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冷笑と急襲と最終決戦編(オリストーリー)
第九十三問
問題 有害な生物により発生する災害を何と呼ぶか答えなさい

姫路瑞希の答え
『生物災害、あるいはバイオハザード』

教師のコメント
正解です、流石ですね姫路さん。
主にウィルスなどによる災害の総称であり、インフルエンザやサルモネラなどもコレらに該当します。


久遠光一の答え
『清水美春』

教師のコメント
否定はできませんが、間違いです。


吉井明久の答え
『坂本雄二、鉄人、姫路瑞希、島田美波、清水美春、FFF団、ババァ長(訂正)学園長……』

教師のコメント
君の周りは災害だらけなのですか


坂本雄二の答え
『霧島翔子』

教師のコメント
君はいい加減観念しなさい










時は過ぎて昼、屋上にて。

「ねえ光一、木下さんの事だけど……」
「あのな明久、今の俺達に余裕なんてありゃしない。だから少しでも不信感を持ちたくないんだよ」
「それは……けど」
「何が言いたいかはこの際おいとくけど、今はそんな事よりこれからだ」

明久はどうにも複雑な気持ちを抱えつつも、確かに今はと黙る事に。
明久はムッツリーニの盗聴を(Aクラスは工藤が全て排除してある)警戒し、アイコンタクトを。

『Aクラスの方は?』
『表向きは協力するよう頼んどいた。今ヘタに行動してAクラスが破れたりすれば、それこそ根本達の天下だ』
『まあ、仕方ないよね。秀吉と工藤さんは?』
『演劇部と水泳部経由で、ちょっとクーデターの勃発阻止を頼んでる』

根本のやりたい放題には、午前だけでも各クラスで不満が募っていた。
特にAクラスとDクラスでの反発が強く、今にも試召戦争をという声もある程に。
3年でも、常夏コンビが設備のランクを下げられたくなければと脅され、大半が協力を強いられていた。

だからと協力してクーデターをという声が、ひそかに囁かれている。

『でもどうして? 僕達にしてみれば……』
『まだ駄目だ。3年は元々の原因である俺達を恨んでるだろうし、2年だって根本に反発はしつつも俺達を嫌悪してる奴も多い。いざって時に邪魔をされたらそれこそおしまいだし、クーデターが潰されたりしたら根本達を余計に調子づかせるだけだ』
『うぅっ……あの覗きは元々清水さんが原因なのに』
『心配するな。そっちはもう手をうってある』

ガチャッ!

「居たわ!」
「ちっ、見つかったか!」

小山を始めとするCクラスの女子数人と、数学の長谷川教諭
その女子達を率いるのは……

「ん? 見覚えのない顔だな……3年か?」
「雰囲気的には、霧島さんに近いよね?」

その見慣れない女子が、小山が前に出ようとしたのを制した
そして一歩前に踏み出すと……

「あなた方が、通称切り込み隊長コンビですか?」
「ああ、そうだ。で、俺がアンタ達が倒したがってる久遠光一だ」
「そうですか。私3年の小暮葵と申します」
「へぇっ……これはご丁寧にどうも」

光一は珍しく、礼儀をわきまえたふるまいでそれを返した。

「あら? 後輩の小山さんからは、粗野で下品なデリカシーのない、クズの見本だとお聞きしてましたのに」
「確かに過激派と呼ばれてる以上、その言い方は否定しようがありませんね。でも俺は誰彼噛みつく気はありませんよ。どこぞの指どもと違ってね」
「アンタ好き放題言ってくれるじゃない!!」
「やめなさい、それが彼の思うつぼだとどうしてわからないのですか?」

小山は小暮の言葉に委縮し、一歩下がった。
その様子で光一は、小暮に関心を持った。

「へぇっ、成程ね……じゃあそちらの要件はわかってるから、手っ取り早く行きましょうか」
「そうですね。あなたに恨みはございませんが、これも代表の指示なので」
「その代表だが、一体何考えてんだ? 幾ら学園の評判を下げまくってる張本人である俺達を黙らす為とはいえ、外に漏れたら余計に評判下げる騒動に参加するなんて」
「私達には私たちの事情があると言う事です。では、サモン!」
「ちっ、だからと言って手は抜かねえぜ! サモン!」

