第十二章
中花街での戦いはそろそろ2時間たつところである。
大宮達には(主に前線の方々)疲労が見え始めていた。
高本 「....まずは、あんたらか。」
星彩 「その言葉。そっくりあなたに返す。」
陸遜 「あなたを倒し、今後の戦いを有利にします!」
キョウ維 「いざ、我等の武をもって!」
高本 「おいで、大宮が来るまで遊んであげよう。」
―大宮たちは前線へ向かっていた。
大宮 「にしても、敵は一人だけで来ているようだが、なんで一人なんだ?さっきのだって一人だろ?」
川原 「さぁな。それだけ自信があるんだろう。」
井ノ原 「慶のやつ.....とっちめなくちゃ。」
小川 「ただいま〜。」
小川は横から走って来て、加わった。
大宮 「ごくろうさん。」
大宮 「そろそろ前線だ。卓君と菫はやや後方で待機。それ以外は一点突破だ!」
一同 「了解!」
大宮たちは陸遜等のいる前線へたどりついた。
高本 「おぉ、大宮.....待ちわびたぞ。」
大宮 「....高本か。」
凌統 「あれ?御知り合いかい?」
小川 「ん、ライバルみたいなもんだよ。一方的だけど。」
高本 「さて、そろそろお前を超えさせてもらうとするよ。大宮。」
大宮 「...いや、ここは勝っておかないと。」
高本 「剣ももてない初心者がなに言ってんだか....マジックトランプ!」
高本の右手にトランプがでてきた。
大宮 「あぁ、剣ね。もってるよ。まだ一本だけど....白鷺!」
大宮の右手に柄も鍔も刀身も真っ白い、輝く純白につつまれた刀がでてきた。
高本 「面白い。行くぞ。」
大宮 「皆手だすなよ。俺が仕留める!」
高本は道をとなりへ走り始めた。それと平行に大宮も走り、去ってしまった。
小川 「んじゃ、僕たちだけで進みますか〜。」
凌統 「よし、一丁行きますか!」
澄嶺 「どこへかしら?」
慶 「まぁ、うちの大将のところでしょ。」
澄嶺 「だとしたら、なんて無謀な....。」
井ノ原 「あ!慶!性懲りもなく....。」
慶 「ねぇちゃん。次は--」
慶 「本気で殺ってあげるよ。」
井ノ原の後ろをとり、喉元に手先をあてた。
井ノ原 「っ....舐めてくれるわね!」
井ノ原は即座に離れ、瞬時に慶に向き直り、火炎弾を放つ。
慶 「遅いよ。」
慶にあたる寸前、土盛がり上がり火炎弾をすべて消し止めた。
凌統 「速いねぇ。なら、俺と勝負してみないかい?」
凌統は音もなく、慶の後ろに立つ。
慶 「まとめて相手してあげるよ!」
慶は土の巨人を2体作り出した。
澄嶺 「あら、慶は本気みたい。ならこっちはどうする?」
星彩 「あなたは本気をださなくてもいい。結果は変わらない。」
小川 「そうだね〜。」
澄嶺 「随分となめて....」
小川が氷の剣で斬りかかる。
澄嶺 「くれますわねっ!」
澄嶺はそれを避けて、針を数本投げた。
小川 「危ないなぁ。」
小川はすべて空中でよけきった。
澄嶺 「避けましたわね?」
針からは目ではとらえにくい糸がはっていた。
小川はそれに絡まった。
小川 「あ、やばい?」
澄嶺 「まず一人!」
糸は小川の体をバラバラに引き裂いた。
はずが、引き裂いたのは氷だった。
澄嶺 「分身!?小癪な!」
澄嶺は糸を切り離そうとするが、凍っているためきれない。
星彩 「もらった。」
星彩が剣を振りかざす。
澄嶺 「っもう!」
澄嶺は口から紫色の霧を吐き出した。
星彩 (何!?)
澄嶺 「毒の能力者って...いるのよ。」
星彩 「毒!?しまった!」
星彩は急いで霧から抜ける。しかし足がぐらつき、転んだ。
小川 「お、ピーンチ!」
小川が急いでかけつけようとした、瞬間。
背後から斬られた。
小川 「え....?」
澄嶺 「今度は、御本人かしら?」
小川 「...マジかって!」
小川は簡易な回復の術を使い、止血だけは済ませた。
澄嶺 「作業が速いのね。」
小川 「...ったくもう。本気....だすしかないじゃん!」
小川の髪の毛と瞳が青く染まって行く。
そして、一本の青い刀身の刀をだした。
小川 「僕の剣だよ。『白虎氷牙』...っていうんだ。」
小川の足元は凍り付いていた。 |