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PVもユニークもうなぎ昇りの感激雨あられ、
気が付いたらPV160000、ユニークは15000人突破と、感謝感謝。
これで、出来れば感想とか足跡を残してくれると、作者が喜びます。

ここで、オリ設定の“黒金の腕輪”について。
出したのは単純に、アニメで秀吉も一旦腕輪を手に入れた事と、主人公に得意な能力を持たせたいと考えたが故です。
題目がコメディーなので、バカテスに見合うトラブルを引き起こすことも狙いの上で、オリ腕輪を設定しました。

では、これからもよろしくです。
清涼祭編
第二十三問
文月新聞号外

優勝  吉井明久(2-F)&坂本雄二(2-F)ペア
準優勝 久遠光一(2-F)&木下秀吉(2-F)ペア

激戦を制し、見事栄冠に輝いたのは、吉井明久君と坂本雄二君のペア。
2人には“トロフィー”と“賞状”並びに“白金の腕輪”と“如月グランドパークプレミアムペアチケット”が授与されます。

惜しくも僅差で敗れ去った、久遠光一君と木下秀吉君のペア。
こちらには“盾”と“賞状”並びに“黒金の腕輪”と、こちらも“如月グランドパークプレミアムペアチケット”が授与されます。

今回から賞品として出された“白金の腕輪”と“黒金の腕輪”

白金の腕輪は、2体の召喚獣が召喚できる“同時召喚用”
並びに、教師の代わりに立会人になり、召喚フィールド形成ができる“召喚フィールド形成用”

黒金の腕輪は、自身の召喚獣を他の召喚獣と融合させる“召喚獣融合用”
並びに、召喚フィールド形成(教科指定不可)が出来る“召喚フィールド形成用”

以上の新技術のモニターとして、選ばれた訳です




















授賞式が終わり、いよいよ新技術のデモンストレーション。
まず、雄二の腕に着けられた腕輪から。

「教科は、数学で良いだろ?」
「当然だ」

ちなみに、彼ら4人が受けたテストは数学である。
雄二の腕輪は科目指定ができ、その科目から点数を引いてフィールドが形成される。

「それじゃ行くぞ! アウェイクン!」

とキーワードが放たれ、腕輪が軌道。
雄二を中心に、召喚フィールドが形成される。

「おおっ……じゃあ次は明久のだな?」
「了解。サモン!」

『吉井明久 数学65点』

「行くよ、ダブル!」

と、キーワードに合わせて、もう一体の召喚獣“副獣”が姿を現す。

「へぇっ、本当に2体が現れたよ」
「けど、ちょっと操作難しいかな?」
「明久なら大丈夫さ」

雄二が腕輪を解除し、次に秀吉が前に。

「それじゃ、次は俺達だな。秀吉」
「うむっ。アウェイクン!」

たまたま数学に当たり、その点数が削られフィールドが形成される。
使用方法は同じだが、“黒金の腕輪”のフィールドは、教科がランダムになる。

「じゃあ次は俺だな……サモン!」

『久遠光一 数学143点』

「それじゃ融合相手だけど、やっぱあき……」

「アキと合体する気なの!?」
「まさか久遠君、それを狙って召喚大会に!? ふっ不潔です、こんな大勢の前で!!」
「おのれ久遠光一!!」

と、3人分の突きさす視線を感じ、中止に。
余談だが、明久の背に妙な寒気が襲ったとか……。

「なあ、ゆう……」

「……雄二と合体なんて、許さない」

次は、まるで呪い殺すかのような怨念が自身の背を覆い尽くす感覚に襲われ、中止に。

「……ひでよ……」

「奴め、木下と合体する気か!?」
「許せん! 今すぐ突撃し、生爪を剥いでくれる!!」
「待て! 動きを感知し次第、奴から腕輪を奪いとれ!!」

と、どこぞのバカクラスのほぼ全員の怨念をぶつけられ、中止に。

「……ってこの腕輪、ある意味ハズレじゃねーか!」

性質を考えれば、もっともな話である。

「どうしたんだい? 早くしな!」

と、うろたえている光一の気も知らず、学園長は急かす。
まあ新技術のデモンストレーションなのだから、早く見せたいと言う気もあるのだろう。

「はいはーい! じゃあボクがその融合相手になっていいかな?」
「え?」

と、観客の中から立候補して来たのは、2-A所属の工藤愛子。
ふと、腕輪の欠陥を思い出し躊躇するも……。

「かまやしないよ? 融合の主導権は腕輪の所有者にある訳だから、相手が高得点だろうと不具合はありゃしないさね」
「あっ、そうですか」

融合型の腕輪の場合、媒体の点数のみが関係している為、融合相手となる召喚獣の点は関係ない。

「それじゃ、よろしくね。サモン!」

『工藤愛子 数学301点』

セーラー服に、巨大な斧を持つ愛子の召喚獣の手を光一の召喚獣は握った。
融合の条件としては、相手の召喚者が同意である事と召喚獣同士が手を握る事。

「ユニゾン!」

愛子の召喚獣がとけるように光一の召喚獣に吸い込まれ、それと同時に光一の召喚獣の服装が変わる。
ジャケットの下のシャツが消え、持っていた銃が巨大なバズーカへと変わった。

