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召喚獣補完計画編
第四十八問
問題 以下の問いに答えなさい

水泳の個人メドレーの種目を答えなさい

姫路瑞希の答え
『1.バタフライ 2.背泳ぎ 3.平泳ぎ 4.自由形』

教師のコメント
正解です。流石ですね、姫路さん
解答はあっていますが、姫路さんは実際に泳ぐのが苦手なようですね。
水泳は全身運動で心肺能力を鍛えることにも役立ちます。
苦手だからといって尻込みせず、積極的に水泳に参加しましょう


久遠光一の答え
『バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロール』

教師のコメント
正しくは“バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形”なのですが、自由形で先の3つの泳法で泳ぐと失格となりますので、正解にしておきます。


吉井明久の答え
『アニソンメドレー、懐メロメドレー、鳩サブレー』

教師のコメント
鳩サブレーは先生も好きです
















文月学園、試験召喚システム・サーバールーム。
その中で展開される2つの召喚フィールド内では、召喚獣による死闘が繰り広げられていた。

物理科目フィールドにて。

「3対1はやっぱきついな」
「学年でも指折りのヤツならなおさらだろ」

翔子、優子、愛子の召喚獣との接戦。
射撃に比べると錬度が劣る接近戦に持ち込まれ、じわじわと追い詰められていた。

「で、どうするんだ?」
「決まってるだろ」

多数対1の場合の鉄則、それは……

「まずは一番強い奴を叩く!」

『Aクラス 霧島翔子 物理399点』
  VS
『Fクラス 久遠光一(+吉井明久) 物理401点+501点』

光一の召喚獣は真っ先に翔子の召喚獣に斬りかかった。
右手のガンブレードと日本刀がぶつかると同時に、左手のガンブレードが翔子の召喚獣を突き上げる。

「よし!」

そのまま突き上げたまま壁に突進しつつ、トリガーを何度も引き続ける。
そして、壁に叩きつけ……

「終わりだ!」

右のガンブレードで、翔子の召喚獣を一閃。
点数が無くなり、消滅していった。

「よし、次だ!」

既にこちらにとびかかってくる、優子と愛子の召喚獣。
ソレを迎え撃つべく、光一の召喚獣はガンブレードを構え、弾丸を撃ちだし応戦。

ただ、またもや優子の召喚獣がそれを耐えきり、光一の召喚獣に怒涛の攻撃を仕掛けて来る。

「だからどうして優子の召喚獣だけ行動がおかしいんだよ!?」
『知らないわよ!』
「本当にコントロールが出来ないんだろうな!?」
『失礼ね! どうしてこうなってるのかこっちが聞きたい位よ!!』

ランスをかわしてもパンチやらキックやらが矢継ぎ早に飛んでくるため、防戦一方だった
防御にも点数は削られる為、徐々に点数が削られていく。
そこに愛子の召喚獣が、援護程度に攻撃……というか、援護程度しか出来ていない。

「ああもう! やっぱり優子のから倒すべきだった!!」

その言葉に、約1名を除いて学園全員が頷いた。

「光一はまだいいよ! こっちは2人してそうなんだから!!」

一方、現国フィールド

点数的には勝ってる筈なのに、何故か美波の召喚獣は点数から想像の出来ないスピードでの猛攻を。
瑞希の召喚獣も大剣を駆使して、まるで痛めつけるように明久の召喚獣に迫っていた。

「ぐあうっ!」

瑞希の召喚獣の大剣が明久の召喚獣をとらえ、胴をなぎ払い壁に叩きつけた。
そのフィードバックで、胃液が食道まで逆流する感覚が込み上げる明久。

「げほっ!」
「明久!」

『Fクラス 吉井明久(+久遠光一) 現代国語351点+1点』

よろよろと起き上る明久の召喚獣だが、そこへ美波の召喚獣がマウントポジションをとってパンチの嵐。

『明久君! 大丈夫ですか!?』
『アキ! 大丈夫!?』
「心配する位なら止めてよ!!」
『だから、違うって言ってるでしょ!?』

もはや暴走の所為だと、明久も光一も思っていなかった。

「……ある意味一番の被害者は、姫路と島田と姉上じゃな」
「……全くだ」

2人は同情するも、流石にマウントパンチをする美波の召喚獣を見ては否定が出来なかった。
そこへ瑞希の召喚獣が大剣を振り上げ、まるでギロチンを思わせるかのように首へと狙いを定める。

