僕と彼女のなんとかかんとか(7/23)PDFで表示縦書き表示RDF


歌澄のキャラ迷走してる気が…
物語が始まってからまだ三日しかたってない…どうしよう。


では、本編をどうぞっ
僕と彼女のなんとかかんとか
作:雨永祭



6.僕と彼女の朝の情事?と登校風景


 鳥の囀りが聞こえる。
 頭を少し揺らされた気がして目が覚めた。
「……んんっ……あっ……」
「…あ"…」
 ふと奏さんと目が合う。
 …そういえば添い寝しちゃったんだ…なんて事してるの、私?奏さんはすっかり固まってるし。あぁ私のバカっ!…でもすごく奏さんは暖かくて良い匂い…。
 私はなんだかまともに奏さんの顔が見れなくなって俯いてしまう。
 どうしよう、どうしよう?
 コンコン
「二人共、起きて〜。朝食出来たからさ」
 あっ、ちょっ、う、どっどうしよう、楓さんがき、来ちゃった。えと、えーと…
「はいるよ?」
 あっ、入って来ちゃ駄目ーっ!
 そんなこと思っても気が動転して私は奏さんに抱き付く感じで固まってしまってる。
 そして楓さんが入って来た瞬間空気が凍り付く。
 私は楓さんを見る。
 奏さんも楓さんを見る。
「何を」
 楓さんの口角が吊り上がる。
「してるのかな?」
 眉が吊り上がり、目が見開かれる。
「奏ぇぇっ!」
 ドスの聞いた恐ろしい声で奏さんの名前を叫ぶ。
「…ひっ」
「ひぃっ!」
 怖い、怖過ぎる。
 思わず奏さんにしがみつく。
「…………」
「か、歌澄ちゃん、大丈夫?」
 大丈夫な訳が無い。奏さんの問いに首を強く振って答える。
「だ、だよね」
「奏、分かってんだろうなぁ…」
 段々と私達に近付いて来る楓さんの表情は鬼の様だった。
 一歩、また一歩と近付いて来る。
 ―――怖いっ!
「に、義兄さん!歌澄ちゃん泣きそうなってるから今は押さえてっ!」
「…あっ、それもそうだね〜。奏、降りて来たら真っ先に台所に来てね」
 奏さんの言葉に楓さんの殺気が引いて行く。
 そして楓さんは
「早く降りて来てね」
とだけ言うと下に降りて行った。
「……………」
「……………」
 沈黙が降りる。
「…えと…大丈夫?」
「……すごく…怖かったです」
「…だよね」
 本当に怖かった。死んでしまうかと思った。でもよく考えると添い寝しちゃった私が悪いんだよね…。
「まぁ歌澄ちゃん、取りあえず下に降りよう。それでさ…」
「…はい?」
 なんだろう?
「あのさ、いい加減離れてくれない?動けないからさ」
「……あっ」
 しっかりと奏さんにしがみついていた。
「ご、ごめんなさいっ!」
 急いで奏さんから離れる。
 うぅっ、なんかまともに顔を見れないよ…。
「………そ、それじゃあ、い、行こうか」





