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バカテスト、ネタが全然思いつきません。
……以前出してもらったのも、面白い答えが思いつかず断念。

……申し訳ありません。
3年VS2年騒動編
第百六十六問
普通よりも早く、上手く、正確に出来た。
……始まりは、そんなところから。

勉強ではいつも100点で、運動会や体育ではいつもヒーロー。
他にも挙げるとキリが無いが、やる事なす事初めてでも普通以上にこなしてきた。
神童、天才、天賦の申し子……大人たちはこぞって、そう呼んだ。

思い出すのは、賞状を手に喜ぶ両親と……。

「……」

自分が成した事を妬む人間にいじめられ、傷だらけの光一。

最初は光一も、純粋に羨望の視線を向けてくれた。
誰よりも自分にあこがれ、純粋に喜びほめてくれた。

だがいつからだろうか?
そんな弟に対しての感情が……。

「……うっとおしいんだよ、光一」
「どっ……どうして?」
「お前は出来そこないでも、弟だ。だから……消えてなくなってしまえ!」

自分にとって、たまらなく不快な物以外の何物でもなくなったのは。


「ん……?」

ふと、白夜は目を覚ました。
おぼろげに周囲を見回すと、補充テストを受けてる生徒や教科書やノートを開いている生徒。

ふと両手が震え、あの時光一の背に……

「……ちっ」

先ほど見た夢を思い出し、舌打ち。
ゆっくりと起き上がり、ボキボキと身体を鳴らす。

「あっ、代表。起きたの?」
「……顔を洗ってくる」
「大丈夫? 随分と寝ざめ悪そうだけど、何か悪い夢でも……」

ギンッ!

「……なんだ?」
「……(ふるふる)」

白夜に怯える女子生徒を無視して、白夜はタオルを手にAクラス備え付けのトイレに入り、乱暴に顔を洗い、皮膚をはぎとるような勢いで顔をタオルでぬぐい……。

「……捨てた物を振り返るなど、私はまだ甘く、弱く、罪深いか」

白夜はそう言い捨て、タオルを乱暴にポケットに押し込んだ。
自他共に、妥協を認めない……決して。

「さて、そろそろ行くとしよう。その罪は坂本雄二に策の立て方と、代表としての在り方という物を。そしてバカどもには、恐怖を徹底的に教育する」

彼は決して優先順位を間違えず、自分の立場を考え適切な行動をとる。
……早い話が、FFF団とは行動指針が全く正反対なのである。

「……それを、私のよわさの償いとしよう」

これもあくまで、力を尊ぶ身として当然の事だと考えていた。
順位から言って、代表としての責任の次でしかないが。


一方、サバ研部室

「……アタシは反対!」

光一が事の仔細を説明。
……したが、やはり優子は反対姿勢を崩そうとしなかった。

「でもさ……」
「白夜さんとはもう無関係でいればいいじゃない! 大体あと半年で卒業するんだから、それで縁も切れる! 向こうの気が済むなら、負けの1つくらい渡せばいいわ!!」

優子の言い分ももっともだった。
……が、相手は天賦の超人にして文月学園随一の智将だけに、光一に言わせれば甘い。

「そうしたいところだけど、それだけで終わる程事はもう甘くない。この戦争に参加してないってだけでも、十分な理由になるだろうしな」
「……それってもしかして、あのバカ達が光一にこの戦争の責任全部押し付けて、騒動の抑止にならない事を利用されるかもしれないって事?」

光一の言いたい事が理解でき、優子は本気で苦虫を百はかみつぶしたような顔をした。

「まさにその通りだ」

痛む頭を押さえながら、光一はうなづいた。

「兄貴の裏の狙いが俺の予想通りだったら、それくらいは当然狙ってるだろうな。それでなくても、俺を排除するための場を整える要素や理由なんてたっぷりある」
「え? 光一、それってどういう事なの?」
「俺の見立てだと、この戦争の発端であるFFF団による3年カップル襲撃は、兄貴が裏で糸を引いてたって読んでる」
「じゃあ久遠君のお兄さんは、カップルが妬ましくてFクラスの皆を使ったんですか?」
「違う! この戦争の火種を得るために、攻撃させるための餌の準備をしていたかもしれないって事だ」

