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チートな俺と歌姫な俺と 作者:真幸

◆◇ 第一章 -オーディション- ◇◆

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2-12 <前半戦終了。だがそれは後編>


 前半戦終了です。

 テルプを両手で抱えたままユキは溶岩の海を翔けた。ズッシリ重力が加算されるも、軽い彼女は腕の中でバウンドし慌ててガッシリと抱えた。
 安否を確認するためにテルプを見るとちょうど目が合い二人は慌てて目を逸らした。

 それにしてもなんか熱い………―――熱っ!!

「ちょっ、ちょっとぉ!!HP、HPィッ!!!!」

 テルプに言われてユキはさっきまで表示されていた【耐熱】の文字が消えていることに気づき急いで溶岩しぶきをあげ近場の岩場に飛び乗った。
 気づいたときにはユキのHPは残り二割に、腕の中にいる少女は先ほど浴びせた氷魔法初級技【氷の礫(アイスストーン)】の攻撃により六割になっていた。

 しかしなぜこの少女はあの貼り付けられた状態から脱出できたのだろうか?
 お互いHPゲージが減っている状況なので少女を下ろしユキは回復剤を一気に飲み干しフラスコ状のビンを溶岩の海に投げ捨てた。
 訝しげな表情を浮かべているとテルプは驚き、目を吊り上げた。

「もしかしてわからなかったのぉ!?馬鹿なのぉ!?死ぬのぉ!?」
「うっ、うるさいなぁ………助かったんだからいいだろぉ………」
「はぁ~~?もしかしたらマグマに入ってたっていうわけぇ?信じられないんだけど」

 ユキとしては何度も聞いた【凍結】効果が切れた音を聞いて、もしやと手を伸ばしたのが功を奏しただけなのだ。
 正直なところなぜ【凍結】が切れただけで彼女を貼り付けた物が壊れたのかよくわかってない。
 そんな彼の疑問を感じとったのか勝ち誇った顔で少女は自慢げに話しだした。

「知ってる?氷って密閉された状況で凍ると周囲の物質を押し出して破壊したりするんだよ?」

 寒冷地の水道管破裂の原理と一緒なのだろう。【凍結】は対象を凍らすのみだと知っている。ならば彼女を貼り付ける岩や土をその拍子で壊すことなど【凍結】ならば容易なのだろう。
 しかし【凍結】は発生確率が低い―――通常の【凍結】率は二十パーセン。(ユキの装備エンチャントプラス激運で体感九十パーセント。)―――というのが常識だ。だからさっきの初級魔法一発で【凍結】するなんて普通考えないだろう。
 さらにテルプは彼の思考を読んで言葉を続けた。

「だってアンタ、あの【絶氷】なんでしょ?なら【凍結】くらい簡単にしてくれると思ったけど、まさか【氷属性耐性】付けてるこの装備に初級魔法で四割削られわ、一発で【凍結】させられるとは思ってもみなかったわ」

 前者に関しては謝らざるをえなかった。ユキが装備するレジェンド級装備『氷覇王竜・逆震』のエンチャント【氷属性ダメージ倍】の影響でまさか彼女のHPを四割も削るとは………。
 エンチャントのことを思い出し、ユキは急いで武器をアイテムストレージにあるもう一本の武器と交換する。現状ある無属性大剣の中で最高性能を誇る武器、『覇王竜・森羅』に変えた。
 テルプ自身その武器を知っているようでその武器を見た瞬間にまた口を開けた。

「ちょ、ちょっとぉ!!何武器変えてるのぉ!?アンタ【絶氷】なんだからさっきの武器で―――」
「さっき試したんだけど、今のあいつ【氷属性無効】だ。氷属性の武器も効かなきゃ魔法もスキルも効かない」

 すかさず炎王竜に視線を向ける。雄叫びをあげ、こちらを牽制していた。にしても硬そうな鱗だ。これで【物理無効】なんてついてた日にはすでに打つ手なしだ。
 面食らったテルプに視線を戻し、ユキはもう一度口を開く。

「もう一度突っ込む。テルプはここで後方支援で援護してくれ。あと【耐熱の舞曲(フレイム・ボレロ)】も頼む」

 テルプは頷き、ユキはもう何度目かの【耐熱の舞曲(フレイム・ボレロ)】のBGMを聞きながら再度溶岩の海へと身を投げ出した。
 突貫してる最中、炎王竜が自慢の尻尾を右に大きく振りかぶるのを見た。それはさっきの弾き飛ばしと同種の技ではあるが明らかに遅い。まるで力を溜めているようにゆっくりで脅威すら感じる。それは案の定、猛スピードで彼目掛けて放たれる。避けれないと直感した彼は左に大剣の腹を当て、苦しくもそれをなんとか受けるも両手全身に衝撃が電流のように流れる。

