第21話 カラー
コナン「それで、死因は……?」
高木「死因は胸部を銃で撃たれたことによる出血死。ほぼ即死状態だったようです」
コナン(銃にプログラマー……っなわけねぇよな……)
そうまた奴らの犯行なんかじゃないと嫌な感じがした時、オレの後ろで灰原が青ざめた顔をしていて震えていた。
コナン「どうした、灰原?」
灰原「工藤君、私……組織のにおいがする……」
一気に顔が緊張感と共に引きつる。
コナン「おい、ま、まさか奴らの犯行なんじゃ……」
灰原の緊張感はまだ続く。
灰原「わからないわ……死んだあの人から組織の匂いがする、っていうだけ……。でも、知ってるのよ、あの人を……」
コナン「組織で一緒だったとか?」
灰原は、恐怖に自分の体と感情を支配されそうになるのを必死にこらえていた。
灰原「えぇ、あの人は優秀なプログラマーだったの。そしてそこに組織は目をつけ、私と競わせて新たなる毒薬を作らせようとしたわ。でも……」
コナン「でも……?」
灰原「自分が作らされている薬が、とても恐ろしいものだとわかったのでしょうね。彼は組織の黒い色にまだ染まりきっていなかったから……そして、彼は脱走した。その後、私は彼と開発競争していた薬を完成させた……それがアポトキシン4869よ」
コナン「そして、緒川仁志さんはジンに殺された……でも、まだそうと決まったわけじゃ……」
その瞬間、一転して灰原の顔と口調は険しく、激しくなった。
灰原「あなたまだわからないの!?かつて組織の一員だった彼が殺された……そして彼は私と近い関係にあった……それだけで充分よ、私を誘き出すのは……」
灰原の表情は、より恐怖と不安に染まっていった。夕方、それはまるで奴らのシンボルカラー、黒が゛死゛という鋭利で冷たい刃が灰原を包み込むようだった。
オレは、そんな灰原をなるべく安心させるように言う。
コナン「大丈夫だ、心配すんなって……例え奴らの犯行でそれがオレと灰原を誘き出すためだったとしても、守ってやるからさ。蘭もお前も……」
灰原「工藤君……」
佐藤「あの、コナン君?さっきからなに話してるの?」
高木「いつもの君なら、事件のこととかもっと詳しく聞いてくるのに……」
目暮「そういう我々も、事件とはなんの関係もないただの小学生に事件の概要をもらしてはいるがね……」
高木「あ、はい、すみません……」
佐藤「いつものくせで、つい……」
目暮「まあいい、小学生は早く家に帰りなさい。ほら、君たちも」
光彦「はーい」
歩美「じゃあね、コナン君、灰原さん」
元太「また明日な!!」
歩美と元太、それに光彦は元気よく走っていく。
コナン「さぁ、オレたちもそろそろ帰ろうぜ」
灰原「そうね、まあ、精々元に戻ったら私を守ることね。」
(ははは……相変わらずクールで可愛げがないやつ……)
なかなか前に進まなくてごめんなさい。
でも、今から少しずつ物語の中心に入っていくので、最後までどうか駄文にお付き合いください。
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