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ああ勇者、君の苦しむ顔が見たいんだ  作者: ユウシャ・アイウエオン
第二章 新たなる自分への転生(人間やめよう)
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16話 次なる目的地を見据えて

「さて…」


僕はいつもの宿屋のベットの上で、寝転がりながら考え事をする。


考えるのは今後のこと。


いかにして鳳崎に復讐を果たすかと言うこと。


つまり……


いかにして魔王になるのか………… と言う事だ。


「ふむ……… イノスはどうしたらいいと思う?」


「……………………………………」


うん。


無視ですかそうですか。


「ぎゅぅ!」


ミドス、君には聞いてないよ?



まぁ…… 


冗談はさておき、ちゃんと考えなくてはなるまい。


何せ、これは僕の人生をかけた壮大な夢。


壮大な完全私怨復讐計画アベンジャープロジェクトなのだから。


恨みを込めて計画し、憎しみを込めて実行し、狂気を持って完遂しなくては……


うん。


失敗は許されない。



さて……………


では具体的に考え始めようか。


まず……


とりあえず必要なものは?


鳳崎を僕TUEEEEEEEEできるだけの圧倒的戦力を持つ魔王になるためには…… 何が必要だろうか?


うーん……


取り合えずは…………


「力と金かだろうなぁ」


この二つはあるだけいい。


あればあるほどいい。


ありすぎるという事はない。


この二つさえあれば大概のものは揃う。


地位も名誉も権力も、この二つさえあれば………


「うむ……」


よし…… 


じゃあ、まぁそこから入ろうか?


と言うかそれしかないよな?


それが全てだもんな。


うん。


そして、力と金が必要なら、まず力を先に手に入れるべきだろうな。


とにかく力は過剰にあるくらいで丁度いい。


自衛にも使えるし、守りたいものがあれば守れる。


それに…… 暴力は金になる。


そんな訳で、結局やる事は今までと変わらない。


ようするにレベル上げだ。


今までのように効率重視でレベルを上げる。


レベルさえ上げれば、必然的に強くなるのがこの世界だ。


実に分かりやすくていい。


とにかくレベルを上げて、今まで通りに【力】と【命】に割り振る。


まぁ…… 


本当は総合的に割り振った方が強くはなるんだけど。


でも、ここでこの割り振りをやめたら僕のアドバンテージの欠如に繋がる。


ただの凡庸なステータスになる事は、高レベル者に相対したときの武器が無くなると言う事に等しい。


つまり高レベルと戦えなくなると言うこと…… 


そしてそれはつまり、効率的なレベル上げは望めないと言うことだ。


それに、今のステータス割り振りでも遠距離で戦うと言う点を常にキープできれば特に問題は起きないだろうしな。


ただ、【対呪】と【対精】が弱すぎるのは確かに不安だ…… 精神攻撃や呪いは避けられないからなぁ。


まぁ…… そこらへんは別の方法で補填しよう。


「よし…… 『悦覧者アーカイブス』」


とにかく、検索をしまくろう。


強くなる方法を、レベル上げる方法を、魔王になる方法を……


調べて、調べまくって、精査して抽出して、導きだす。


よし………!!


やるぞ!!!


大魔王に…… 僕はなる!!


――――


…………と、思っていたのが三日前の話です。


「ぐおぉ…………… ねむぅ……」


『バイタルコントロール』を用いて誤魔化し誤魔化し続けてきたけど…… もう無理。


眠い。


超眠い!!


だけど……


「くふふ…… ぐふふ……!!」


できた……


できたし!!


まじできたし、これ!!


完璧だし!!(多分)


黄金の計画書だ!!


よぉし……


じゃあとりあえず、当面はこの計画書どおりにレベル上げを進行させるとするか。


では……


まず最初のステップだ。


うん……


とりあえず。




「人間をやめよう!」




プロットまとまりました。


連載再開します。(第二部 全15話予定)



御宮星屑 Lv522


【種族】 人間(半スライム)


【装備】 なし


〔HP〕  1050/50(+1000HP分のスライム内蔵)

〔MP〕  10/10


〔力〕 2610

〔魔〕 0

〔速〕 0

〔命〕 2610

〔対魔〕0

〔対物〕0

〔対精〕100

〔対呪〕0


【使い魔】


イノセントスライム ミッドナイトスライム 内臓スライム(×1000) マッスルスライム


【称号】


死線を越えし者(対精+100) 


【スキル】


悦覧者アーカイブス』 『万里眼ばんりがん(直視)』  『ストーカー(Ⅹ)』


『オメガストライク』 『ハートストライクフレイム』 『バイタルコントロール』

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