「もう一度来るよぉ!!」

 今のがもう一回くる。そうテルプが言うのを聞いて嫌な汗が穴という穴から噴出すのを感じた。
 さっきよりも一層防御の体勢を取り身構える。またさっきの電流が体中に流れた。これでは埒があかない。すぐさま武器を構えなおし炎王竜に向けて走り出した。
 またさっきの尻尾振り回し攻撃をしようと溜めている。その前に一撃を入れてしまおうと試みた。
 大きく上段で振りかぶり、炎王竜の腹目掛けて斬りつける。

 ガキョォーーーン!!という金属ともいえない硬い何かに弾く音が鳴り響き、崩れた体勢のまま溜めていた尻尾がユキに直撃し、その竜と比べると小さな体を盛大に吹き飛ばした。
 いくらなんでも硬すぎる。いちおう弾かれつつも【物理無効】ではないと確認することができたが、【氷属性無効】に【物理耐性】。どう考えても彼、【絶氷】に対して天敵といえる。これが普通のクエストとして存在していたらまず間違いなしに無視するだろう。それほど彼、ユキには苦手意識を意識せざるおえない敵であった。

 『炎王竜-モトグニル-』。

 氷に相対する炎属性の王と称するに値すると、起き上がりつつ憮然に盛大な舌打ちを送った。
 どうする。俺はコイツに勝てるのか?
 ユキの安否を確認するためかテルプがこちらに近づいてきているのが見える。その後ろから追い討ちとばかりに大きく口を開ける竜の姿が―――。

「―――危ないっ!!!!」

 猛スピードでテルプを庇い炎王竜に背を向ける。直後、背後からまるで熱せられた鉄板を押し付けられたような感覚がユキを襲った。
 焼けるような痛みもさることながら、それ以上に彼を苦しめたのはトッププレイヤーとしてこの場にいる無力感であった。

「あ゛あ゛あ゛あああああああああああ――――――――――――っ!!!!!!」

 口から出る言葉は痛みよりも非力な自分への苦痛の言葉だった。




 お前はトッププレイヤーじゃなかったのか?―――否、ただ非力な氷魔法剣士。

 お前は【絶氷】の通り名を持つプレイヤーじゃなかったのか?―――否、【氷属性無効】に対して無力な一プレイヤー。

 お前は強いのではないのか?―――否、ただ運がいいだけで装備以外屑でどうしようもない非力で無力な男。




 あふれ出す蟠りと衝動に駆られ―――ユキは―――非力な彼は―――ただ―――無残に―――その場に―――倒れる―――しか―――なかった―――。

「だめだ―――。俺には無理だ―――。」

 漏らす音はそんな言葉だった。わかっていたはずだ。自分には"才能"がないことを、ただ運がいい程度の自分ではこんな世界で"最強"を語れないことを自分では理解していたはずだ。自分一人は何もできないし、かといって助けてくれる人もいないのもわかっている。この場にシュウもいなければクオリアも、シャルナも、ラファさえもいない。誰もいないのだ。
 自分は無力だと再確認して曇天の心をさらに曇らせた。

「しっかりしなさいよぉ!!このダイコンがあああぁあぁぁぁあああああぁぁぁぁぁ――――――――ッ!!!!!」

 グーで殴られた。
 しかも華麗なるアッパーカットだ。抱きかかえる形になっていたので綺麗にユキの顎に吸われるように決まった。
 彼女のステータス事情、弓を操るStr極振りというのあってかユキの体は盛大に空を舞った。
 上半身から倒れるように溶岩の海に倒れ口の中に泥のような熱湯が入り込むのを感じ急いで起き上がった。
 ジャリジャリとした食感を口から全て吐き出すようにッペッペ!!としているとさらに胸倉を掴まれ彼女はユキを立ち上がらせた。

「何ふさぎ込んでるわけぇ?馬鹿なのぉ?」
「しょうがないだろぉ!!!!俺にはアイツを倒す算段がない!!負けたんだよ俺達!!!!」

 もう一発ユキの顔面目掛けてテルプはその豪腕を唸らせる。
 こいつ―――見た目以上にモンク系だと悟った。

「アンタが勝てないとワタシは負けるのぉ!!わかる?ワタシは主役なの。ワタシが"負けたら"このイベントは終了するのよ?わかる?」
「―――いまいち意味が………」
「と・に・か・く!!!!まだ負けたわけじゃないの!!まだこの二次予選が開始して三十分も経ってないわ。まだ通過できる」
「確かに時間はあるが………でも」
「でももヘチマもピーマンもない!!!!まだ時間があるんだから考えるわよ―――危ないッ!!」