『久遠光一(+工藤愛子) 数学143点+301点』

「召喚獣自体の外見は、装備以外変わらないんですね?」
「ああ。基本、データを取り込んで自分のと融合させる訳だからね。後召喚獣の腕輪だけど、合計800点じゃないと使えなくなるからそのつもりで」

流石にそう簡単に腕輪が使えるとなるとチートもいい所の為、そこまで甘くはないらしい。

「なんか光一の方が、使い勝手よさそうだな……手に入れたらあの世に近くなる気がするから、遠慮したいけど」
「全くだ。けど、光一の弱点の“教科によって最強にも最弱にもなる”が克服できるじゃないか」
「そうだね」

こうして、デモンストレーションは無事終了した。



「お兄ちゃん! すっっっごい格好よかったよ!」
「ぐふっ! は、葉月ちゃん……今日も来てくれたんだ。ありがとう」

終わった帰り、すぐに葉月が明久に抱きついて腹に顔を埋める。
というか、鳩尾に直撃していた。

「4人とも、お疲れ様。特に最後の久遠とアキの一騎打ちは、すごかったわね」
「やっぱり光一は親友で相棒だから、最後まで全力を尽くすのが礼儀だって思ったからね」
「お兄ちゃん、すごいです~っ!」
「葉月ってば、アキが困ってるわよ?」

これ以上鳩尾を圧迫されるときつい為、明久はやんわりと葉月を引き離した。

「あの、吉井君!」
「あ、姫路さん。僕の活躍、見てくれた?」
「はいっ! とっても素敵でした! 今度土屋君に、ビデオをコピーして貰おうと思う位!」
「…………(プイっ)」

瑞希の眼がきらきらと輝き、もう興奮していた。
それと光一がムッツリーニに目を向けると、本人は目をそらす。

「そ、それで、ですね……」
「ん? ああ、なにかな?」

明久と話している瑞希が、体の前で指をもじもじとしている。

「後夜祭の時、お話があるので駐輪場まで来てください!」

まるで唐辛子の様に顔を赤くしてそう告げると、ダッシュでウエイトレス業務へと戻った。

「なんだ、告白の前振りか?」
「光一、バカでブサイクで甲斐性なしの明久に、そんなことある訳ないだろう」
「なんだとこのゴリラ面が!!」
「話し込んでいるところ悪いのじゃが、喫茶店を手伝うぞ? ワシ等の優勝と準優勝のおかげで、客が増えて大変そうじゃ」

喫茶店は確かに大盛況であり、中ではFクラスの面々が忙しそうに右往左往。
秀吉も先程の間にチャイナドレスに着替えており、裾をきわどく翻しながら駆けて行った。

「よし、行くか?」
「やれやれ、面倒臭いな」
「文句言うなよ。代表閣下」

メイン3人は、それぞれの業務を果たすべく、喫茶店へと駈けて行った。



『ただ今の時刻をもって、清涼祭の一般公開は終了しました。各生徒は速やかに撤収作業を行ってください』

「ふぅっ……」
「お、おわった……」
「大変だったけど、楽しかったな……」
「うむっ、じゃが流石に疲れたのう……」
「…………(コクコク)」

放送を聞き、体から力が抜けて行った5人。
メイン格の4人は、特に注目も浴びた為疲れも一際である。

「そう言えば、姫路さんのお父さんはどうしたんだろ?」
「ん? お義父さんが気になるのか?」
「なっ!? べ、別にそう言う訳じゃなくて!」
「後夜祭の後で、話をしに行くと言っておったのう。結論はその時じゃな」

優勝者と準優勝者を出し、観客全てをわかせる接戦を繰り広げた事もあり、喫茶店は大繁盛。
だから大丈夫だろうと思った全員だった。

「じゃ、ウチらは着替えて来るわ」

女性陣が更衣室へ向かおうとした。

「えぇっ、どうして!?」
「どうして、ッて言われても……恥ずかしいからに決まってるでしょ?」
「すいません。すぐ戻りますので」

2人は着替えのため、去って行った。
ちなみに葉月はそのままで帰って行った。

「ふむっ、ならばワシも……」
「させるかっ! せめて秀吉だけは着替えさせない!」
「…………(フルフル)」

2人は秀吉の足にタックルをしていた。

「おいおい、遊んでないで学園長室に行くぞ?」
「学園長室じゃと? もしや、例のあれの清算かの?」
「ああ。喫茶店が忙しくて行けなかったからな、遅くなったが今から行こうと思う」

