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イシスの記憶

作者:葛城 炯
 私はイシス。
「いよいよ来たね。無人の荒野のコスモゲートに」
 彼女の声がブリッジに響く。
 宇宙移民船であるこの船が辿り着いたのは辺境の星、エデン1521。
 無線機には星からの歓迎のメッセージがうるさいほどに届いていた。
『コレからどうするのでしたでしょうか?』
 私は彼女に解りきっていることを尋ねた。
 彼女は首を傾げてスクリーンを指差した。
「決まってんだろ? この無人の星系に残されているあの壊れたコスモゲートを直すんだよ」
 スクリーンに映っているのはこの星系に設置されたコスモゲート。
 完成間近ながらも作業の手が足りずに放置されたままのモノだ。
「近くの超新星爆発で壊滅したとは言え、一時はハブ・ゲートとして賑わった星系のゲートだよ。ちっとやそっとじゃ壊れ切っちゃいないさ。さ、作業ロボット達に旅をさせよう。準備は済んでるね?」
 彼女の笑顔はまるで新しい玩具を貰った子供のようだ。
『ええ。準備は済んでいます。では』
 私は自分の分身と言っても過言ではない作業ロボット達を放出した。
 作業ロボット達は自身のロケットスラスターを操作してゲートへと向かう。
 作業ロボットからの報告がスクリーンに映し出される。
(全機、飛行開始)
(全機、推力に異常なし)
(目標、コスモゲート到着2,608,246秒後)
 スクリーンの横に秒を換算した数値が表示される。30日4時間30分16秒と。
「さて? 到着するのは半年後か。アタシはイチゴの様子でも見てくるよ」
『その後は如何されるのですか?』
 彼女はブリッジのドアを操作しながら振り返った。微笑んで。
「決まってんだろ? アタシの本業は植物学者だ。ポテト達のご機嫌でも伺ってレポート書いたら……」
 彼女は欠伸を1つ。
「……ミツバチの様子を確認してから寝させて貰うよ。なんてったってアタシには時間が余っているし植物たちもミツバチたちも自分のペースを守っているからね。人間であるアタシのペースになんか無視だからさ」
『……では、御自身は御自身のペースで仕事をさせて貰う。……でしたか?』
「そ。アンタも自分のペースで仕事をやんな。作業ロボット達もね。じゃ、半年後に」
 彼女は背伸びをしてから軽く手を上げ、私に挨拶してプラント・ブロックへと戻っていった。


 32日後。
「辿り着いたかい? 半年の旅は無事に済んだのかい?」
 スクリーンを覗き込む彼女の姿は何処か心配げた。
『気になりますか? 先程の様子では修理完了までここには来られないかと推測していましたが』
「嫌味を言いなさんな。コレでも心配性なんだよ。で? 作業ロボット達は全員無事なんだろうね?」
『ええ。約半数は予定どおり到着し、既に修理を開始しています。残りは途中でスラスター制御に異常が発生……』
「え? まさか彷徨っているんじゃないよね? 迷子になってないよね?」
 私はくすりと笑う仕草をした。
「なんだい? 笑ってないで教えておくれ」
『はい。解りました。軌道修正が遅れた分、到着が遅れているだけです。残りも約10日以内には到着します』
 スクリーンには全機が到着し、作業開始されていることと、未完成部分がこの星系の報告よりも多いことが表示されていた。
 そして完成は予定よりも遅れ、14日後になることが示されていた。
 彼女はスクリーンを確認し呟いた。
「ふぅん。損壊率は約9%か。思ったよりも壊れちゃいないね」
『ええ。やはり予想したとおり、ほぼ無傷でしたね』
 私は以前の彼女の言葉を思い出していた。

