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少女と時の時計
作:葵カザミ



二時 住人との御対面


〜春視点〜


ここ椿荘に住むことになった次の日の朝、日の光が眩しい、天気は晴天、今日はいい事ありそう。
そんな予感がする朝、さっさと布団を畳み、私服に着替える。
ちなみに服は椿君が何日か前に、住人さんに貰った物だそうです。
女物の服ですが、何故椿君に?謎な住人さんが居るみたい、どんな人だろう?
改めて考えると椿君、男なんだけど、どっちかって言うと女みたいな感じがする、女装とかすごく似合いそう。
あっ、もしかしたら住人さんも、そう考えてたかも。
それよりも、私ここに来て1日目でキャラ変わってるかも、前はもっと暗かったような・・・・・・、まあ、朝食を食べに行くか。





「やあ、おはよう安藤さん。」
「あっ、椿君おはよう。」

二十人位が入れる食堂、その真ん中にちょっと大き目のテーブル、その上には、焼き魚、味噌汁、ご飯と和風の食事が五つ、どうやら食事当番は椿君のようね。
そして、それを作っている椿君、普通の朝食、普通の挨拶、何年振りだろう?

【ガチャ】
「おはようございます、あら、お客さん?」

扉を開けて入ってきたのは、どっかのお嬢様みたいな人だった。
私と同じ色と長さの髪、紅い眼、なんか語尾に「わ」とかつけそうな感じの人だ。

「違いますよ、新しい住人です。」
「はい、安藤春です。」
藤波 沙紀ふじなみ さきよ。よろしくね。」

凄く綺麗で良い人だ、もう直感レベルで判断。
なんか沙紀さん、少し震えてるんですけど・・・・・・・・。

「もう・・・・我慢しなくて良いよね。」
「いいよ、ここの住人には秘密を守ってもらうからね。」
「じゃあ遠慮なく。」

そう言って私に飛び掛ってきた。

「ええぇぇーーーーー!!」

見事に抱き付かれました。
はい、それはもう、痛いです、折れそうです、肋骨とか背骨とか。

「あ、あの、沙紀さん、苦しいです。」
「ん、あっ、わりぃ、それとさん付けは要らないよ、春ちゃん。」

お嬢様のイメージが崩れました、それはもう即効で。

「えーと、じゃあ沙紀ちゃん?」
「うん、いいよ。」

沙紀ちゃん、初めのイメージと全然違うよ、腰に手を当てて笑う姿はもう、お嬢様よりお姉さんだよ。
さっきより若干緩い力で抱きつかれる、椿君に、微笑しながら眺めてないで助けて!!っとテレパシーを送ってみるも着信拒否、・・・・・・・誰でもいいから助けて。

【ガチャ】
「おはよう、ん?客か?」
「違う、沙紀が猫を被っていない、新しい住人か関係者か。」

入ってきたのは、背の高い男と背の低い少年?
男のほうは金髪、黒の瞳、ピアス等のアクセサリーをしていて若干不良?な人。
少年?のほうは黒髪、緑の瞳、顔立ちが幼くて華奢な体つきのクール?な人。
これを凸凹コンビって言うのかな、ちなみに今いる五人の背の順は、男>椿君=沙紀ちゃん>私>少年?の順、男は少年?と並ぶと結構高めに見えるが、椿君や沙紀ちゃんと並ぶと若干高めと言った感じ。

「新しくここに住む事になりました、安藤春です、よろしく。」
「ああ、よろしく俺国崎 相馬くにさき そうま。」
影崎 唯かげざき ゆい。」
「なあなあ、春ちゃん料理ってできるん?」
「えっ、えーと、で、できない。」
「そない、落ち込むなって、俺が教えたる【バキ!】ぐは。」

唯という少年?のアッパーが相馬さんの顎を射抜く。

「会って早々に人を口説くな。」
「なんや唯、嫉妬か?めずらしいなー唯が嫉妬かー、他の人にも教え「死ぬか?」ごめんなさい、調子に乗ってました。」

唯という少年?が側に置いてあった刀を掴んで殺気混じりに呟き脅すと、すぐさま謝る相馬さん、ええーと何とかしないと。

「ゆ、唯君、落ち着いて、相馬さん謝ってるから。」

そう言うと唯君が私を見て、うっすらと笑った。

「見えるのか?男に、ボクが。」
「え!?う、うん。」
「はは、そうか、誤解が無い様に言っておくが、ボクは女だ。」
「えぇぇぇぇぇーーーー」

あまりの音量のでかさに相馬さんが耳をふさぐ。

「声大きいわ、うるさいし。」
「え、あ、ご、ごめん。」
「・・・・・・そんな事より、管理人、当番どないすんねん。」
「あっ、ほんとだね、決め直さないと。」

そっか、掃除とかは当番制か・・・・・・ちょっとまって。

「管理人って誰?」
「「「こいつ。」」」
「はい、僕です。」

なんだ椿君か・・・・・・って。

「えぇぇぇぇぇぇーーーーーー」

本日二回目の驚きです。


下手かもしれませんがよろしくお願いします。
人物が三人出たわけですが。
紹介は次回という事で。













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