そう言った雄二に、光一と秀吉、明久は伴う。
それとムッツリーニも、同伴した。

「やれやれ、ワシのこんな姿を見ても、何の足しにもならんじゃろうに……」
「優子よりげふげふっ! ……そこらの女子より、色気があるからじゃないのか?」
「まあ聞かなかった事にしておくが、そういうものかのう?」



そして、学園長室にて。

「失礼しまーす」
「邪魔するぞ」
「いるかババア?」

ノックとあいさつをして、学園長室の扉を開く。

「お主らは……」
「アタシは前に、返事を待つように言った筈だがねえ?」
「あ、学園長。優勝と準優勝の報告に来ました」
「言われなくても分かっているよ。アンタ達に賞状を渡したのは誰だと思ってるんだい?」

お互いさまとは言え、遠慮のない発言である。

「さて、これで問題は解決したな?」
「ああ。感謝するよ、おかげでデモンストレーションも無事終わったからね」

来賓も満足していたと、嬉しそうに言う学園長。

「それで、腕輪は返却した方が良いですか?」
「いや、それは後で良いさね。どうせすぐに不具合は直せないんだ」
「しかし、これからテストが受けづらくなるのう。もし高得点を取って暴走を引き起こしたりなどしたら、それこそおっかないわい」

明久と秀吉が、腕輪を見ながら学園長と話ている。
その傍らで、雄二が疑問符を浮かべている。

「ん? どうした雄二」
「そう言えば、どうしてあいつら俺達がババァと繋がっている事を知っていたんだ?」
「え? ……そうだ! 何であいつら……まさか!?」

「それじゃ学園長。これをゲットするっていう取引は成立しましたので、教室の改修をお願い……」
「待て明久! その話はまずい!」
「え?」

光一と雄二は、それぞれ窓とドアに向け駆け出す。

「…………盗聴の気配」
「やられたか!」

ドアを開け放った雄二が、逃げていく例の常夏コンビを発見。

「あいつら……追うぞ明久、光一!
「ちょっ……どういう事!?」
「常夏コンビが、学園長室を盗聴してやがったんだ!」
「なんだって!?」

先程の会話を聞かれ、それを録音されていたら……それこそ、文月学園は終わり。
その為、ムッツリーニと秀吉、光一と明久と雄二の2組に分かれ、捜索に走る。

「それじゃまずは放送室を抑えるぞ!」
「了解!」


~放送室~

「邪魔するぞ!」
「なっ、何だおまえらは!?」
「ダメだ! ここにいるのはタバコ吸ってるバカだけだし、置いてあるのは密かに学園祭で取引されてたアダルトDVDくらいだ!」
「よし、とりあえずタバコとDVDを押収して、先を急ぐぞ!」
「そうだね! 校則違反だもんね!」
「ど、どろぼう! 泥棒!!」
「ハチの巣になりたいか?」
「どうぞ持ってってください!」



~廊下~

「あれ? アキに坂本、それに久遠? そんなに急いでどうしたのよ?」
「ねえ光一、話が……」
「ごめん美波、木下さん、ちょっと急ぐんでまたあとで!」
「あ、待って! 何か落としたわよ? えーっと、『女子高生緊縛物語』……何コレ?」
「逃げよう光一、雄二! 何だか美波と木下さんを中心に、闘気の渦が見えるんだ!」
「いや、違う! あれは殺意だ、全力で逃げるぞ!!」
「待ちなさい! アンタ達何でこんなものを持っているのよ!!」
「話を聞かせなさい、光一!!」
「「うわぁっ! 追って来たぁ!!」」



~2-A教室~

「あっ、久遠君。もしかしてボクに会いに来てくれたのかな?」
「そうだと言いたいけど。ごめん、先急ぐから」
「そうなの? 残念だなあ、折角久遠君とさっきの召喚獣の様になってみたいって思ったのに」
「え!? そっそれって……」
「雄二、光一、ここにはいないから先を急ごう!」
「待て明久、こっちはこっちで大変な事になっているんだ!」
「そうだぜ! 今はそれよりもだな?」
「何言ってるのさ! それじゃまたね、霧島さんに工藤さん!」
「「待て! 頼むから待ってくれ!!」」



校舎を探しても見つからず、光一、明久、雄二の3人は主に人目のつきにくい所へ。

「マズいな……随分と時間をロスした」
「そうだね。あいつら一体どこに……ん?」
「何かあったのか? ってこれって?」

そこにあったのは、良くテレビに出てきそうな布に包まれた玉。
俗に言う、打ち上げ花火である。

「なんだ、ただの打ち上げ花火じゃないか」
「あれ? 打ち上げのための大砲みたいなのがないけど?」
「おいおい、花火も火薬の塊なんだから、手違いで爆発なんてしゃれにもならないぜ?」
「流石試験校、お金があるね。こんなに大きな打ち上げ花火を用意しているなんて」

大きさから、2尺位ある。

「感心してる場合か!? そろそろ向こうも何か動きだす筈だと……」

Prrrrrrr!

