夫だろう。

「皆の前でフル事なくね?」

 ポンコツブラザース兄の石山先輩が葉山を見つめて呟いた。

「だって、葉山と石山先輩は一瞬も男として見たことないんですもん」
「おい!葉山のついででフルんじゃねえよ!」

 石山先輩が叫んでいる間に電話がきた。
 勿論、葵さんからだ。

「モシモシ葵さん?」
『迎えに行って良いか?出先が近かったから今近くに居るんだ』
「私も今終わったところです。直ぐ準備します」
『急がなくて良いぞ』
「急ぎますよ。葵さんは一人でいると肉食獣に囲まれちゃうでしょ?」
『………』
「待ってて下さい」
『解った』

 私は電話を切ると石山先輩に手をふった。

「じゃあ、彼氏とデートなので帰ります」
「料理出来ない女なんてすぐフラれるだろ!別れたら俺が慰めてやる」
「フラれたら美里に慰めてもらうので必要ないです。お疲れでーす!」

 私はそれだけ言ってその場を後にした。






 今日は葵さんが来る前に準備が出来た。
 5分ほど会社の前で待っていると、葵さんが来たのが解った。
 2つ気になる事があった。
 1つは葵さんがスーツ姿だと言うこと。
 お見合いの時も思ったが格好いい!
 もう1つは葵さんの腕にしがみついた10歳ぐらいの女の子。
 ………か、隠し子?

「命!悪い待たせた!」

 いやいや、待たせた事より子供の説明しろよ!

「あ、葵さんの子供ですか?」
「いや、ダチに頼まれて……二時間だけって言われて………すまん」
「お名前は?」

 可愛い女の子は私の顔をのぞきこむと言った。

「アオちゃんの彼女って聞いたけど………」
「命っていいます。よろしく」
「名前、千晴。ミコちゃんって呼んでもいい?」

 千晴ちゃんはちょっと茶色がかったふわふわの髪の毛を肩ぐらいまでのばしていてくりくりの大きな目が可愛い。
 こんなに可愛いのに何故かズボン姿だが、フリフリのスカートがよく似合いそうだ。

「やっべマジ可愛い!良いよ良いよ!ミコちゃんって呼んで!葵さんの子供じゃないの~葵さんと結婚したらチーちゃん付いてこないの?」

 葵さんは驚いた顔の後言った。

「チーが見た目可愛いのは解るけど………命………」

 千晴ちゃんは葵さんから離れると私に抱きついた。

「ミコちゃん好きチーと結婚しよ」
「へ?」
「チー!命は俺のだから駄目!離れなさい!」
「ミコちゃんは柔らかくて良い匂いがする」

 葵さんは千晴ちゃんのわきに手を入れて私から引き剥がした。

「俺のだって言ってんだろ!命のオッパイプニプニして良いのは俺だけなんだよ!」
「許可した覚えが無いけど?」
「駄目なのかよ?」
「………」

 千晴ちゃんはニコッと笑った。

「アオちゃん!お腹すいた!天ぷら食べたい」
「天ぷらって………命も天ぷらで良いか?」
「何でも美味しく食べられます!」
「最高な返事だな。チーうちで食べるのと外で食うのどっちが良い?」
「ミコちゃんが作るの?」

 私は速答した。

「私は絶対作らないよ!」
「そうなの?僕ミコちゃんの料理食べてみたい」
「死ねるよ」
「へ?」
「葵さんが美味しい物作ってくれるよ!」
「………お外で食べる」

 葵さんはニカッと笑った。

「おう、天ぷらの旨い店な!」

 葵さんが手を離すと千晴ちゃんは私の腕にしがみついた。

「こらチー!離れなさい」
「葵さん大丈夫だよ」
「俺以外の男が命に触るのが嫌なんだ!」

 って事は千晴ちゃんは千晴君ってこと?
 こんなに可愛いのに?
 可愛い系男子って最近は結構居るんだな~

「兎に角離れろ!」

 私は千晴君のしがみついていない方の手を葵さんの腕にからめた。

「私もお腹空いちゃった!それに子供相手に嫉妬~?」
「悪いかよ!くそ」
「嬉しいよ!」
「また掌の上でコロコロする気だな!」
「違うよ!普通に嬉しかっただけ。天ぷら天ぷら」

 私は両手に花状態で歩きだした。
 ここで騒いでいても仕方がない。
 早くご飯を食べないと、今度は私のお腹が騒ぎだしそうだったのは秘密だ。
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