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人間の欲望
作:にわとり


  20××年
日本は変わった。
人々は、機械がないと生きていけなくなった。
だが、とても便利な世の中になった。
それでも人間は、まだ何かを追い求め続ける。
ほかに何を求めるというのだ。
それは分からない。
人間は欲望の固まりで、とても傲慢な生き物だ。



あるところに博士がいた。
彼は年はいっていたが、とても優秀だった。
彼は、ある研究に没頭していた。
だが、彼も先が長くないと気が付くと、
また違う研究を始めた。

それは、若返りの薬だった。

若返る事ができたら、また研究を続けられると考えたのだ。
彼には妻子もいた。
子供はもう家を出て、幸せな家庭を築いている。

それなりに裕福だったので、研究の費用もあった。
彼の妻は夕方になり、ロボットに今日の料理を伝えた。
ロボットは料理を作り始めた。
彼は、
「夕飯ができるまで地下に行く。」
と言った。
「あなた、もうそろそろ研究はやめなさいよ。あなた、日に日におかしくなっているわよ。」
「だから何だ。いいだろう、べつに。黙ってろ。」
「あなた、人からなんて呼ばれているか知ってるの!?いかれた博士って言われてるのよ!?」
「うるさい!!わたしに口答えするな!!」
彼はそう叫んで地下の研究室に向かった。

研究室は薄暗く、フラスコはゴポゴポと音をたてている。
彼はにやりと唇のはじだけで笑った。

「ついに、ついにこの時がきたのだ、私は研究を成功させ、偉大な人物となるのだ!!!」
彼は勢いよくフラスコに手を伸ばし、その中のものを一気に飲み干した。
その瞬間、彼の体の中に電流が走った。
彼はかっと目を見開き床に倒れた。








「あなた、ご飯ができましたよ。」
   ガチャ
「あなた?」
地下室の扉を開けると、そこには一人の赤ん坊が倒れていた。


哀れだった。







人間は何を求めるのだろうか。
求めるもの、それが永遠の命であれ、富であれ、名誉であれ、
それを手に入れたからといって、幸せな未来が来るとは限らない・・・・・・・






謎です。ちょっとこわいっすね。ハハ・・・・













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