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キョーハク少女  作者: ヒロセ
第二章 ホーロウ中年
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ボーイミーツおっさん

「ええー。なんで暑い中俺が秘密基地なんかに行かなきゃいけないの」


 僕と雛ちゃんは、学校からすぐに國人君の部屋にやってきて國人君にお願いしたけれど、一秒も悩むことなく断られてしまった。

 驚くほど早い拒否に僕は呆然としてしまった。

 その理由は暑いから。

 暑いから、秘密基地『なんかに』は行かない。

 國人君にとって秘密基地とはその程度の物だったのだ。


「おいデブ。お前痩せろ。ダイエットだ、山に登れ」


「雛タン怖い……。優大タン、外で遊ぶより俺と一緒に添い寝しながら将来の事でも話し合おうよ」


「……うん……」


「え?! まじで?!」


 國人君の喜ぶ声に、先ほどまで飛ばされていた意識が現実に引き戻される。


「え? あ、ゴメン。聞いてなかった」


「どうした優大。なんか元気無くなったな。汗臭いからか? この部屋が汗臭いから元気無くなっちゃったのか?」


 僕を心配してくれる雛ちゃん。優しいね。


「う、ううん。そんな、臭いは気にならないよ。それに僕は普通だよ? 元気あるよ」


「何言ってんだよ。私は優大の事なら何でも分かる。その私が元気ないって言ってるんだ。お前は元気ない」


「……うん……」


「優大タン。なんなら、俺の胸に飛び込んで来てもいいナリよ」


「……」


「無視されたにゃぁ! 優大タン俺のことが嫌いなの?!」


「……」


「……本格的に無視されています……。悲しいです雛ちゃん。僕を慰めて」


「死ねデブ。……優大、本当にどうしたんだ? あのデブが目障りなのか? 目障りだから元気無くなっちゃったのか?」


「……そんなことは無いけど……。その、僕、もう帰るね……」


「え、ちょっと待ってよ優大タン! もっと楽しいお話しようよ!」


「その、ごめんね。僕用事があるから……」


「優大たぁああああん! 俺を置いて行かないでよぉおおおおん!」


「黙れデブ! ……優大、大丈夫か?」


「うん。何も心配することは無いよ。ただちょっと、用事を思い出しただけだから」


「……そうか。なら仕方ねえな」


 たぶん、雛ちゃんは僕に何も用事がないと気づいている。

 でも仕方がないと僕を送り出してくれる。


「うん」


「何かあったら私に言えよ」


「うん」


「優大たああああああん!」


「うるせえよデブ!」






 家に帰ってきて、部屋のベッドの上に寝転がる。

 國人君も、あの秘密基地のことを大切に思ってくれているのかと思っていた。思い出を大切にしてくれているのだと思っていた。

 全くそんなことは無かった。

 かなりショックだ。

 もしかしたら雛ちゃんも秘密基地の事なんかどうでもいいのかもしれない。思い出なんて、過去の出来事でしかないのかもしれない。あの頃に執着しているのは僕だけなのかもしれない。それは少し、いや、ものすごく悲しい。

 あの頃に帰りたいとは思わないけれど、あの頃はとても素晴らしい時間だったはずだ。

 忘れたくても忘れられない、それどころか年を取るにつれて輝きを増していく時間だったはず。それなのに、國人君にとっては『秘密基地なんか』と言ってしまえるほどに掠れてしまっている。青空の下元気に走り回っていたあの頃。知らない町へ行くこと冒険だったあの頃。道端で見つけた木の棒一つで勇者になれたあの頃。

 パレットに乗っているのは毎日違う色だった。

 心覚えに描き込んだ極彩色の時代を大切にしていきたいと思っているのは僕だけなのか。

 ひょっとしたら僕は過去にとらわれすぎているのかもしれない。

 大人にならなければいけないのかもしれない。

 過去を肩からおろさねばいけない時が来たのかもしれない。

 勇気を出して自分の人生を変えてやろうと思っている僕だけど、そのためには全てを切り捨てなければいけないのかもしれない。

 自分の部屋のベッドの上で目を瞑る。

 あの頃の思い出がよみがえってくる。 夏のベッドの上で、目を瞑るだけで。

 ただそれだけで。

 ……やっぱり、忘れられないよ。忘れたらダメなんだよ。

 あの頃からは色々と変わってしまったけれど、変わることを世界に強要されているのかもしれないけれど、この世に変わらないものなんてないのかもしれないけれど、僕自身も変わろうとしているけれど。

 思い出も、秘密基地も、失ってはいけない大切なものだ。

 目をあけて体を起こす。よし。僕だけでも何とかしよう。

 気合を入れてベッドから飛び降りる。

 よし、行くぞ!