 次は人蹴りで彼を吹き飛ばし、襲い来る火球から彼を助け、もとい吹き飛ばした。
 なんという無茶苦茶なお姫様なのだろうか。ユキはクスリと笑い、彼のにやけた顔に何も言えずにただテルプは呆れた。
 伸ばされた手を取り、ユキは起き上がりテルプと同時にかの竜に視線を向けた。

「とりあえず避けながら現状確認しよう」
「やっとやる気を出してくれたようねぇ………この借りはでかいわよ」
「―――さ、先に敵の形状から」
「む、まぁ。いいわ―――【氷属性無効】と【物理耐性】だっけ?」

 あまりAgiを振っていないようなのでユキは彼女の手を掴んで迂回するようにその竜の周りを駆けた。

「そうだね。それに対抗できる手段は俺にはない。テルプには?」
「ワタシもないわ。スキル構成だけど『弓』『氷魔法の心得』『軽量防具』『歌』『MP回復率上昇』『根性』だもの」

 『氷魔法の心得』を入れている時点で上位の狩場を想定したスキル構成ということがわかる。悲惨なことに氷魔法使いが二人とは………。

「む。言っとくけどワタシの性じゃないんだからねッ!!」
「誰もそんなこと言ってないだろぉ!!」

 また尻尾攻撃が彼等を襲うのでジャンプでなんとかやり過ごした。その拍子にユキは彼女を抱えるため抱き上げた。それは俗にいうお姫様だっこになり、嫌にテルプは反応した。

「ちょ、ちょ、ちょッ!!!!何よこれ!!」
「しょうがないだろ!!あんまりAgi振ってないみたいだからこーした方が安全―――」
「おろせぇ!!このダイコン役者がぁ―――顔近いってぇ!!」

 などとそんなことしてる場合ではないのにテルプは一生懸命にユキの顔を押しのけようとする。

「危ない、危ないってぇ!!」

 テルプの頭上に火球が通過したことでその行為は止めてくれた。
 観念したテルプは一層に顔を赤くした後、むくれながら口を閉じた。

「もう個人的には歌スキルにかかってるんだけど―――」
「何もないわよ」
「そんな即答するなよ!!きっとあるはずだよ?打開するスキルが」
「そんなこと言われても状態異常付与と支援効果付与くらいなものだもの―――あれ?なんか新しいスキル覚えてるエレメンタル・ユニゾン?ゴミね」
「ちょっと待て。俺にも効果教えてくれ」

 直訳して『元素の斉唱』。一人で歌う独唱スキルだったはずのスキルにユニゾン(斉唱)が存在するのか?
 めんどくさそうにテルプは呆けた後、スキル欄にあるスキル説明を読んで聞かせた。

「はぁ?―――【属性の斉唱(エレメンタル・ユニゾン)】対象者とユニゾンすることによって、スキル使用者と対象者の属性値を合わせた数値を周囲に拡散する―――としか書かれてないけど」

 確かに一番大事な"拡散した"あとが気になる。

「音符は?」
「アンタ読めるの?大丈夫?」
「大丈夫大丈夫」

 これでもいちおうはオーディション参加者なんだぞ。という言葉を飲み込み、スキル説明にある音符をユキは見た。

「どうなるかわからないが試してみる価値はある」

 片手で武器をもとの『氷覇王竜・逆震』に戻し、使用があまりしたことがないスキル。氷魔法支援技『氷属性付与(アイスエンチャント)』をスキル欄を見ながら詠唱し二人の武器に付与させた。
 念のため氷属性を最大まであげてみる。この状態でスキルを使うとどうなるのかを試す。

「行くわよぉ!!」

 テルプが先に口を開く、一節歌いきるとそこを復唱するようにユキもそれに続けた。
 お互い目で合図するなりもう一度二人でその一節を歌った。
 すると

 BGMが、SEが、音が消えた。

 さっきまで聞こえていた洞窟にあるような反響音を消し、グツグツと煮えた溶岩の音も消えた。

 無音。

 まるで真っ暗闇の中にいるような静寂が襲った。
 その無音の中で一つの合図が聞こえた。

 ブレスだ。

 横にいるテルプが目をつぶって歌を奏でる。歌詞がないものなので「ラ」という言葉のみで綴られたその歌はその真っ暗な静寂に綺麗に響き渡らせた。
 ペシとテルプはユキにチョップをかますと「アンタも歌いなさいよ」と目で言われた。
 少しこそばゆく、彼女に続けてユキも「ラ」でユニゾンする。
 複数のパートを複数の人数で奏でるコーラスとは違い音をブーストするように彼女の声を彼の声が後ろから後押しした。
 何度か復唱すると後を追うように演奏がその空間に反響しだした。

 まるでプラネタリウムのような煌びやかな幻想音を奏でる。
 ふとした拍子で二人は目が合うとテルプの目は大きく見開き何か彼に対して驚きを見せていた。ユキは何をそんなに驚いているのだろうかと一考すると一つのトラウマが蘇った。