「いいかい? コスモゲートってのは馬鹿でかい宇宙船を遙か彼方まで放り出すための装置なんだよ。空間歪みに耐えられるように剛構造。そして自らのエネルギー放射に耐えられるように電磁シールドは宇宙戦艦の数倍は頑丈さ。星系が崩壊していてもゲートは残っている可能性は高い。しかも無傷でね」
 この時の彼女の自信満々の顔は……いまでは演技だったと判断している。
 そしてその演技で騙していた観客は私だけではなく彼女自身も対象だったはずだ。

『ところで無傷とは損壊率で5%までが範囲なのでしょうか? そして「ほぼ無傷」とは10%までと判断しまし、使用しましたが合致していますか?』
 彼女は少し紅潮させた顔で私を軽く睨み、視線をスクリーンに向けた。
「ふん。そんな嫌味を言うようになったなんて。イシスも成長したもんだ」
『ええ。教える方が優秀なモノですから』
「ふふ。誉めてもなんにも出ないよ。それで修理完了は……表示されているとおり約90日後なのかい?」
『いえ。表示は現在、到着している作業ロボットだけでの計算結果です。残りの作業ロボットが到着すれば……推定では60日後になります』
 彼女は安心したようで満足げに頷いた。
「このゲートが使えるようになれば最低でも10年は行程を短縮できるからね。無駄を承知で回り道した甲斐があったね」
『全壊でしたら……5年は無駄になりましたね』
 彼女はムキになって言い返す。
「いいじゃないかっ。こうしてほぼ無傷だったんだから。人生にはバクチも必要なんだよっ」
『確認ですが私にもバクチが必要ですか?』
「そ。だけどアンタは賭け事禁止」
 私は首を傾げて尋ねた。
『その理由は?』
「アンタにはバクチの才能が無さそうだ。だからバクチはアタシが判断する」
『そうですか? 数値判断は私の方が得意ですが? もちろん危険性の判断も』
「だけどアンタはケースAとケースBの危険性が同値だった場合には惑うだろ?」
『私の分析能力と数値解析能力からすればそのような事態が発生する可能性は約10億分の1程度です。言葉に変換すれば「有り得ない」で宜しいのではないかと推定されますが如何でしょう?』
 彼女は言葉につまったようで、私からスクリーンへと視線を流した。
「ふんっ。そんなに成長が早いんじゃ、もう教えることはないかもね」
『いえいえ。過日には「まだまだ向こう30年は生徒だからね」と宣言されていましたし私もその判断は適切だと推定しています』
「その数値は訂正する」
 私は小首を傾げて彼女の言葉を待った。
「向こう28年は私の生徒だ。とね」
 私は人間が使う表現のうち「魔女がクシャミをした」程度の空白時間を空けてから訊いた。
『それでは生徒ではなくなる状況、つまりは卒業となる時間に然程の差異はありませんが?』
 彼女は大きく息を吐いた。
「はぁ、アンタの演算結果と記憶力にはいつも感心してしまうよ」
 私は笑ってしまう。
『それが私の得意分野ですから』
 彼女は笑って私の方を振り向いた。
「ふふふ。んじゃ、ココは任せたよ。アタシは自分の得意分野であるポテト達のご機嫌伺いに戻るから。耐寒性ポテトの機嫌が麗しくないんだよ。もう少し、面倒見て上げないとね。じゃ、次は30日後ね。途中経過を聞かせておくれ」
 そして彼女はブリッジを去っていった。


