第三章
陸遜に牢屋を出させてもらい、共に脱出をはかるも、大勢の兵士にかこまれた大宮。
そして、その兵士たちが一斉に斬りかかって来た。
大宮 「さて、少し頑張りますか。」
陸遜 「えぇ。そうですね。こんなところで死ぬのは御免なので。」
陸遜は紅い刀身をもつ双剣を構え言い放つ。
陸遜 「燃えろ、『閃飛燕』!!」
その掛け声とともに陸遜のもつ双剣の刀身に炎がともり、激しく燃え盛った。
大宮 (....それが、異能の力.....ね。)
陸遜 「えいやっ!」
陸遜が剣を振るうと、炎がほとばしり、敵を焼尽くす。
大宮 「さぁて、俺もやりますか。」
大宮も迫り来る敵を次々と倒して行く。
御存じだと思うが、槍とは本来撲殺型の武器で、相手の兜にあてて頭にダメージを与えるような使い方をする。が、大宮は槍を短くもち、全ての敵兵を斬り捨てて行く。
陸遜 (本来の使い方とは違いますが、たしかにこの人数差と刃を振るえる範囲の狭さの場合、あの使い方が効率的ではありますね。)
大宮 「チィ、さすがに人数差があるか。長くは持ちませんね。」
陸遜 「仕方がありません。もうここの拠点を潰す覚悟でのぞみます。」
そのとき、ホールの壁の一角が粉々に崩れ落ちた。
ヒナギク 「私は桂 ヒナギク! 行くわよ!」
小川 「小川 葛妃だよ。カズヒロ〜。生きてる〜?」
大宮 「カツキか。って2人だけ!?え、この人数相手に合計4人!?無謀じゃん!!」
小川 「なんて言ってますよ〜。ヒナギクさん。」
ヒナギク 「でもやる気なしってわけじゃなそうだし、いいんじゃない?」
小川 「....答えになってませんよ〜。」
ヒナギク 「おしゃべりは終わり。目の前の敵と仲間の安全にだけ気を配りなさい。」
小川 「分かってますって〜♪」
小川は右手を前に突き出し、
小川 「...飛べ、氷の剣。」
小川の右手の前から次々と氷の剣がつくられ、吹っ飛んでいく。
大宮 「....あいつ、なんであんなのできんだよ。」
兵士 「あれぇ、だめだよお嬢ちゃん。こんなところに来たら--」
兵士は突然真っ二つになった。
ヒナギク 「悪いわね。私だって騎士-ナイト-よ。」
兵士達 「う...なんだこいつら。だ、ダメだぁ。化け物だぁ〜。」
兵士達 「勝てるわけねぇよ。逃げちまえ!」
兵士達は少しずつ逃亡をはじめた。
ヒナギク 「なによ、腰抜けばかりね。ここは。」
陸遜 「好都合です。このまま我々も戻りましょう。」
大宮 「敵の拠点を奪わなくていいのですか?」
ヒナギク 「ここ潰しても、周りは敵だらけよ。」
大宮 「あ、それじゃぁダメですね。」
陸遜 「さぁ、戻りましょう。」
小川 「あいさ〜。んじゃ、別れの挨拶を.....氷牢・捕縛陣。」
氷の壁か作り上げられ、その中の兵士を氷付けにしていく。
大宮 「....ありゃぁ。」
そして、4人は拠点を去った。 |