『2-F 久遠光一 数学411点』
  VS
『3-A 小暮葵 数学311点』

数学フィールド内に現れたのは、毛皮のジャケットにスラックスを纏い、手にはライフルと自動拳銃を持った光一の通常召喚獣。
そして相手方は、着物にたすきを巻いて、なぎなたを持った召喚獣。

「明久、お前数学なんぼ取れた?」
「え? えっと、120点位?」
「じゃああいつら任せたから、倒しといてくれ」
「うん、わかった。サモン!」

『2-F 吉井明久 数学121点』
  VS
『2-C 小山友香 数学163点
 2-C 江崎倶理子 数学131点
 2-C 浅田真子 数学148点』

「久遠、アンタ舐めてるの!?」
「なんだ、今頃気づいたのか?」
「キイィィィーーっ!! 良いわ、観察処分者なら直接いたぶれるんだから! 恨むんならあんな奴の相棒になったあんたのバカさと、あたし達を怒らせた不運を恨むことね!!」

3人の召喚獣が一斉に明久の召喚獣にとびかかった。

一方、光一と小暮の方は……。

「どうやら口が上手の様ですね?」
「こんななりで狡猾でもなけりゃ、過激派筆頭なんて呼ばれてやしないさ」

光一の召喚獣が自動拳銃を発砲すると、難なく小暮の召喚獣の足を撃ち抜いた。

「っ、くっ。やはり、うまく行かない?」
「思わぬ幸運だな。オカルト召喚獣は等身大と違って、通常はデフォルメ。上手く行かなくて当たり前か」
「まだです!」

小暮の召喚獣が突進し、なぎなたを突き出すのをライフルで受け流し、そのライフルで小暮の召喚獣の腹を撃ち抜いた。
一旦距離をとり、ライフルを発砲して……

「爆発」

腕輪の能力を発動させ、発生した爆発で小暮の召喚獣は戦死。
一方の明久も、3対1を苦にする事なく撃破。

「流石、学年主任の高橋先生を破っただけはありますね」
「悪党になり下がってまで、過激派筆頭と呼ばれるまで駆け上がって来たんだ。これ位やれなくてどうする?
「成程、強い訳ですね……気に入りました。では、ご武運を」

そのまま小暮を始め、1部隊は鉄人の手で補習室に。
一先ずの危機回避に2人はハイタッチ。

「でもどうするの? このままじゃじり貧だよ?」
「手がない訳じゃないさ。まあここは俺に……」

「見つけました、ブタ野郎ども!」
「清水さん、約束は守ってね?」

続いて現れたのは、Dクラス女子部隊。
率いるのは清水美春と……

「げっ! 確か優子の友人の玉野!?」
「? 知ってるの?」
「……あの生物災害しみずみはるの次位に顔を合わせたくない女だ」

改めて、率いるのは清水美春と玉野美紀。

「何だかわからないけど、どうする?」
「冗談じゃない、あんな暴走変態コンビなんか相手にできるか!」
「え? まさか、清水さんと同類!?」
「ある意味な!」

光一が煙玉を取り出し、煙幕を張り逃走。
しかし……

「逃が死マせン! 狂コソハコロ死ナブリツブ死ネジリヒキサキキキキキキキ!!」
「だーもう! 明らかに自然災害がかわいく見えるよ! この清水美春バイオハザードは!!」

右手の指に挟む様ににして持ったスタンガン(3本とも特注品)と、左手のゴム弾の装填されたショットガン
これらを構え、文月の生物災害バイオハザード事、清水美春と対峙する光一。

一方では……。

「さあアキちゃん、ここで捕まって!」
「その前にアキちゃんはやめて!」
「今ならゴシックロリータ……ううん、メイド服にウエイトレスから巫女服に……何を選べばいいか迷っちゃう」
「……光一がいやがる理由がわかったよ」
「さあアキちゃん、お着替えの時間ですよ~」

明久が悪寒を感じつつ、手をワキワキさせながら歩み寄る玉野美紀から後ずさりをしていた。
彼らの悪夢が、はじまる。


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