 と、その時机の上から異音が鳴り響いた。


「うわっ! びっくりした!」


 なんてことはない、机の上で僕の携帯電話が唸っているだけだ。誰かからのメールらしい。

 びっくりしたー。

 誰だろうかと携帯を開く。


「あ、雛ちゃんだ」


『お前秘密基地に行ってないよな?』


 今から行こうとしていたよ。でも、とりあえず、返すメールはこんな感じだ。


『部屋にいるよ。どうしたの?』


 きっと、僕が一人で秘密基地へ行ったのではないかと心配してくれているんだ。心配は掛けたくないし、雛ちゃんを危ない目に遭わせるわけにはいかない。一人で行こう。返したメールに嘘は書いてないから、行ったのがばれても怒られないよね。

 メールが返ってきた。


『別になんでもない』


 心配してくれて、本当にうれしい。

 僕だけが秘密基地を大切に思っているのだとしても、僕が秘密基地を取り返すのは僕だけの為じゃないんだ。


「行こう」


 僕は魔王討伐の為に旅立つ勇者の気分で家を出た。

 家の前で見上げた空は、灰色だった。




 そして僕は秘密基地にたどり着いた。正確には秘密基地が見えるところ、だ。

 少し先に見える秘密基地。誰かの足がテントから飛び出ている。顔は見えないけれど、きっと昨日の人だろう。

 どうしよう。怖いよ。

 ここまで来たけれど、どうやって秘密基地を取り返せばいいのだろう。

 力ずくか、話し合いか。

 力では勝てないし、話し合いをするにしてもなんだか怖いし……。

 でも、結局僕が選べる選択肢は話し合いしかないんだよね……。

 だったら、ここでこそこそする必要はない。話し合って早く返してもらおう。


「よし……」


 僕は出来るだけ音をたてないようにゆっくりと秘密基地に近づいた。

 あと三メートルといったところまで近づくことに成功。男の人はまだ僕に気づいていない。この辺りから、声をかけてみよう。


「……ぁ――……」


 ……少し小さすぎたね。もう少し聞こえるように言おう。


「あ、あのー……」


 ピクンとテントから投げ出されている男の人の足が反応した。テントの中でごそごそと動き這い出てくる。


「……」


 また馬を被っていた。


「そ、そ、そ、その……あの……」


「んー? ああ、昨日の少年か」


 狭い視界で僕を捉えるためなのか、妙にぎこちない首の動きを見せる。怖い……。


「なにか用か。おやじ狩りなら他を当たってくれ」


 しっしと犬を払うように手を動かす。


「そ、そんなこと、しません……! その、あの……」


 こ、怖い……。普通に怖い……。

 僕の恐怖が馬の人に伝わってしまったのか、馬の人が両手を挙げて無抵抗をアピールする。


「そう怯えなさんな、と言っても住所不定無職の人間を信用しろとも言えないな。なら何と言おう。そうだ。間をとろう。怯えなくてもいいけど信用はするなよ」


「は、はぁ」


 なんだか悪い人ではなさそうな気がしてきた。馬を被っているけれど。


「それで少年。一体俺に何の用だ。ここは俺が見つけた家だ。渡さないからな」


 そんな! それは違うよ!


「ち、ち、違います! そっ、こは……僕たちの……秘密基地です……!」


 少しだけ、語尾が強くなってしまった。


「ああ、そうだったのか。それは悪い事をした。無断で使って悪かった。この通り、謝るよ」


 と言って、僕の言葉を疑うことも無くあっさりと頭を下げてきた。

 なんだか、少し拍子抜けだ。

 どうやら、この人はものすごく良い人みたいだ。


「それならばこんなお面被って相手するのは失礼か」


 馬のお面に手をかけいとも簡単に脱ぎ去った。顔を隠したがっているものとばかり思っていたけれど。

 馬の下にあった顔は口の周りに無精ヒゲを生やした渋いダンディーな男の人。三十後半から四十前半と言ったところかな。渋いイケメンだ。ワイルドな感じに僕は少し憧れる。

 そのおじさんが馬を持ったまま悲しそうに言った。


「少年。何を隠そうこう見えてこの俺は住む家がないホームレスという奴なんだ」


「は、はぁ」


「少年としては俺のような浮浪者に大切な秘密基地を使わせたくはないだろうが、なにぶん家が無いものでね。ここを追い出されたら干からびて死んじまう。何とかここを使わせてもらうわけにはいかねえかな」