 15日後。星系に到着してから47日後。
「修理は済んだって本当かい? まだココに来てから7ヶ月しか経っていないよ? 予定より1ヶ月も早いじゃないか」
『ええ。修理完了まで60日と推定しましたが30日で充分でした』
 スクリーンには予想外の未完成部分があり、完成まではまだ2日ほどかかることが示されている。
『それで……直ぐに空間跳躍しますか?』
 彼女は大袈裟に驚いた顔を造る。
「何言ってんだい? テストしなきゃダメだろう? センサーを付けたのを跳ばして予定の性能が発揮しているかどうかを試すんだよ」
 スクリーンには現時点で確認できる動作テストのリストが列記されている。
 私は順次行うように指示を出す。
「いいかい? テストは重要なんだよ? ぶっつけ本番はやっちやいけない。余程のことがない限りはね」
 作業ロボットからは動作確認テストの結果が返信される。幾つか異常値があるが完成部分については概ね問題はないようだ。
「ほら。歪空間発生装置の……ナンバー91が異常値を返している」
 特に重要な歪空間発生装置に異常はない。ならば予定どおりに完成を終えることだけはできると推定する。
「んー。ま、10日ほど修理に費やせば大丈夫だろ?」
『ええ。ところでテスト試体を跳躍させる距離は?』
「そりゃこの船の跳躍距離で充分さ。超次元通信で確認できる程度」
『つまりテスト試体に搭載できる通信機の性能、特に出力に比例するということですね』
 彼女は私の肩をぽんと叩いた。
「解ってきたじゃないか? 相棒」
 私は言葉の意味を検索し、表情に悩んだ。
『相棒とは? 私は生徒だったはずですが?』
 彼女はしたり顔で笑った。
「生徒から昇格。ま、後で生徒に戻すかも知れないけど?」
『不可解ですね』
「そ、人間なんてそんなモンだよ」
 彼女の姿がぶれる。

「で? どうだった?」
『ゲートの出力5%でこの船の跳躍距離の10倍の距離への跳躍を確認しました』
「ひゃあっ! やっぱゲートってのは凄いね。それなら大幅に短縮できそうだ。でも……」
 彼女は驚き、そして喜び、その後で不安な顔になった。
「跳ばしたのは作業ロボットかい? 拾いに行かないといけないね」
『大丈夫です』
「なんで?」
『ゲートを修理中に空間跳躍装置の予備を発見。作業ロボットの1体にバッテリーと共に装着。自分で跳躍して戻って来られます。跳躍距離は装置の出力に比例し、跳躍する質量に逆比例します。従ってテスト試体に使用した作業ロボットの跳躍能力はこの船の1000倍となりますから。そして戻ってくる座標は……』
「この船の近く?」
『いえ。空間跳躍装置はゲート用の歪空間発生装置そのものです。小型宇宙船並みの大きさですから近距離には跳躍させません。危険が過大です』
「じゃ何処だい?」
 私は表情を造る。得意顔のデータを再生して。
『この船とゲートの中間地点です。ゲート使用時、つまりゲートへの移動時に回収できます』
 彼女は私の肩をまた叩いた。強めに。
「やるねっ」
 私は訊いた。
『相棒として充分ですか?』
 彼女は満面の笑みだ。
「いや。参謀として認めて上げよう」
 参謀という言葉の意味は判っている。
 だが、私は未だにこの時の発言の意味を推定しかねている。
『どういう意味ですか?』
「後で教えて上げるよ。じゃ、後は任せた。跳躍する時は教えとくれ」
 そして彼女はブリッジを去っていった。

 3日後。星系に到着してから50日後。
 コスモゲートは完成した。テストも完了。
 エデン1521が建設中だったコスモゲートは彼ら達の現在の産業、生産レベルでは建設自体が無謀だ。それでも彼らは自分達が載ってきた船を分解し建造していたのだが……やはりそれ自体が無謀と分析すべきだろう。
 私達の協力がなければ完成には……約1000年以上が必要と推定される。
 造り方が解っていても部品が製造できるレベルにはエデン1521は文明が到達していない。
 それでも彼らは造った。移民船を分解してまで。
 船を分解したのはもうこの星系に根付くと決心したからだろう。そして避難手段を放棄してまでも造りたかったのは望郷の情念からだろう。
 矛盾した決心。
 私達が彼らの大気の底からのか細い通信を偶然にキャッチしなければ彼らは……どうなっていたのだろうか?
 往還機の燃料を使い果たし、作業ロボット達も長年の使用で壊れてしまったというのに。
 1000年以上の間、この星で生存していくだけには不必要なコトを目指して文明と技術を高めていたのだろうか。
 それでも現実に目覚めてゲートの完成を諦めていたのだろうか。
 あるいは……超新星爆発で破壊されたエデン1349の代わりに発展しつつあるエデン1117のような幸運を待ち続けたのだろうか。