「くそっ! ここまでか……!?」

明久の抵抗も空しく、振り下ろされようと……

『お姉さまーーーー!』

した時、明久と光一にとって聞きたくない声が。
それと同時に、サーバールーム内に召喚獣が1体展開される。

『たとえ召喚獣といえど、ブタに抱きつくなんて許せません! 抱くならこの私のを抱いてください!』

その召喚獣が美波の召喚獣に抱きつき、その体制を崩した事で明久の召喚獣は脱出成功。

「よし、美波の召喚獣が動けないなら今がチャンスだ! 御免、姫路さん!」
『ちょっ、誰か助けて! 清水さん、いい加減にして!』
『美春と呼んでください!』

振り下ろした隙を狙って、明久の召喚獣が突撃し一撃。
瑞希の召喚獣が吹き飛び、壁に叩きつけられる。

「ダブル解除! 光一!」
「ああ、融合解除!」

『Fクラス 久遠光一 物理410点』
『Fクラス 吉井明久 物理310点』

融合が解除されるなり光一の召喚獣は優子の召喚獣を殴り飛ばし、ライフルを構えて弾丸を撃ちだす。
そして……

「“爆発”!」

腕輪を発動させ、愛子と優子の召喚獣諸共に吹き飛ばした。

「よし、明久!」
「うん!」

明久が今のうちにと、外れてるケーブルへと駈けだす。
そこへ……

「なっ!」

『Fクラス 姫路瑞希 物理332点』

瑞希の召喚獣が展開され、装備が悪魔の様な装飾へと禍々しく変貌していく。
剣が禍々しく変貌し、尻尾も黒く鋭利な武器を思わせる様相。

「……なんか、ヤバそうなんだけど?」
「よし、援護に……何ィっ!?」

優子も、それは同様だった。
まるでカラスを思わせる様な黒い翼を背に、禍々しい形に変貌したランス。
左手の小手が、禍々しい爪へと変わっていく。

「……どうやら、お互いにここが正念場みたいだな」
「うん……」

やむ負えず、光一と明久は融合と同時召喚の腕輪を起動。
改めて光一は優子と、明久は瑞希の召喚獣と対峙。

瑞希の召喚獣の尻尾が明久の、優子の召喚獣のワイヤー爪が光一の召喚獣に襲いかかり2人をとらえる。
瑞希と優子の召喚獣は思いきりぶん回して、2体を正面衝突。

「「ぐあっ!!」」

フィードバックの痛みで、2人は背中から倒れ込んだ。
その隙を逃さず、それぞれが大剣とランスで突き上げそのまま地面にたたきつけ、そして殴り付ける。

「ぐふっ!」
「ごぶっ!」
「光一! 明久!」

それぞれの召喚獣がガンブレードを杖に、よろよろと立ちあがる。

『Aクラス 木下優子 物理345点
 Fクラス 姫路瑞希 物理310点』
  VS
『Fクラス 久遠光一(+吉井明久) 物理190点+199点』

「あと……少しなのに」
『これ以上はもう無理です! やめさせましょう!』

通信機器を通して、高橋女史の声が。
それに対し、学園長は何一つ答えない。

『生徒に無益な苦痛を与えるのは、教育者として……』
「まだだ! まだ僕も光一も、点数は残ってる!」

高橋女史の言葉を遮る明久。
その言葉に、諦め等微塵も感じられない。

「まだ、勝負は終わってない……そうでしょ、光一?」
「明久……ああ、その通りだ! まだ可能性は残ってる!」
『その点数差では勝ち目は……!』
「点数差がなんだ!」

高橋女史の言葉を、光一が遮った。

「その点数差があるあんたに、俺は勝ったんだ!」
「そうだよ! 光一の言う通り、点数が全てじゃ……点数?」

ふと、明久が何かを思いついたかのように、呟く。

「そうだ!」
「っ! どうした明久?」
「姫路さん、木下さん、すぐに物理の回復試験を受けて!」
「回復試験!? おい明久、一体……そうか! 姫路、優子! すぐに受けてくれ!」

光一も意をくみ取ったのか、賛同した。

『正気ですか!? 今2人が点数をあげたら……』
「違う! 名前を書いて出せばいい!」
『名前を……っ! わかりました、すぐに!』
『姫路さん、急ぐわよ!』

2人が意をくみ取ったのを確認すると、光一と明久はすぐに敵召喚獣を見据える。
それぞれの突進を、2本のガンブレードでそれぞれ食い止め、ギリギリと鍔迫り合い。
そのままの体勢で、時間稼ぎを始める。

「光一、大丈夫?」
「当然だ。明久もそうだろ?」
「うん……大丈夫」

光一と明久が、ゴツっと拳をぶつけあった。

『『採点、お願いします!』』

「「よし来たあ!!」」

明久の召喚獣が瑞希の召喚獣を蹴り飛ばし、突進。
そしてガンブレードを突き出し、瑞希の召喚獣と交差。

光一の召喚獣はガンブレードを手放し、相手の体勢が崩れた所で優子の召喚獣にパンチをぶち込む。
そのまま相対し、そのまま互いに同じタイミングで突進し、パンチが交差。

『姫路瑞希、木下優子、0点!』

その宣告と同時に、瑞希の召喚獣をガンブレードが
優子の召喚獣を光一の召喚獣の腕が打ち貫き、消滅していった。


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