「え、えっと、その、そう言う理由があるのなら、仕方がないと思います」


「ああ、物わかりのいい少年だ。助かる」


 お面に手を突っ込みパカパカと馬の口を動かす男の人。

 そうだ、お面を返してもらわなきゃ。楠さんのだもんね。


「あの、その、そのお面、僕の友達のなんです……。返していただくわけにはいかないでしょうか」


「そうだったんか。なら返す。ほら」


 馬を放り投げ僕に渡してくれた。やっぱりいい人だ。


「ありがとうございます」


「なに、お礼を言われるようなことじゃない。しかし、なんで敬語なんだ? 俺みたいな人間には敬意を払う必要はないだろ」


「え、で、でも、その、年上ですし……」


「年上? 俺がいつ年上って言った?」


「え? あの、見た目で……」


 どこからどう見ても三十は越えている。老けているからとか、そういうのじゃなくて、オーラというか、なんというか……。

 でもおじさんは認めない。


「なんて失礼な。俺も君と同じ中学生かもしれないだろう」


「あの……僕は、高校生です……」


 間違える方も失礼だよ……。


「……。俺も高校生かもしれないだろ」


 間違えたのを無かったことにしたね。


「俺と少年が同級生の可能性はまだ否定できないだろ? それどころか年下の可能性もある。敬語なんて使う必要ねえだろ」


 でも、それを言うのなら年上の可能性もあるのでは……。

 話が長くなりそうなので言わないけれど。

 どうやらこの人は僕に敬語を使って欲しくないらしい。なら使わないで接しよう。

 僕はわかりましたという意味を込めて一度うなずいた。おじさんも満足そうに歯を見せて笑顔を作った。


「にしても少年。少年は高校生だというのにまだ秘密基地で遊んだりしているのか。今は夏休みだろ、もっと高校生夏の遊び方しようぜ」


「あの、僕はここ好きですから」


「敬語止めようぜ」


「あ、はい、じゃなくて、うん」


 なんだか少しぎこちないね……。

 年上の人、それも多分僕の二倍以上も生きている人相手に敬語を使わないなんて僕嫌だなぁ。


「ん?」


 男の人が突然短く声をだし空を見上げた。


「あの、どうかしたんですか? じゃなくて、どうかしたの……?」


 やっぱり嫌だなぁ。でもいつか慣れるよね。


「雨が降ってきたな」


「え?」


 天を仰ぐ男の人を真似て僕も空を見上げる。

 緑色の傘を抜けて僕の顔に何粒か当たる。


「少年。立ち話もなんだ。家の中に入ろうぜ」


 そう言って、おじさんが秘密テントの中に戻って行った。

 まるで自分の家のように言っているけれど、そこは僕たちの秘密基地なんだからね……。




 狭いテントに僕とおじさんが肩を寄せ合って入っている。僕は体育座りをして、おじさんは寝ころがって。

 狭いよ。

 雨はまだ降っているかどうか分からない程度のもの。走って帰れば濡れないで済むかもしれないけれど、おじさんがテントに招いてくれたのでそれを無視するわけにはいかなかった。


「なかなか居心地の悪いテントだな」


 なら出て行ってくれてもいいのだけれど……。


「俺ならソファを置くね」


「そんなスペース無いよ……」


 僕は小柄だけどおじさんはそうでもないので、二人でテントの中はいっぱいだ。僕は入り口ギリギリにいるので、雨が本格的に降りだしたら多分濡れてしまうね、きっと。

 見ず知らずのおじさんと秘密基地で過ごす時間。とても居心地が悪い。

 いい人だとは思うけれど、まだ少しだけ怖い。この人のことは何も知らないのだから。

 でもそれ以上に無言がつらい。お互いの事をまだ何も知らないので話すことが無い。気まずいよ。


「……雨の匂いがする」


 だから、何となく今感じたことをそのまま言葉にして発してみた。

 すると、おじさんがそれに反応してくれた。


「ああそうだな。何の匂いか知ってるか?」


「えっと、昔誰かに聞いた気がしま…………する。確か、アスファルトの匂いだって」


「いや違うよ」


 すぐに否定された。


「え? なら、何の匂い?」


 驚き聞いてみる。


「これはジオスミンの匂いさ。まあ、カビの匂い。雨の匂いでもアスファルトの匂いでもなくカビの匂い。そう考えたら臭くてたまんねえな」


 か、カビ……。


「……僕、何気にショックを受けてるよ……。アスファルトの匂いって聞いたときもそれなりの衝撃を受けたけど、今はそれ以上の衝撃だよ……」


 カビなんだ……。


「雨の匂いだと思っていた物がアスファルトの匂いだって教えられて、アスファルトの匂いだと思って感心していたら今度はカビの匂いだと真実を教えられて……。こうやって成長していくのかな……」