 この星は辺境。目立つ資源もない。
 酔狂な誰か、つまり不可解な人間のほぼ無意味な行動を誰かが創意しない限り、この星系に訪問する船はない。
 ゲートが完成しても使用するのは彼らだけだ。
 しかし、彼らにはゲートを使い跳躍する船自体がない。
 つまりは無用の長物だ。
 いや。

「更なる辺境を目指す私達が使用する」
 彼女の真摯な横顔が眩しく感じられる。
『ええ。無人の星系でもゲートの存在意義は在りましたね』
「そうさ。だからココに寄り道したんだ。この無人の星系にね」
 スクリーンを見つめる彼女の瞳は……何を見つめていたのだろうか?
「アンタの推定も大したものだ。12もあったコスモゲートのうち1個はガス惑星の影に隠れて影響が少ない可能性がある。確かにそうだったね」
『それを計算しろと誰かがうるさかったモノですから』
 彼女は笑う。
「嫌味を言えるようになれ。なんて指示した憶えはないけどね?」
『嫌味ってのはこういう風に言うんだよ。と教えて戴きましたから? 先生?』
「あーあ。優秀な生徒ってのはつまらないね」
『確認したいのですが、私は生徒でしょうか? 相棒でしょうか? 参謀なのでしょうか?』
「全部だよ」
『それは不可解です』
 彼女は背伸びをした。楽しそうに。
「いいから。そのうち解るさ」
 だが「そのうち」という時間座標が訪れることはない。
「じゃ、コスモゲートが完成したことを銀河中央政府のバカどもに送信。修理したアタシ達が権利として最初に使わせて貰う。ってね」
『既に準備は整っています。送信はゲート通過の6時間前でセットしています』
「ん。さあ。作業ロボット達を回収しながらゲートへと目指そうかっ!」

 ゲートへの移動を開始した時の彼女の表情は複雑だった。
 星系の様子をスクリーンで確認し、そして悲しみ、そしてゲートを見て感情を振り切ろうとしているように見える。
 悲しみの中の希望。そんな表情だった。
「アタシ達は……」
 私は黙って彼女の次の言葉を待っていた。
「人類は何を目指しているんだろうね。こんな風に幾多の星系とのダイレクトコスモゲートを設けて栄華を誇っていた星系が、この星系に超新星爆発のビームジェットが向いていたという有り得ないほどの小さな偶然に星系ごと一瞬で滅亡。それでも銀河中央政府は辺境の星々まで植民しようとしている。しかも汎用の移民専用船を造り植民星まで延々100年もかけて移動させてまで……ひょっとして」
 彼女は聡明だ。
 聡明だった。
 彼女の知識と経験が私が知らない、知りうることのない何かを感知していたのかも知れない。
 今となっては……彼女が何を考えていたのかを知り得ることはない。

 無線機からはエデン1521からの感謝のメッセージがスピーカーを壊さんばかりに溢れている。
 彼女に教わった美辞麗句を並べたメッセージを返し、私達はゲートへと進んだ。

