エピローグ
この話を信じるか、信じないかは、呼んでいるものに任せよう。例え嘘だと思っても、人の一生は、無駄にしないで欲しい。かけがえのないこの一瞬一瞬を、大切に生きて欲しいと思う。流れた時間は、もう戻らない。過ぎ去った時代も、もう戻らないのだ。戻そうとするものが、現れない限り。
今この世に、疑問を持ってら、動く事が大切だ。それは、変わらない真実だという事を、覚えていて欲しい。時に、人の時代の波に流される事があるだろう。時に、独り置いてけぼりにされる事も在るだろう。だが、それに逆らう事だけが、いい事ではない。何者かの支配にされている、そう思った時に動くのだ。無駄に動けば、戦争が起こる。無駄に逆らえば、反逆者扱いをされる。
この話は、ただ運が良かっただけの話かもしれない。それでも、その時を必死に生き抜いた人の気持ちに偽りはない。嘘だ、出鱈目だと非難されても構わない。自分だって、信じられなかったのだから。
人が動く時、時代も変わろうとする。それが、偉大な働きでなくても、そうなのかもしれない。周りの変化も、時代の変化といっていいだろう。まず初めは、大きくなくていいのだ。小さな事の積み重ねでいい。いろいろと考えてから動く事も大切だが、時には無鉄砲でもいいのかもしれない。ぶつかった壁に、倒れる事無く進める決意があるのなら。助け起こしてくれる、大切な存在が傍にあるのなら。
そう、例えるなら、この物語の主人公のように。真っすぐであり続ける心を持てたら、先へ進め。自分だけの世界を、切り開け。そして止まるな、自分が死ぬその瞬間まで。真っすぐに、綺麗な心で在れ。そしたらきっと、自然と道は切り開けているだろう。
さあ、進め!自分の道に。止まる事は許されない。自分の道へ―――。 |