 真実を知って成長していくんだね。


「まだいいじゃねえか。昔の人間は虹の匂いだって思ってたんだからな。虹の匂いだと思っていたのに実はカビだと知らされるよりはまだ少年はマシだっただろ」


「そうだね。昔の人は虹の匂いだと思っていたんだ……。でもそれが実はカビ……。色々と謎が解明されるのってすごいね」


「すごくなんかねえよ」


「え?」


 すごくないのかな。色々なものが解明されていくのは凄いことだと思ったのに。


「さっき少年が成長していくのかなとか言ってたけど、『知ること』は本当に成長なのか?」


「えっと……? その、よく分からない……かも……」


 成長じゃないのかな。


「子供の時に感じ取れていた物が大人になったら見えなくなっちまうってことさ。心の退化って言ってもいいんじゃねえのか?」


 大人になったら見えなくなるものがあるんだ。それは一体なんだろうと、首をかしげている僕におじさんが教えてくれた。


「暑い夏が異常に楽しいこととか、夕立が無駄に楽しいこととか、大人になったら分からなくなるもんさ。暑いことはただ単に不快になるだけと知って、夕立は突然濡れてしまうだけの迷惑なものだと知る。どっちも鬱陶しいものに変わっちまったよ。それを成長と言ってもいいのかどうか分かんねえけど、できることなら俺は子供のままでいたかったなぁ」


 ……大人になったら、楽しみが減っていくんだ……。

 今の僕はまだ暑い夏が楽しみだし、大雨も少しだけわくわくする。まだ大人になれていないのだろう。僕もこの感覚をなくしたいとは思わない。でも大きくなるにつれてわからなくなっていくのかな。


「トンボを素手で捕まえられなくなったのがショックでかかったな。昔は結構簡単に素手で捕れてたはずなのに。体が大きくなっちまってトンボに警戒されるようになったのかぁ?」


「と、トンボは、僕素手で捕まえたことないや。おじさん凄いんだね」


「誰がおじさんだ誰が。俺が高校生だという可能性はまだあるだろうが。おじさんいうな」


「え、で、でも、ならなんて呼んだら」


「名前で呼べばいいだろ。俺の名前は馬太郎。馬山馬太郎さ」


 絶対に嘘だ。

 でも、証拠もなく疑うのはダメだよね……。とりあえず、馬山さんという認識で行こう。

 自己紹介をされたのだから、僕も自己紹介をしなくちゃね。


「あの、僕の名前は――」


 自己紹介をしようとしたところを馬山さんに止められた。


「いやいや、こんな浮浪者に名乗ることは無いだろ。少年は少年でいいさ」


「で、でも……」


「良いのさ。別に仲良くなろうってんじゃないんだ。呼び方なんざどうでもいい」


 そうだけど……。

 でも、いいや。そう言うのなら言う通りにしよう。


「う、うん。なら、僕は少年で、馬山さんは馬山さん」


「そう言うこった。じゃあ少年、お互いの呼び方も決まったところで、空見てみろよ」


「え?」


 空?

 僕は顔を出して空を見上げてみた。


「あ、少し晴れてる」


「雨が降りだす前に帰んな。こんなところでおっさんと二人で雨宿りなんて青春ゲージがガンガン下がっていくぜ。……誰がおっさんだ誰が!」


「じ、自分で言ったんだよ?!」


「おっと、そうだったな。んじゃそう言うわけで、また降りだす前に帰っちまいな」


「うん」


 僕は秘密テントを出た。

 おじさんが後を追うように顔を出してくる。


「じゃあそう言うわけで、しばらくここ借りるから。追い出さないでくれよ」


「うん、分かった」


 一応みんなにも説明しておかなくちゃね。ここにいるのは変質者じゃなくて馬山さんだって。


「じゃあ達者で」


「うん。さようなら」


 僕は一礼してテントに背を向けた。けど、馬山さんがすぐに引き止めてきた。


「あー少年」


「?」


 僕は振り返って顔だけ向ける。

 馬山さんは苦笑いを浮かべていた。


「あんまり俺みたいな人間に心を許すなよ。損するぜ」


「え、でも馬山さんいい人だし……」


「演じているかもしれねえだろ。とにかく、疑うことを覚えた方が今後の人生役に立つぜ」


 そう言って、テントの中に顔を引っ込めた。


「……?」


 でも、いい人だよね、馬山さん。

 疑うなんて難しいよ。

 ……馬山馬太郎っていう名前は、本名ではないよねって疑っているけど……。

 僕は一度首をかしげて、山を下りた。

 僕が家についてからすぐに雨が降りだした。危機一髪だったね。




 八月一日。

 僕は馬山さんと知り合いになった。

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