「もしもし? ……っ! 新校舎の屋上!」

光一が双眼鏡と取り出し、新校舎の屋上を見始める。

「やべぇ! あいつら、屋上の放送設備を準備してやがる!!」
「なんだって!?」

現地点から屋上までは、流石に明久たちどころか鉄人でも不可能。

「明久、秀吉達は?」
「部室連だって! そこからじゃ5分はかかるよ!?」
「……だったら!」

光一が腕輪をつけた腕を2人に突きつける。
そして、視線を二尺玉に向けてにやりと笑みを浮かべる。

「そうだな。やっぱりお前も考えたか?」
「だよね。他に方法はないよね?」
「よし、雄二。頼む!」
「ああ……アウェイクン!」
「「サモン!」そして、ユニゾン!」



一方、屋上にて。

「夏川、そっちの準備は大丈夫か?」
「大丈夫だ。へへっ、これが流れりゃ俺達の逆転勝利だな」
「そうだな。これで受験勉強なんかしなくても……おぉぉぉっ!!?」
「なんだよ常村、何をそんなに驚いて……ゲぇッ!? ウソだろぉっ!?」
「とにかく伏せろぉぉっ!!」

ドォーーーン!! パラパラ……

「よし、スピーカー命中を確認!」
「流石は光一! 遠距離射撃は一日の長があるね?」
「続けていくぞ!」

双眼鏡を覗きつつ、明久と雄二が2尺玉を運びライターを導火線に近づける。

『Fクラス 久遠光一(+吉井明久) 数学143点+65点』

そしてその2尺玉を、明久の召喚獣と融合し物質干渉能力を手に入れた光一の召喚獣が担ぎあげる。
没収品のライターで火を付け、そのまま……

「発射!」

召喚獣の投擲により、目標物へ。
それは放送器具に直撃し、向こうの無力化を確認。

「よし、これで向こうは何もできなくなったはずだ!」
「そっか! それじゃ、いい加減ここにいるのも危ないし……」
「そうだな。常夏コンビに一発ブチ込んだら逃げるか?」

悪をやっつけるなら徹底的に。
光一は2人が用意した玉を、召喚獣に担がせる。

「えーっと、少し動きまわってやがるな……よし、それじゃとどめの一撃!」
「貴様等ァッ! 何をやっているかァッ!」」
「うわあっ!」

その声は、自身達の天敵、鉄人のドスの利いた怒鳴り声。
それにより光一は制御を誤り……

ドォーーーンッ!!!

「こ、光一! 学校にぶち当たったぞ!?」
「ああっ! 校舎がゴミの様だっ!?」
「しっ、しまった! 俺とした事が!?」

砲弾は見事なまでに校舎の一角に命中し、もはや部屋の主壁も見当たらない。

「き、君たち! よりにも寄って、教頭室になんて事をしてくれたんだ!!」
「教頭室!? ……ある意味ラッキーか」
「吉井に久遠、坂本ぉっ! 貴様ら、無事に帰る事が出来ると思うなよ!!」

3人にとってお馴染みの怒鳴り声。
それを聞くなり、3人は散り散りに逃げだした。

「逃がすか! 今日は絶対に帰らせん!!」
「違うんですよ先生! 僕等は学園の存続のために!」
「存続だと!? バカを言え! たった今お前らが破壊したばかりだろうが!!」
「これには事情があるんですよ! だからせめて話くらい聞いてください!!」

鉄人が大声を出すからなのだが、射撃や投擲で他の所為にすることなど光一のプライドが許さない。
なので、結局は逃げ回るしか手はなかった。

「恩に着るぞ明久、光一! 鉄人を引きつけてくれるとは!」
「なっ! テメ雄二! こうなったら……誰か助けて! 変態教師が襲ってくる!!」
「ひいいいっ! 服をはがしてどこかに連れ込もうとしてくる!!」
「貴様らはよりにもよって、何という悲鳴を上げるんだ!!」

こうして彼らの学園祭最後の夜は、恐怖と耐久マラソンで飾られる事に。
そして彼らは学園中にその悪名を轟かせ、畏怖と軽蔑を持って挙げられる名となった。


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