 反響して聞こえる二人のそれはまるでガールズグループのそれと大差なかった。しかも綺麗にコーラスエフェクトも入れているようでハーモニクスがすごく震えていたのを理解した。
 ユキはまたやってしまった―――と絶望に浸るように口を閉じた瞬間それは起きた。
 真っ暗な視界は音を取り戻したように元に戻り、二人は元の溶岩で溢れる洞窟に戻った。

 いつの間にか頭上に大きな水色の球が浮いていた。その大きさは目の前にしている炎王竜にためをはる大きさだった。
 球は弾けるように拡散するとマップ全域を凍らせるようにして二人を中心にあたり一面を氷の世界へと変える。
 溶岩は凍りつき、『B-2』と表記された洞窟はまるで冷凍庫のような雪国を形成した。

「すご―――」

 テルプを凍った溶岩の上に下し、自分も凍った足元から足を引きずりだす。
 芯まで凍ったらしく、立っていても割れる心配を感じられかった。

「見て」

 テルプが指指す方を見ると炎王竜が凍っていた。
 【氷属性無効】がある炎王竜は絶対凍らないはずだ。なのにまるで今までそのように存在していたかのように氷の彫刻としてそこに存在していた。

「倒したの?」
「いや、まだだ」

 ユキは大剣を背から取り出し、カツカツと凍った溶岩を鳴らして近づいた。
 ピクリと氷の彫刻が動き出す。ユキは一層強く柄を握り締め構えると、ガラス塊の破砕音が当たり一面に鳴り響いた。
 それを合図にするようにしてユキは炎王竜目掛けて翔ける。
 凍ったからなのか、歌スキルを使ったからか、さっきまで覆われた岩のような硬い皮膚は剥がされ、さらに一番最初に印象付けさせた赤い鱗も温度を失って柔らかそうな赤茶色を見せた。

 ―――これなら。

 一撃で終わらせれると意気込み、自分が誇る最高の技をもって沈めるべく右手を勢いよく振りかぶる。氷魔法剣最上級技【夢幻の雪月花(ファンタズム・ヘルヘイム)】を左手で氷魔法最上級技【光り輝く氷嵐(ダイアモンド・テンペスト)】を放つ。自分で命名したオリジナル技、

 ―――絶氷、無限の氷乱斬嵐(インフィニティ・ニヴルヘイム)

 魔法の多段ヒットがヒットする度に炎王竜は仰け反り、右手の十六連撃を数度に渡り放ち【凍結】する。最初のときよりも効果がすごい伝わる。まさかと思うが―――弱点化している?

 【光り輝く氷嵐(ダイアモンド・テンペスト)】が最後のヒットと同時に最後の十六連撃が終了する。
 ユキは確信を持ってその一太刀を振ると同時にその蒼々とした大剣を背に納めた。

 柄から手を離すと同時に前屈みに倒れる大きな氷柱。それを背に崩れた氷柱は氷塊として軽快な音を立ててその場で崩れ去った。

「な、なにかっこつけてんのよぉ!!」

 まるで照れ隠しかのようにテルプはパチーンとユキの後頭部を叩いた。
 なんというか変な意地をはったお姫様が一転して腕白な少女のそれと印象が変わる。
 ユキは頬をかき、テルプが出した手をハイタッチの要領でパーンと叩くのであった。


 ◆◇◆◇


「―――そう。一位と二位が決まったのね」
「ちょっとクオリアァ!!真面目にやりなさいよぉ!!」

 さっきからしきりに念話をしては彼女はやる気なさげに魔法で火球を牽制していた。
 歌で支援だけしているラファとしてはそんな彼女の様子に苛立ちすら覚える。

「お待たせしました~~~それじゃ―――終わらせます」

 ニコッリと笑みのあと何をしたのかわからなかった。ただ合掌する乾いた音が何度か聞こえ、気づいたときにはクオリアは振り向いてこちらを向いて。

「お疲れ様ですぅ~~」
「………」

 と被った猫を振りまいて笑っていた。

 疲れた。ようやく前半戦終了です。
 アドバイザーIさんに色々と相談してると次やる2章の話でもりあがってる最中、今やってる1章がなかなか終わらず変な蟠りがモヤモヤっとしてるどうも僕です。
 次回から後半戦を予定しています。早い話アリス編ですね。
 こっちは視点がアリスのみになると思いますので今回の話よりも早くなるかと思います。
 そして終わったらコメディー回に全力で頑張ろうと思ってる所存です。今月中には1章終わらせることを目標に頑張っていきたいと思います。




 それでは感想、質問、評価等ありましたらお返事いたしますのでお願いしいたします。
 
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