第八章
新たに4人の仲間が加わった大宮たち。
キョウ維 「助けていただきありがとうございました。」
井ノ原 「にしても、たった二人に8人も殺られるなんてね........」
卓 「あ、皆集まってましたか。」
卓が階段を降りて来た。ここは寮のエントランスホール的な場所である。
陸遜 「彼女の容体はどうですか?」
卓 「一応命はたもちました。けど、意識不明状態です。」
井ノ原 「よかった。」
向池 「こんな時になんですが、また敵ですよ。」
向池が部屋に入って来た。手にはメモがある
陸遜 「早いですね。」
凌統 「早すぎるっつの。」
向池 「えっと、今現在はここから南南東500kmに陣を展開、数は一万です。」
大宮 「一万....多いで---」
井ノ原 「少ないわね。しかも敵が遠い。明日出発しても中花街でぶつかるわ。」
大宮 「中華街?あの横浜の?」
井ノ原 「中花街。花よ。まぁ、私は見たことないけど。」
陸遜 「地形は碁盤の目のようになっています。建物も真四角なものが多く、材質は全て木材と石からなります。」
キョウ維 「まともに正面からぶつかると分が悪いですね。ここはなにか策を、陸遜殿、あとであなたの部屋にお伺いします。」
大宮 「自分もご一緒していいですか。」
川原 「俺も一緒しよう。」
陸遜 「分かりました。ではあとで。」
凌統 「にしても、一万か....。」
星彩 「たしかに、能力者の人数に対して兵士は若干少ない。ということは...」
凌統 「能力者の方が直々に軍を率いて来るな。」
菫 「またあいつと戦うことになりそうね。」
小川 「僕はそういうのあまり気にしないけどな〜。」
大宮 「.....だろうな。」
向池 「私は少し調査してきます。」
卓 「あ、自分も行きます。」
向池 「では、行って来ます。」
向池と卓は部屋を出た。
しばらくして、陸遜の部屋。
川原 「見事なまでに碁盤の目だな。地図で碁がうてそうだ。」
キョウ維 「あまり複雑ではありません。高低でいくとこちら側が若干低いです。そして側には大きな川が流れています。」
陸遜 「十中八九水計ですね。」
大宮 「ちょっと待ってくれ、こちらは軍じゃないだろう。」
陸遜 「たしかに、軍ではありませんが。水計を行うとなにがどうなりますか?」
大宮 「水浸しになるだろうな。」
川原 「つまり、相手は水系統の能力者だ。」
大宮 「わざわざ水を呼ばなくても、資源はくさる程あるってことね。」
川原 「ところで、さっきまでの敬語はどうした?」
大宮 「あぁ、考え事すると癖でな。無礼講になるんだ。」
陸遜 「まず、水計は避けられません。つまり、どう対処するかです。」
大宮 「水の流れてるところを多少なりといじくってみるか。」
キョウ維 「どういうことですか?」
大宮 「水の勢いはなにも必ず害ってことじゃないだろう?」
川原 「....水の流れを相手に返すなんて馬鹿な考えではないだろうな?」
陸遜 「いえ、おそらく大宮さんが言いたいのは水浸しになったら逆にそれを利用すればいいと言いたいのでしょう。」
川原 「まさか...あまりにも単純すぎる。」
キョウ維 「ですが、確実に相手の出足をくじけます。」
陸遜 「あとでたのんでおきます。」
そして次の日。
中花街にて。
大宮 「さて、一人の脱落も許されませんよ。必ず生きて帰りましょう。」
そして、敵方が動き出した。 |