 彼女は壊滅した星、エデン1349の映像をスクリーンに映して悲しげに眺めていた。
『何かありますか?』
 彼女の行動が理解できなかった私は彼女に尋ねた。
「ふん。無人の星になったって……超新星爆発の御陰で大気が無くなったって、いつかは元に戻るさ。この星系の母星が爆発して宇宙を彷徨っても……いずれは何処かの星間ガスから生まれる新しい星の周りを廻れる幸運に恵まれたら……あの星にも生命が溢れるさ。きっと」
 スクリーンを見つめる彼女の瞳から涙が零れる。
 私は私の思考回路に一番先に浮かんだ疑問を彼女に発した。
『随分と長生きされるんですね。その過程を全て観察するには概ね1000億年ほどが必要と推定しますが?』
 彼女は得意そうに笑った。
「当然だろ? 人間の魂は不滅なのさ!」
 この時、私はどんな表情をしたのだろうか?
 顔の表情アクチュエーターの動作状況は記録している。
 そして再現することもできる。
 しかし、それが人間にとってなんと表現すべき表情なのかは……私には理解不能だ。
「なんだい! アンタもそんな顔をするようになっんだね?」
『どんな顔ですか?』
「ははは。後で教えて上げるよ」
 そして彼女は動作を開始したコスモゲートを見つめた。
 虹色に輝き始めた巨大なゲートを。
 この船よりも巨大な戦艦や鉱石運搬船も易々と通れる巨大なコスモゲートの中が虹色に輝いている。
「さあっ! 新たなる航海を始めようじゃないかっ!」
 記憶ではその言葉は「航海」と推定している。
 しかし今、私は「後悔」なのではないかと推察している。
 彼女は皮肉屋だった。
 特に自分自身に対して皮肉に分類される言葉をよく使っていた。
 今は……私にとって「懐かしい」と表現すべき記憶。
『コスモゲート。動作開始』
 完成したゲートは小さい。
 この船、カルネアデス1729−31415926535にとってはギリギリに近い大きさしかない。
 それでも私はヘマをしない。
 私が彼女に約束できることはそれだけだからだ。

 船は無事にゲートを通過し、超次元空間を進み始めた。
「ふふふ。最初にこの光景を見た時は……お伽話の主人公になった気分だったよ」
『それはどんなお伽話ですか?』
「内緒。でも……」
 彼女は眼を細めて呟いた。
「アタシのママもそう言っていたよ。まるで虹の架け橋を渡って居るみたいでしょ? ってね」
 そう言って彼女は目を伏せ……暫くそのまま黙っていた。
 そして徐ろに元気な声を出した。
「さあっ! この空間を通り過ぎるまでアタシはなんにもすることがないっ! ということで寝させて貰うよっ!」
 彼女はブリッジのドアを開けて微笑んだ。
「後は任せたよ。相棒っ」
 私はこの時の彼女の笑顔が……

 一番好きだ。

「それから……娘のコトも宜しくっ!」
 この時、彼女は少しだけ寂しそうに笑っていた。
 そして何故に急に娘さんのコトを言及したのか。
 私には不可解だ。

 彼女には予知能力があったとしか分析することしかできない。
 何度分析しても不可解という結論しか導かれない。

 そして私は記憶を再生するのを止めた。

 船は無事に進んでいる。
 私は、私の分身であるインフォメーション用アンドロイドを移動させた。
 ブリッジから冷凍睡眠ルームブロックを通り、エマージェンシールームブロックへと。
 エマージェンシールームAでは彼女の娘が冷凍睡眠している。
 異常はない。
 そして隣のルームBへと移動し、凍結カプセルの中で眠る彼女の横にアンドロイドを、つまり私を座らせる。
『無事に航海しています。先のエデン1349のコスモゲートで20年を短縮。そして今回のエデン1521のゲートで5年ほど短縮できます。つまり全行程は75年となりました。目的地エデン8281までは後50年ほどです』

 誰も私の音声を聞くモノはいない。
 生きている人間達は全て冷凍睡眠中。
 そして彼女は凍結カプセルの中で……永遠の眠りについている。

 私はイシス。
 この船、カルネアデス1729−31415926535を統括制御するコンピューター。

 ある植物学者の記憶と共に旅をしている。
 ただの機械。

 この作の原案は「カルネアデスに花束を」になります。
 空想科学祭2009 参加作品

 空想科学祭2009参加作品


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