明久がもう1人いた。
というより、白夜の事を知らない明久という感じである。

「でももし久遠君の言う様に、久遠君のお兄さんの狙いが“2年生の腕輪もちの能力を手に入れるため”だとしても、どうしてこんな大掛かりに?」
「正確には“裏の”な? 元々3年は俺達というか、2年の所為で進学に支障が出てるのは事実だから。兄貴の思惑がなくても、3年とはぶつかる事になってたはずだ。それを利用してる以上、兄貴は代表としての立場と役目を優先させなければならないリスクはあるものの、戦争が大がかりになれば“裏の狙い”は完全に隠せる」
「そっか。戦争だと誰が誰とぶつかってもおかしくないから、光一のお兄さんが誰と戦ったかなんて把握はしきれないよ。増してや、C、Eクラスを1人で殲滅してるし……あれ?」
「おっ、明久も感づいたか? そう、恐らくクラス殲滅にはその狙いもあったはずだ」

それでも実行できるのは認めたくないが、すごいがな。
と、光一は苦々しい顔でそう言い捨てた。

「つまり兄貴の手にかかれば、俺達みたいな核弾頭級の問題児を排除するための場や理由を整える位、造作もないんだよ。それに兄貴は、明久を欲しがってたから……」
「……ううっ、アタシのバカぁっ! どうして覗き騒動で信用してあげられなかったのよ!? というかそれ以前に、どうして光一に告白されたとき素直に受け入れなかったのよぉ……!?」
「今更言っても仕方ないだろ? てか、水に流すって約束だろ」

どうやろうと戦いが避けられない以上は、優子も折れるしかなかった。

「だとしたらどうするのよ? どっちについたってろくな事にならないなら、一体どうしろって言うの!?」
「だから、それを今から説明すんの。まあそのためには、皆の協力が必要になる……が、当然これからやる事は、不特定多数から多大な恨みを買うというリスクはある」
「不特定多数……?」

そこから明久は……。

「んむっ? どうしたのじゃ、明久よ?」
「あの、明久君? どうされました?」
「……………………秀吉、姫路さん。僕はこの敵ばかりの世界の中心で宣言するよ。僕は君たちを愛してると」
「……いきなり何を言っておるのじゃ?」
「とても、嬉しいです……明久君」

世界中の軍隊に取り囲まれた中心で、秀吉と瑞希を抱きしめ愛を叫ぶ
……という、映画みたいで珍妙な場面が展開されていた。

秀吉は呆れつつも頬を赤らめており、瑞希はその突発的な告白に酔っていた。

「おい明久、脳内に敵だらけの世界の中心で2人に愛を叫ぶ場面を展開してないで、とっとと現実に戻ってこい!」
「……吉井君の思考展開にも驚きだけど、それを理解出来たあんたも驚きね。アンタ実はエスパーじゃないの?」
「俺がエスパー? バカ言え、そんな能力あったらもっと楽な人生送れただろ。いじめっ子から逃げたり、優子の風呂げふげふっ!! ……いじめっ子を撃退したり、優子のすかーいででででで! ごめんなさいごめんなさい!!」
「ねーねー愛ちゃん、作戦会議どうなったの?」
「あっ……あはは……」

徐々にだが、優子もふだんの調子を取り戻しつつあった。
光一は右関節を取られつつ、今まで感じたどことなくぎこちない態度が軟化している事に……

喜びつつも、複雑だった。


更に一方その頃。

「……こうなったらやむおえん。最終兵器を使う!!」
「最終兵器?」
「そう! これなら勝てる。いかに大神白夜がずば抜けた力を持っているとはいえ、これに生身で勝てたら奴は最早人間じゃない!」
「……負けたらどうするの?」
「なあに、幾ら奴とて無傷で勝てるわけがない……よし、奴らに動きが出次第作戦実行に移す!! 気合入れろ!!」
「「「おぉおおー!!」


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