「いってきま〜す」
「…いってきます」
 歌澄ちゃんと一緒に家を出る。
 それにしても、今日も朝から大変だった…。寝てたし、なんか歌澄ちゃんと添い寝してるし、義兄さんはキレるし、今日飯抜きになるし、添い寝の事を聞いた二日酔いのアル中二人(姉さんと水波音ちゃん)に絡まれるし…。
「……………でさん」
 しかしまぁ、良い匂いだったなぁ歌澄ちゃん。姉さんと同じシャンプー使ってた筈なのに姉さんの百倍良い匂いするもんなぁ…。
「…………なでさん」
 しかも歌澄ちゃんのあの寝顔は反則だよ…抱き締めたい気持ちを押さえるのがきつかった。
 …にしても今日も朝からよく食ったよな歌澄ちゃん。問答無用で…
「奏さん!」
「ぅわぁっ!決して歌澄ちゃんが朝から食べ過ぎだなんてことは思ってないよっ!」
 ……っしまった!もしかしたら歌澄ちゃん気にしてるかもっ!
「…?どうしたんですか?」
 首を傾げて僕を見ている。
 ……気にしてなかったのかな?
「いや、なんでもないよ」
「…そうですか?それよりもその…」
「どうしたの?」
「ごめんなさいっ!」
 頭が膝に着くんじゃないかってくらいに頭を下げる歌澄ちゃん。
「…えーとごめんなさいって言うと?」
 …どれの事だろう?朝の事なのか、食事量の事なのか…。
「…その、そっ添い寝、なんかしちゃって」
 『添い寝』のところで赤くなるところがまた何とも可愛らしい。彼方さんが抱き付くのも良く分かる気がする。
「あー、どうしてまた添い寝なんか?」
「…えと、その……暖かそうだったから……」
 俯いて小さな声で何かを言っているけれど良く聞き取る事が出来ない。
「歌澄ちゃん、今なんて言ったの?」
「…だから、その……暖かそう…だったから……」
「だから何をいってるのか…」
「暖かそうだからだって〜♪」
「ふわぁっ!」
「ぅわっ!」
 いきなり話に入って来たのは陽子ちゃんだった。
「…陽子ちゃん…」
「陽子ちゃん?」
「むっふふ〜♪歌澄ってば奏君と添い寝なんかしちゃったんだ〜♪だ・い・たんっ!」
「ぁうぅ…よ、陽子ちゃん…」
 顔がびっくりするくらいに赤い歌澄ちゃんに陽子ちゃんが抱き付く。
「陽子ちゃん、一体いつの間に…」
「えとね〜歌澄が頭下げてるあたりからかなっ。ねっ、奏君、歌澄と一緒に寝てどうだった?」
「っ!よっ陽子ちゃんっ!」
 すると突然周りの空気が変わった。
 なんだ?寒気がする…。
「いいから、いいから。で、どうだったっ?…って、どしたの?」
「奏さん?」
「いや、ちょっとね…」 周囲に良く注意を向けてみると登校中の男子生徒達が僕を殺気の籠った視線を送っていた。しかも
「なんなんだあいつは。歌澄ちゃんや陽子ちゃんと気安くしやがって…歌澄ちゃんと寝ただとぉ…」
とか
「なんだあの糞野郎は…」
とか、終いには
「…歌澄さんと寝ただって…許せない、殺してやる」
なんて声が聞こえてくる。
 怖過ぎだよ、男子諸君。そりゃぁ寒気もするってもんだよ…。 うーん、殺気がギンギン。
「…奏さん、一体どうしたんですか?」
「いや、なんでもないよ、なんでも…」
 そういえばこの二人、男子に物凄い人気があるんだったな…。
「そんなことよりさっ、歌澄との寝心地をどうだったのって聞いてるのさ。さぁさぁさっさと白状しなっ」
「えーと…」
「ぅわぁぁっ!かっ奏さんっやめてっ!」
「んむぐぐっ」
 歌澄ちゃんに口を押さえられる。
「にゃははは〜♪歌澄をからかうのはやっぱ楽しっ♪」
「…むぅ〜」
「むくれちゃってかぁ〜わいっ♪さっさと学校にゴーだよん、にゃははは〜♪」
 それにしても歌澄ちゃんって最初は表情の乏しい娘かと思ったけど、その変わりになかなかどうして分かりやすくて可愛らしい反応するじゃないか。顔じゃなくて態度とか動作で感情表現してる感じだな。表情が変わらない訳じゃないけどさ。
「…奏さん、どうしたんですか?置いて行っちゃいますよ?」
「ほらほらっ、さっさといっくよ〜」
「あ、うん。今行くよ」
 三人で学校に向かう。僕だけ男子達の熱烈(?)な視線を浴びながら。


 絶対学校でもこの地獄の業火の様な視線に晒されるんだろうなぁ


学校に行くの怖いな……



どうも、雨永です。如何でしたでしょうか?
物語の展開が遅過ぎですね。やっぱり行き当たりばったりは駄目ですね、かと言って計画性あるわけじゃないんですよね(笑)
評価・感想・優しい批評待ってます











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